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321:久しぶりの幼馴染対決 Ⅳ

情報欲しくて粘っていたら足元すくわれたので、情報を捨てることを選択。それから少しグロ描写があるので注意してください。大したグロじゃないですけど。


倒せないなら死ぬまで倒せばいいんだろ?。byアール



「月光真流奥義『十六夜天雷』天眼の覚醒をここに『天籟虚真刀:ズイカク』 響け想愛の唄『艶姫鳳戦刀:コンゴウ』」



《《使うのが遅いのよバカ主!! アタシ達の能力なら圧勝よ!!》》



《『私達ノ能力ヲ全開放デモ良カッタケドナ。コノ脳筋ハ余裕デ飲ミ込メル』》





――――◇――――

『天籟虚真刀:ズイカク』特殊能力『天籟』『虚真』発動

『艶姫鳳戦刀:コンゴウ』特殊能力『帰回愛』発動

――――◇――――





思考と視界が加速し、そこにあるもの全てが見えるようになった。『虚真』によって視えたのは何かを示す数値。残り数値は74、いや72になった。



おそらくマー坊が使った何かのスキルのリキャスト時間、あるいは使用中スキルの制限時間だ。こんなものまで視えるのか。すごいな『虚真』の能力。



《《当然よ!! 存在する全てを捉えるアタシの能力よ!! 見えない訳がないでしょう!!》》



そうだったな。黒アイちゃんは確かに別空間にいた『オーバーロード』の本体も捉えることが出来たんだ。その黒アイちゃんが成った『天籟虚真刀:ズイカク』。視えないモノなんてない。



今はあの数字が最悪の場合を想定して動く。『初月雀』の一撃は心臓を切り裂いた。でもマー坊はまだ戦える。すれ違いざまに一閃。二閃。背後に回り込み『都燕』も叩き込む。ダメージはありそうだがまだ戦えている。既に俺に対応しようと動き出している。




両腕を切り落とせば流石に反撃はできなかったようだ。でもまだ終わっていない。直ぐにマー坊の身体が回復していく。だからまた同じ箇所を何度も斬る。



「テm「『天津雀』」



声帯を奪う。視界を奪う。四肢を切り落とす。身体を二つに斬る。肉塊へと変える。



「誇るがいい。この技を時代人相手に使ったのはお前が初めてだ」



「っ!!? 何するつm「『エリシオン』『タウロス』『アリエル』」・・・っ!?」



『風瓶エリシオン』『魔進タウロス』の連続使用。月光流ファンからは『ドラゴニックエリシオン』月光滅流の凶悪な奥義連結技。『月黒』を組み込むことで『アリエル』を挟み、マー坊の体内を破壊する。



「『エリシオン』『カプリコーン』『キャンサード』」



吹き飛んでいくマー坊を追撃、峰打ちでの『呪診カプリコーン』を頭に叩き込み、その勢いのまま肩へと『艶姫鳳戦刀:コンゴウ』を落とし、回復したばかりの右肩に『月火』の一撃で砕く。



それでも動いてきたので『天籟虚真刀:ズイカク』を抜刀し『重腕キャンサード』を振り下ろしこちらも砕く。不利と判断したのかマー坊が後ろに飛ぶ動作が見えた。



「『ヴェルゴ』『リブラ』」



両手から武器を手放し『刑束リブラ』『慈滅ヴェルゴ』の連続掌底を叩き込む。脳を激しく揺らし、筋肉へ送る信号を消滅させたことで、後ろに飛ぼうとしていたマー坊のバランスが崩れる。



「『スコーピオ』『ジェミニ』『ピスケス』『レオ』」



すぐさま手放した二刀を握り締め、大技を叩き込んでいく。『堕天スコーピオ』で心臓を貫き、『葬双ジェミニ』の衝撃が振動となり身体を内部から破壊する。下から上へと蹴り上げる顎に叩き込んだ『星波ピスケス』がマー坊の穴という穴から光の粒子を噴射させ、『恋爪レオ』による衝撃の爪がマー坊の身体を三つに引き裂く。



