75:今後の動き
いつも皆さんからの誤字報告と感想をいただきまして本当にありがとうございます。
実は等々ブックマーク数が8000件を超えました。嬉しい限りです。
拙作ですが、皆さんが今日までこうして読んでくれていると思うと本当に嬉しいです。ありがとうございます。
皆さんからの感想を頂くことがとても嬉しく思っており、『感想が書かれました』の表示を見ると毎回ワクワクしております。
実は一時期、感想の辛口コメントを読ませていただき、心が折れかけていた時期がありました。しかし、それでも続けられたのは、皆さんからの『面白い』『頑張ってください』などの感想があったからこそでした。
万人受けはしませんが、好き、面白いと言ってくれる皆さんに支えられて今日まで書いてこれました。本当にありがとうございます。
これからもそんな皆さんに恩返しと、私の描きたい物を書いていくために頑張っていきますので応援よろしくお願いします。
では本編をどうぞ
「ガハハ!!お前は本当に面白いやつだな!!」
バシバシと背中を叩いてくるガンテツさん。病み上がりというのも変な話だけどもうちょっと加減してくれない?
「いやいやガンテツのおっさん。これ面白いで済ませていい話じゃないんだけど」
「うわっぁ!!この情報絶対初出だよ!!!」
「押さえ込むじゃなくて受け入れる・・・・か・・・」
そんな一同とともに、ギルドを後に、現在ガンテツさんの工房へと向かっている。前の修行中に折ってしまった新人の剣。
あれを再び打ち直してもらおうと思ったわけだ。時間にしては一週間も経っていないが、あれはあれで愛着がある。基礎修行には丁度いい重量感なんだ。
装備中は破損してしまったが、完全破壊された訳ではないらしく、鍛冶屋で直してもらうことは可能らしいのだ。
武器:剣『新人の剣(破損)』
攻撃力+0
戦いの中、壊れてしまった旅立ちの際に持っている剣。このままでは使うことはできず、ただの鉄くずである。
諦めていた節はあったのだが、物は試しとガンテツさんに見せてみると『直せないことはない』との話である。ありがとうございます。そういう訳で直してもらおうというわけだ。
「あ!リアル剣聖!元気になったか!!また一緒に修行頑張ろうな!」
「すげぇ!!あれがリアル剣聖の兄ちゃんなのか!!」
「すごい!!武器四つも装備してる!!」
「あれも剣聖の特権ってやつなんだな!!僕たちも頑張らないと!!」
街を歩くといるわいるわ。人が多い。しかも皆俺を見て色々話している。中には嫉妬とかそう言った感情が混じった話も聴こえてくるけど。
特殊サブクエストに名前が挙がったことで知名度が上がり一躍有名人になってしまった訳か。
「なんつーか・・・・変な気分だ」
「でも変な輩に絡まれるよりはいいんじゃない?」
リークの言うとおりだ。確かに変な輩に絡まれるよりはよっぽどいい。いちいち反応が大げさすぎるのはちょっとどうかと思うけど。
そんなこんなで歩くこと数分。ガンテツさんの工房に着くと、店先でガランさんが出迎えてくれた。ガランさんも心配してくれていたらしく俺の姿を見ると『お祝いだ!もらっておくれ!』と毒消しを始めとするアイテムを幾つか貰った。
「さて坊主。お前の剣を打ち直すわけだが、ちと相談だ」
「相談?」
「おう。さっきお前さんに見せてもらった『真化』っつったか?あれは持ち主にふさわしい形に変わるんだよな?」
「あぁ、オレが知る限りだけど」
剣聖物語で真化できる妖刀は5本。一応全て集めて真化させたから多分間違いない。
「なら打ち直すその剣。今度はそれを素材に刀を打ちたいんだが、どうだ?」
「こいつをか?」
確かにそういう意味ではこの剣はいいかもしれない。最初からずっと持っていてたまに使っている物だし、俺に馴染ませる武器として作るならこれほど向いている物もないと思う。
「わかった。それで頼むよ。ただ、この剣で作るのは刀じゃなくて剣のままにしてくれ。可能なら重量と剣身は同じくらいにして欲しい」
「わかった。それくらいなら任せろ。また出来たら知らせるから気長に待ってろ」
剣を受け取るとガンテツさんは工房の方へと消えていった。
「全くあの人はホントに・・・・すまないねアンタ達。あの人があんな顔するようになったのは嬉しい限りなんだけど、ちょっと話してバイバイはひどいと思っただろ?」
呆れつつも嬉しそうにそう話すガランさん。なんだかんだ言いつつ剣を作るガンテツさんが好きなんだと伝わってくる。
「いえいえ、お願いしているのは俺の方ですからお構いなく。それじゃぁまた来ます」
