25:現実にて休憩と連絡
小休憩です
ヘッドギア型コンソールを外して窓の外を見れば真っ暗で、時刻は既に0時を回っていた。あれだけやっていたのにまだ0時とは恐るべし『エクスゼウス』の時間加速システム。
いい時間なので今日はこの辺でやめようということで話をまとめこうしてログアウトを済ませた俺は現実世界へと戻ってきた。
それにしても思ってた以上に引き込まれた。『エクスゼウス』で作った作品だから間違いなく面白いとは思っていたがここまでとは思っていなかった。
さらに『剣聖物語』の続編ポジションにあるものとは予想もしていなかったから驚かされてばかりだった。特にあのアホ犬ことギルファーも出してくるとは。さては『エクスゼウス』シークレット作って誰にも攻略されなかったからってこっちでその要素持ってきやがったな?いいぞもっとやれ。一ファンとしては願ってもない話だ。
「さてと、メール確認して寝ようか・・・と?」
携帯の通知を見れば思っていたように唯と裕二、湊から通知が来ていた。三人ともまた明日もやろうと似たような言葉で送られていたのでそれぞれに返事を返しておく。
そしてもう一つ。見たことないアドレスから送られてきているメールが一通。しかもご丁寧に『アール様へ』と書かれているからちょっと吃驚する。
ウイルスメールの可能性も否定できないのでスキャンをかけてみるがウイルス反応は出なかった。ちなみにこのウイルスソフト、唯の親父さんが入れてくれた世界最強クラスのウイルスソフトらしい。
なんでも某国の諜報とかで使われている技術の応用だとか。そんなもん一般家庭に入れないでくれませんかね。とか思いつつ便利なのでしっかり使わせてもらっている。
害はなさそうなのでメールを開く。すると驚きの名前が記載されていた
「『エクスゼウス』・・・だとっ・・・・!?」
プレイヤーネーム アール様、本名 藤宮励久様へ
いつもお世話になっております。こちらのメールは励久様が私達の開発・発売した作品『剣聖物語―月が導く光と影』のリアルハードモードをクリアして頂いた暁に送らせていただいたものになります。
リアルハードモードはその危険性及び難易度の高さから誓約に基づいてプレイヤーの状態観察をさせていただいておりました。結果励久様がリアルハードモードを完全攻略なされた時の脳波及び身体には異常が一切見当たらなかったことをこの場で報告させていただきます。
同時に心からの感謝をさせていただきます。本当にありがとうございました。本当にお疲れ様でした。
さて、励久様にはもしよろしければ今度我社の新プロジェクトであり最新作『プラネットクロニクル』をぜひプレイしていただきたいと思っておりましたが、既にプレイをして頂いているようで社員一同嬉しく思っております。つきましては配送予定であったパッケージ版『プラネットクロニクル』の配送を取りやめ、ゲーム内で使用できるアイテムパッケージのプロダクトコードを本メールにて送信させていただきました。もしよろしければご使用していただければと思います。
そして我が社から藤宮励久様へご相談がございます。励久様が我々の生み出した世界『プラネットクロニクル』で『エクストラモード』を選択して頂いていると思います。そしてそこで私共の生み出した流派を振るい立ち向かう勇姿は我々にとって何より嬉しく思う贈り物でした。そこで今回、もしよろしければ戦闘シーンを『プラネットクロニクル』宣伝のために使用させて欲しいと心から思いました。もし宜しければ戦闘写真の使用を許可していただけないでしょうか?
最後になりますが、今後も『プラネットクロニクル』そして『剣聖物語』をどうぞ末永く遊んでいただけるようよろしくお願いします。
エクスゼウス社員一同より
プラネットクロニクルアイテムパッケージプロダクトコード
00000―00000
マジでか・・・・・『エクスゼウス』の広告に俺の写真使用・・・・マジでか。
クリア特典が豪華すぎる