そして、ここまでの動作全てで生まれた衝撃は『白月』で身体に循環させている。その全てを最後の一撃『天翔サジット』へ載せて放つこの奥義最後の一撃。



十二宮最終奥義『天極星道エストレア』はただ普通に十二宮奥義の連続使用で、これを足し算だとしたら、この奥義は連続ではなく、『月光真流』で接続し連結させた一つの奥義。



そこの加わる衝撃は全てが『十六夜天雷』で強化された必殺を超えた一撃。



「超越月光流十二宮最終奥義『月光十二星撃ルナガラクシア』!!」



首上、両腕、両足を除く全てが吹き飛んだ。重力に従い落ちていくそれらと、弾け飛び、真っ白な光に包まれる身体だったもの。だけどやはり光の粒子が身体を再構築していく。終わっていないなら、終わるまで繰り返す。



『天籟虚真刀:ズイカク』『艶姫鳳戦刀:コンゴウ』を鞘に収め抜刀の構え。全神経を集中させてその時を待つ。やがて身体を再構築していた光が、マー坊の身体から消えたのを確認した瞬間に、一気に駆け抜け抜刀する。



「・・・へぁ??? っ!? アールお前いつn」



一瞬で静まり返る空間、ストンと聞こえる着地音。それ以外の音を全て切り裂き、消滅させる光速抜刀。マー坊は一瞬変な声を上げたが、即座に俺に向き直る。そして一歩進もうとしたとき、身体を硬直させた。



「これが極星。身体で味わえ。剣聖流派極星十二宮抜刀術『天瓶十二閃:激龍翔来』」





――――◇――――

・『UtS:極星』発動。残り回数1

――――◇――――



二本の太刀を鞘に収めたとき、マー坊の身体が肉片へと変わり果てた。しかしやはりと言うべきか。どんなトリックかはまた分からないがすぐにマー坊の身体は再生していた。



「まだまだガハッ!!?」



「『天瓶十二閃:激龍翔来』は『風瓶十二閃:天津激翔』を超える抜刀術。空間すら認識が遅れる斬撃をそこに残す。斬撃が消えるまでたっぷりと味わって逝けよ」



再生直後、未だ残る斬撃が再びマー坊の体を切り刻む。再生しては切り裂かれを数度繰り返し。マー坊はようやく無事に再生を終えることができた。けど、同時にこっちも極星奥義で持って行かれた呼吸を整えられた。



「剣聖流派抜刀術『天津雀:激翔』接続十二宮奥義『星脚アクエリアイシス』!」



四肢を再び切り落とし体勢を崩させる。前のめりに崩れ落ちていくマー坊の懐に入り込み。ハイキックを顎に叩き込む。それでもまだ復活したマー坊の体。回復速度というよりは、復元という方がしっくりとくる速度だ。これで十六回目だろうか?どうなってんのこいつの能力。まぁいいか。終わったら聞こう。



「『剣技:激龍』接続、超越月光流十二宮奥義『重葬剣戟』」



十文字に放つ斬撃。空中に投げ出されたマー坊は両手の武器を構えて防御に徹したが、その武器もろとも斬撃はマー坊を切り裂く。更に遅れて迫る斬撃がたて直した直後のマー坊の身体を四分割に切り落とす。



残り67。



また復元した。チート過ぎひんか?まぁこれくらいはあっても今更不思議じゃないか。この前オーバーロードなる無限復活相手に戦ってたし。



《《アンタ案外余裕よね? 後がないーとか言ってたくせに》》



《《ダークあいちゃ・・・じゃなくてズイカクちゃん使って貰えて嬉しいんですよね〜》》



《《今の話の流れからどうしてそうなるのよ!?》》



白と黒、もとい『ズイカク』と『戯』の意思は今日元気だ。でも案外余裕でもないぞ? オーバーロードみたいに戦闘面素人ならまだしもマー坊は普通に強いから。油断したら押し戻されてもおかしくない。



《《情け容赦なく声と視力と身体何度も削ぎ落としてるのによく言うわよアンタ》》



そりゃ当然。能力未知数の相手と戦うなら何もさせないのが一番だろ? 何も出来なければ強力なスキルがあろうと何も出来ないし。まぁこの戦法が取れるのはズイカクあってのことだけどな。



《《ばっ!!? いきなり褒めるんじゃないわよ!! 刺すわよ!!?》》



《《ズイちゃん照れてますね〜》》



《《ズイちゃんって言うんじゃないわよ!! 馬鹿白!!》》



《《今は戯ちゃんでーす》》



なんだろう。張り詰めた感覚だったのにこいつらと念話みたいに話してるとリラックスできるわ〜。仲良し姉妹の喧騒を眺めてる感じ?



