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49:VSウェルネスシール、初の支援行動

仲間を殺され怒り狂うアザラシリーダー『ウェルネスシール』との戦闘が始まる。




「アール!!お前今回支援で頼む!!多分試し打ちで見た限りお前のが一番強い!!あとなんかあれば後衛の援護任せる!!」



「任された!!支援どうなっても後で文句言うなよマー坊!!」



「先手必勝だよ!!喰らいなさい!!」



レイレイが先行し手に持っていたボール型のアイテムをウェイネスシール目掛けて投げつける。



体を転がしてそれを回避するウェイネスシールだが、投げたボール目掛けてレイレイの投げナイフが突き刺さり破裂する。中身は何かの粉末のようで、その場に散布し地面に落ちていく。



「ハリアちゃんアタシと来て!!」



「はい!!」



粉末に触れたと思われるウェイネスシールは突如目の色を変え、ハリアを連れたレイレイ一人に視線を集中させ、攻撃を開始した。そこに介入するようにマー坊が戦闘を開始する。



「前衛二人は俺とこい!!死にたくなかったら死に物狂いでついてこい!!」



「分かりました!!」



「俺の実力見せてやる!!」



シルトとランジがあとを追うように攻撃を開始した。どうやらさっきの粉末は敵のヘイトを集中させる効果があるようだ。



他五人が攻撃をするが、時折反撃するだけで視線は常にレイレイ一人へ向けられている。



「リリカは支援系のスキル持ってる?」



「はい・・・・回復と・・・ステータス低下があります・・・・・魔法使い・・です」



「ならこれ飲んで、アールもはい」



「何これ?」



「支援系の効果をフィールドの味方全体にできるアイテム。効果時間は15分。それまでに三人でバフとデバフ盛るよ」



「・・・・はい・・!!」



「了解」



受け取ったポーションをぐいっと飲む。味は・・・飲みやすい青汁と言った所だろうか。とにかくグビグビ飲み干すと、体の内側から湧き上がる何かが俺の体を駆け巡る。この感覚が続く限りは効果は持続してるってことか。わかりやすくていい。



「私はあのアザラシをやる。リリカもアザラシ狙いでやって」



「はい・・・!!」



リークは無詠唱で次々とデバフを盛っていくだろう。リリカも同じようにデバフとのことだ。俺はバフメインだから丁度いいといえばちょうどいい。



「『星読み』開始。星よ。我らの下へ集え」



ジョブ専用スキルの発動にはいくつかのパターンが存在する。



1つ。体の動きに合わせてスキルが発動するもの。これは近接攻撃系のスキルが大半である。動きの説明はスキル説明を選択すると見ることができる。



2つ。詠唱によるスキル発動。魔術や魔法、呪文などは決められた詠唱を口にすることで発動する。詠唱についてはスキル説明を選択すると見ることができる。



3つ。スキル名を口にすることで発動するもの。上の二つのスキルを簡略化したものでMP消費が大きいものの即座に発動が可能。また、スキルの熟練度を上げると消費MPは徐々に緩和され、最終的には破棄してもしなくても消費は変わらなくなるという。



自動発動するスキルもあるが、これが一般的なジョブの発動方法。ASも似たようなもので動きや口に出して言うことで発動するのもが多いという。



もう一度言おう。これが一般的なジョブの発動条件だ。誰でも知っているハズの条件だ。知らなかった奴挙手・・・・・はい。



畜生。全部自動発動じゃなかったのか・・・・魔術系統はまぁわかるとして。ヘルプを見たらバッチリ書いてあったし。スキル説明にもよく見たら書いてあった。それを知ったマー坊にまた笑われたけどこればっかりは仕方がないので流してやる。けどいつか覚えてろよ・・・・!!!



他にも細かく言うといろいろあるがこのくらいでとりあえず良い。



そしてだ。エクストラジョブ。星読み人のスキルは三つの部類の中では3番目に当たる。スキル説明を見ても詠唱は存在せず、ただ効果のみ記載されていた。そういうことならあとは場の流れでやれる。



エクストラジョブ『星読み人』のスキル『星読み』



このスキルを使わなければ星読み人の専用スキルは使用できない。思いを空に伝えるように、願いを込めて星を呼ぶイメージでスキル名を口にする。付け足した詠唱もどきは場のノリだ。



発動した『星読み』は昼間だったはずの空を、流れ星の見える夜へとその色を変化させた。それは幻想のように美しく光り輝く大銀河。その銀河の中心に来たような風景に戦闘中でなかったら目を奪われそうになる。



銀河の中でキラキラ流れる数多くの流れ星。そのうちの二つが水色と緑の光とともに俺の頭上へと舞い降りた。二つの星は光輝き光を浴びた俺を含め時代人の体に宿る。





――――EXジョブ『星読み人』のスキル『星読み』発動

――――アイテム『広域秘薬』の効果でフィールド全ての時代人に効果適応

――――素早さ上昇・HP上限上昇

――――『星読み人』の専用スキル『流星』『洛星』『彗星』発動可能(1回)




おぉ!?すげぇなんだこれ!?