「今度来るときはアップルパイでも焼いておくから食べておいきよ」
「ありがとうございます」
次来る時の楽しみが増えた。どんなアップルパイが出てくるのか楽しみだ。
工房を後にした俺たちだが、さて、どうしたものか。
忍者ゴブリンの話はまだ誰にもしてないから情報は出回っていない。流すのは簡単だがあそこまで戦って、もう勝てるというところまで行ったのだ。負ける可能性もあったけど。
そんな時に横槍を何者かに入れられたわけだから正直悔しいしムカつく。
同じ所に行けば会える可能性はあるが、向こうだってこちらを警戒するはずだ。そう簡単に出てくるとは思えない。となるとまた地味にエンカウントを祈りながら色々やるしかないか。
「何考えてるか当てたげよっか?」
「わかってるけどねー」
お前たち二人には全部筒抜けだってわかってるから、いまさら驚かねーよ。
「次の街までの道にいるボスでも倒しに行く?」
「えぇ・・あのクラゲモドキと戦うのー?」
「嫌なら来なくていいわよメス猫」
「はいはい・・・行きますよ。ゴリラはいいとして、アールもそれでいい?」
「俺の意見は聞きすらしないのかよ」
そう言えばこのエリアにもボスモンスターはいるのか。ずっとカニとかアザラシとかばっかり戦っていたからもうエリアボスのことすっかり忘れていた。
「それで行くか。ギンはどうする?付いてくるか?」
「次の修行は明日じゃしの。帰還の為の道具も持っておる。師匠と友人方が良いなら是非お供させて欲しいのじゃ」
決まりだな。
そういう訳で海岸エリアのボスを倒すため、俺たち一同はボスが居るエリアまで向かっているわけだ。
「おっと」
『ギギギ』
『真刀:戯』の力を試すため、道中の敵は基本俺が受け持つことになった。武器としての攻撃力は他と比べるとかなり小さいが、他の武器を装備していることで俺のステータスとしての攻撃力の数値が乗っており、大体一撃で倒せてしまう。
それはまぁいいとして、やはり軽い。刀を振る時の力が少なくてもある程度速さが出るので抜刀がとてもしやすい。刃の反り具合も動きを阻害しない程度に入っており、俺との相性はかなりいい。
「『鏡雀』」
やはり抜刀術といえば刀が一番様になる。鞘に収めた時の金属音。これが最高だ。剣での金属音も好きなのだが、やっぱり刀の納刀の際の音が好きだ。
かっこいいだろ?お?ヒトデ発見。
「こいつにはこの前お世話になったからな」
抜いた刀でヒトデの中央をサクっと一刺し。そのまま持ち上げて見ると、刃を引き抜こうとして必死にもがいている。
だが上に向けて持ち上げたため、もがけばもがく程刃は深く突き刺さていく。ヒトデはそのまま息を引き取った。
――――『オーシャンシザー』2匹撃破しました
――――『海鳴ヒトデ』24匹を撃破しました。
――――素材:海鳴塩×14、海鳴獣の核×2を入手
――――1379Dを入手
――――レベルアップ!アールLv27になりました。
――――『UtS:師範代Lv1』及び従者ギンの『UtS:師範代LvMax』『UtS:継承者Lv2』の効果が発動。パーティーメンバーがスキル習得のためのポイントを獲得
リーク 月光流Lv1 4/150 天匠流Lv1 10/150 桜華戦流 1/150
レイレイ 月光流Lv1 7/150 天匠流Lv1 9/150 桜華戦流 1/150
俺はマー坊 月光流Lv1 2/150 天匠流Lv1 4/150 桜華戦流 1/150
ついにリークの獲得ポイントが二桁になった。更にギンが一緒にいることで獲得ポイントも増えているようで上がり方が多い。今後の修行も含めればすぐに未熟は取れるかも知れない。
「ねぇアール?ヒトデに恨みでもあるの?」
「どうしたレイレイ?別にそんなつもりはなかったが?」
「いやでも・・・地中にいる奴まで掘り返したり、串刺しにしてるからさ?」
そう言えばそんなこともしてるな。また踵刺されたら嫌だったし。刀が砂の結構深くまで差し込めたから見つけ次第全部倒してたらこうなっただけだ。
「別に怒ってないぞ?ただちょっと思う事があるだけだ」
「そ・・・そう?ならいいけど・・・・・」
「アール以外ちょっと集合」
マー坊の呼び掛けで俺以外の五人が集まり何やらこそこそ話しだした。ちょっと?本人の前でそんなことしないで。淋しいでしょうに。
少しすると打ち合わせが終わったようで顔を上げた。
「よしアール!次のボス戦全力で暴れていいぞ」
「はい?」
無自覚です。何がと言いませんけど。
マー坊は気づいてます。同性の幼馴染ですから。