「超越月光流十二宮奥義『星波刑リブルピスケス』!」



復元完了とともに頭蓋骨めがけて放つ一撃。骨を砕き、脳信号を麻痺させたことで奇妙な動きと共に目を見開いて絶命したマー坊。でも直ぐに正気を取り戻しこちらを向く。



「『天翔サジット』!」



「アガペッ!??!」



残り55



胴体に『ズイカク』を叩き込み、切りながら地面へと叩きつける真っ二つになったそれを別々の方向に蹴飛ばして様子を見る。ふむ、復元は上半身側で行われるのか。



放物線を描くようにマー坊へ飛んでいき、復元と同時に『ズイカク』で心臓を、『コンゴウ』で頭を突き刺す。その状態のまま体をひねり、突き立てた刃は体の外へとなぎ払う。



再生が終わる前にマー坊から距離をとり、刃に付着した白い血液を振り払い一度『ズイカク』『コンゴウ』を共に納刀。



それにより発動していた『虚真』『天籟』『帰回愛』『艶姫歌』が解除される。収めた太刀に代わり、新たに抜くのは『ユウダチシグレ』。



「嵐断の刃『嵐絶双剣:ユウダチシグレ』」





――――◇――――

・『嵐絶双剣:ユウダチシグレ』の特殊能力『嵐絶刃』発動。

――――◇――――





『ユダチシグレ』が風を纏う。なるほど、前に使っていた時よりも意識すればより鮮明に風の刃が浮かび上がってくるみたいだ。しかも風だからしならせる事も出来る。それじゃあ始めさせてもらおうか。真化したこいつの実力を。



「桜華戦蘭流ユウダチシグレ限定演武『風花車』」



「くs」



口を開ききる前に首を切り落とす。俺自身はその場から距離を変えず、舞い踊るように体を大きく動かしユウダチシグレを振るう。不可視の風刃が次々とマー坊の身体を肉片に変えていく。



これこそ『ユウダチシグレ』でのみ真価を発揮する桜華戦蘭流演舞『風花車』。歌ではなく姿で戦う桜華戦蘭流では珍しい演武。



桜華戦蘭流は対多数戦闘に特化しているものの、一度に大勢の相手を攻撃することはできない。一人ずつ確実に倒していくのが基本だ。弱点はまさにここで、一度に捌ききれないほどの数に攻め込まれると弱い。



そうならないようにする為に『桜奏呼吸』があるのだが、それにだって限界はある。



が、この『ユウダチシグレ』を持っている場合はその弱点が消える。風の刃はリーチが長く、更に一度に大勢の相手を切ることが可能。しかも風であるため武器にかかる荷重は変動しない為軽く振り回せ舞い踊れる。



そしてなによりも、風の刃はコントロールが可能。風を収束させて刃に、分散させて刃を消す。それが自由自在に行えるため、敵味方入り混じっていようと、一定方面にさえ味方がいなかれば全て一度で切り伏せられる。



くるりと一回転してマー坊がいる方向だけに刃を出現させて切る。切り終えたら風を分散させて消滅。それを演武に合わせてひたすら繰り返す。何度も何度も何度もだ。



このユウダチシグレはこの能力の性質上、そして双剣であることから桜華戦流との相性が抜群にいい。逆に他の流派とはそこまでかみ合いがよ良くないと言うのもある。使わない通常攻撃時と桜華戦流での使用に特化した武器と言える。