動いていないが体が一気に軽くなったぞ。本来無いはずのエクストラモードにて感じるステータス変化による感覚。フワフワするというのが一番しっくりくる。さらに体の底から膨れ上がる元気がある。これが素早さとHP上昇の恩恵か。



同じ効果を受けたみんなを見れば先程よりも動きにキレが増している。目に見えるほど効果が得られるのはかなりでかい。



「『バッドミスト』『スネークハイド』『コブラポイズン』『デビルスモーク』」



「闇の吐息にその身を焦がせ『シャドウブレス』」



対するアザラシには毒々しい蛇の幻影と黒い息がまとわりつき吸い込まれていく。吸い込まれる事にアザラシの動きに乱れが現れ始め、前衛で戦う五人の攻撃がさらに直撃していく。



「『彗星』の加護を我らに」



大銀河の中、強く光を放ちながら翔けるひとつのほうき星。大きな尾から地上へ向けて降り注ぐ光を俺たちは浴び、体へと取り込まれていく。





――――EXジョブ『星読み人』のスキル『彗星』発動

――――アイテム『広域秘薬』の効果でフィールド全ての時代人に効果適応

――――『特殊状態:全反撃(フルカウンター)』1回付与

――――『星読み人』の専用スキル『流星』『洛星』『彗星』発動可能回数(0回)





「『星読み』開始。星よ、我が元に集え」





――――EXジョブ『星読み人』のスキル『星読み』発動

――――アイテム『広域秘薬』の効果でフィールド全ての時代人に効果適応

――――MP上限上昇・攻撃力上昇

――――『星読み人』の専用スキル『流星』『洛星』『彗星』発動可能回数(1回)




今度は先ほどと違い赤い星とオレンジ色の星が俺たちのもとへとやってきた。そして光を吸収した俺たちのステータスはさらに変化し力を増していく。



そんでもって星読み人のスキルのことがよくわかった。星読みを使用して他の『〇星』系のスキルを発動可能にしさらに強化を入れていくスキルってことだ。それが分かれば話は早い。



「『星読み』開始。星よ、我が元へ集え」



数を増やして一気に特殊状態を付与していく。これが一番でかいと思われる。現れたのは青と紫の星。再び光を取り込むとステータスが変化する。





――――EXジョブ『星読み人』のスキル『星読み』発動

――――アイテム『広域秘薬』の効果でフィールド全ての時代人に効果適応

――――防御力上昇・魔力上昇

――――『星読み人』の専用スキル『流星』『洛星』『彗星』発動可能回数(2回)



ビンゴ。あたりだ。使うごとに発動可能数はストックされていく上に、バフは重複せずすべて適応され続ける。バッファーとしては最高のジョブなのではないか?星読み人。



「『星読み』開始。星よ我が元へ集え」





――――EXジョブ『星読み人』のスキル『星読み』発動

――――アイテム『広域秘薬』の効果でフィールド全ての時代人に効果適応

――――攻撃力上昇・幸運上昇

――――『星読み人』の専用スキル『流星』『洛星』『彗星』発動可能回数(3回)












戦闘開始から今までであらかた星読み人の戦い方は理解できた。星読みを使用してわかったことだが、こちらに来る星の色によって上昇するステータスは違うのは間違いないようだ。



赤:攻撃力

青:防御力

紫:魔力

黄色:命中率

水色:素早さ

金色:幸運

緑:HP

オレンジ:MP



といった具合で上昇し、対象の選択は不可能。完全にランダムではあるが数を使えば狙っているバフの恩恵を得られる。欠点として発動するステータス数値はランダムってことくらいか。



効果の持続時間は1分程度で重ねがけは有効。MP消費は星読み1回で30、それ以外は全て50。MP消費はデカイが『AS:MPリジェネの効果』で40秒あれば15は回復する。あとはアイテムで回復していけばなんとかなる。



あらかた効果と効率は理解した。まだ全体付与効果の時間はたっぷりある。初めての支援系の配置なんだ。楽しもうか。





『エクストラジョブ』のスキルであるため、『エクストラ』選択者であってもその恩恵を肌で感じることができる仕様となっています。


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[気になる点] >バフは重複せずすべて適応され続ける むしろ「バフは重複してすべて適応され続ける」では?
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