「現れろ風剣!」



そしてここからは更に真化した『ユウダチシグレ』の新たなる能力を使わせてもらう。イメージはギルファーが使う『鋼剣』。それを風で作り出す。



「参刃穿て」



「ゲェガァ・・!!?」



動こうとしたマー坊の首に向け射出した風剣三本。それぞれ三方向から首を貫き、マー坊の動きを止めることに成功した。



「弐刃結べ」



脹脛から足の甲へ、そして足裏から地面に向けてピンを立てる様に風剣二本でマー坊の動きを完全に封じる。



「肆刃楔を打て」



太刀のように刀身の長い風剣が両手両腕を貫き、楔のように磔に描ける。完全に動きを封じてから両手で持つ『ユウダチシグレ』のうち、仮称『シグレ』とした剣を一度収め、また新たに剣を抜く。



最後のひと振り、『痛撃信剣:ジンツウ』のお披露目だ。



「月光真流七ノ型『初月』!!」



『ユウダチ』と交差するように『ジンツウ』を振るい、マー坊の胴体を切り落とさない程度に深い傷を作る斬撃波を放つ。



身動きを封じられたマー坊は為すすべもなく、斬撃波を受けた。白い血液を吹き出したのを確認し、『ジンツウ』の能力を解放する。



「真痕を刻め『痛撃信剣:ジンツウ』」





――――◇――――

・『痛撃信剣:ジンツウ』の特殊能力『貫痛撃』発動。

――――◇――――





「グゲッ・・・!!?」



気管を貫かれ、未だ磔状態のマー坊の身体に突如変化が起こる。傷口から致死量以上の血液を噴水のように撒き散らし始めた。これは・・・エグイな。



ドバドバと湧き水のように溢れ出てく白い血が地面を染め上げていく。と言うかここまでやってまだHP0にならない上に瀕死状態にもならないってどうなってんだよコイツ。



――――◇――――

決着:『俺はマー坊』HP0を確認。敗北条件を満たしました。

勝者:『アール』

――――◇――――



とか思いつつ数秒後、HP0になったっぽい。無事に勝てたけど、やっぱり大技使って魅せる感じで倒したほうがかっこよかったか? 見てる奴もいないと思うけど見栄え的に。



流石にジンツウの能力エグ過ぎるし。でもそうか。傷が開いた状態で発動するとやばいな。出血多量で生物なら殺せるぞ。



《《カッコつけて大技使えば良かったじゃない! 自業自滅よ》》



《《それを言うなら自業自得だよズイちゃん》》



《《っっ!!! わ・・・わざとに決まてるじゃないのバカちん!!》》



こっちも締まらねぇな。大丈夫か超AI。あと、今更だけど『虚真』って『戯』の能力だから配役逆だったんじゃないのか?



《《アイちゃんの采配ですよ〜。ズイカクはツンデレが似合うだそうです〜》》



《《アタシはツンデレじゃないわよオタンコナスビ!!》》



あ、そうですか。納得した。わかる気がする。




決着。アールの全真化武器の能力オンパレード。


と言うかこの戦い方がアール本来のスタイル。状況に応じて即座に武器を持ち替えて能力フル活用で相手を可能な限り封殺。格上だろうと自分のペースに持っていければなんとかして倒すのです。


書いてて思ったんですが、ジンツウ使うとグロ描写になるのがやばい。



一応区別のために書きますが、『月光滅竜極星十二宮最終奥義』と『超越月光流十二宮最終奥義』は限りなく類似した別の奥義です。『設定集:月光流』にありますのでご覧下さい。


久しぶりにガチ戦闘書いたので楽しかったです。


感想ください。お待ちしています。よろしくお願いします ○┓

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― 新着の感想 ―
[一言] 天晴だねー。 『ユダチシグレ』が風を纏う。なるほど、前に使っていた時よりも意識すればより鮮明に風の刃が浮かび上がってくるみたいだ。しかも風だからしならせる事も出来る。 ユダチシグレになってま…
[気になる点] 最初の12連続攻撃でエリシオンが2回あるんですが使用ですか
[良い点] 奥義カッコよすぎてヤバい [一言] さて、マー坊のスキルの内容はどんなものですかねぇ
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