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16:VS鋼牙ノ獣

予約投稿試してみました。



『Goooooo!!!!!』



再び咆哮。残っている分身体含めて10匹の馬鹿でかい狼の咆哮がフィールド内へ響き渡る。咆哮とともにギルファーの毛が逆立ち、周囲に電磁波を発生させる。



そして体はより鋭利な刃へと変化していく。まだこんなに残ってるのに第二形態移行開始とか鬼かよ。



「月光真流奥義!『十六夜天雷(いざよいてんらい)』!!」



第二形態準備段階でも通常の俺では追いつくことすらままならない。だから体を衝撃で温めて思考回路と身体能力をガン回しする必要がある。それを可能にするのが奥義『十六夜天雷』。



この奥義は今まで溜めに溜めた衝撃を熱と脳波に影響を与える振動に変え、体を無理やり活性化させる奥義。やり方は筋肉の動かし方で循環する衝撃の波を変える。以上!!



制限時間もとい俺の天雷維持可能時間は一分弱!それまでにこの準備形態を終わらせる!じゃないと第二形態になる。



『OOOOOOOOOOOOO!!!!』



全身凶器の上に体当たりは疎か掠るだけで流血するスーパーアーマーも涙目な実質無敵状態で自分たちはぶつかってもダメージなしとかさっさと終わらせるに限る!!全力で回避専念!本体一点集中!!



『Uwoooooo!!!!!!!!!』



俺と鋼剣、そして電磁波を纏う巨体が飛び交う中、俺との距離が近いにも拘わらず後ろに下がり鋼剣での攻撃してくる個体。それが本体だってことはわかっている。



ずっと見ているから余計にわかる。そして隙を見て急接近すれば分身が守るように2体立ちはだかり、後ろから残りの分身が近づいている事は“視えて”いる。



『『Wooooooooooo!!!』』



分かってはいるが分身使ってまで守りに入った時点であいつが本体確定!!この状態のときギルファー本体は電磁波の帯電と放出の制御で忙しく、さらに何かに触れられると帯電している電磁波が自分自身を傷つけてしまうので守りに徹する。



逆に言えばその守りさえ突破できれば第二形態への移行は阻止できる。



守りに専念している本体周辺の鋼剣の数は見ただけで14本!多いな畜生!!でも全部叩き壊せば電磁波の放出は一気に困難を極め帯電率が莫大に上がる。



その状態で本体を叩けば、大ダメージと移行阻止ができる!大ダメージを与えるために鋼剣の破壊は行いたい。だが現在の鋼剣は本体からの電磁波を帯びており普通に触れればこっちが終わる。



鋼剣は本体から流れ出る電磁波を受けて増幅・拡散する。それが分身体へと伝わり、電磁波は分身体の体毛を変化させさらに固く、鋭利な刃へと変えている。



この状態が540秒程度維持されると、分身体が自立し、分身体自身で電磁波を発生させるようになり、只ですら触れればアウトの体は、触れれば感電死の電磁波を帯びた状態となる。



そうなればこちらからの直接攻撃は出来ないし、強化され俊敏に動き回る高速戦闘でありながら触れればアウトの分身が9体突っ込んで来るとかどう頑張っても無理ゲー。



正面から本体への接近を阻止するために体当りしてくる直衛の二匹の攻撃を逆に利用して上へと回避。ついでにダメージ覚悟で眉間を殴っておく。毛の刃が甲を貫く。死ぬほど痛いがこのくらいは必要経費。我慢だ我慢!



俺自身と分身とで発生した衝撃もあり、一撃ぶち込む準備は調った。都合よく俺が飛んだ後で飛び上がり、今やり過ごした二匹よりも高く飛び上がった分身体三匹が噛み砕かんと迫る。これは剣で対応。一番近い奴の牙と牙の間に剣を振り下ろし遠心力で自分をさらに上へ吹き飛ばす。



ついでに跳ぶのに使った分身は弾丸の代わりに下を跳ぶ二匹へ叩きつける。衝撃のコントロールに特化する月光流にとっては、この程度は出来て当然の芸当。技名すらない。



さらに飛び、視線の先に回転する鋼剣15本・・・・確認一本増えてる・・・・そのうち8本が俺を切り刻まんと迫っている。ありがたい。わざわざ剣の範囲に入ってきてくれるとはなぁ!!



「超越流派抜刀術『朧鏡雀(おぼろかがみすずめ)』」



衝撃とともに対象を斬る一閃を放つ月光真流奥義『朧月光』を天匠流抜刀術『鏡雀』の要領で放つ奥義。全身の筋力は天雷で活性化し、通常よりも速く鋭いこの一閃は音速を超えて光速の領域へと到達する・・!!



普通に触れたらアウトなら普通じゃない方法で触れれば解決ってな!!



『なんだとっ!?』



刹那の時、迫っていた鋼剣はその形を残すことなく砕け散る。残りは・・・9本!また増えてるし!!天雷ももう残り少ない時間しか続かな・・・まずいまた増えた。一気に全部片付けて本体に一閃入れないときついぞ。



まだ跳んでなかった分身も跳んできているし、宙返りしている&朧鏡雀使用後の今、『風瓶エリシオン』系統は残念ながら間違いなく暴発する。



出来ないことはないが間違いなく右足はぐちゃぐちゃに曲がる。けどここで負傷を恐れてしまい、その結果負けては意味がない。ここでやらなくちゃ勝ち目はない。なら俺の右足程度くれてやるとしようか!!



「我が『祈り』捧げる!!超越流派抜刀術七式『天風朧雀(てんぷうおぼろすずめ)』っ!!!」



頭から落ちる体勢から無理やり体を捻って空を蹴り、自滅覚悟の『風瓶エリシオン』『月黒』『朧月光』『鏡雀』の超越流派奥義。



空気は刃となって俺の体を刻むが『月黒』で可能な限り衝撃を軽減し、俺自身が弾丸になったかのような速度で鋼剣とその奥にいる本体めがけて跳ぶ。



全神経を集中させろ、『十六夜天雷』で体を無理でも動かせ、剣を切り砕け、体を捻り反対の剣を割れ、衝撃を剣に載せろ。



衝撃を剣で受け止めろ。収めて再び抜け。鋼剣もろともギルファーを切り裂くっ



「い゛っでぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!」



『ウォオオオオオオオオオ!!!!!!』



鋼剣と交差した時に切り裂き、砕き、勢いを殺さずに本体へ向けて放った一閃は奴の耳を切り裂き、帯電していた電磁波は暴発して奴自身を焼いていく。



これ以上は天雷維持無理!右足がグチャグチャになったみたいに痛い!!!現実で折れる!!痛みで着地できないから地面を文字通り割りながら転がってる。顔面着地とかじゃなくてまだ良かったけどな!



どうやら『AS復活』が発動したようで本当に虫の息で生きている。死力を掛けて急ぎ左足で態勢を立て直し回復アイテムのブドウの果汁を右足にかける為に握りつぶす。



実はこのあと美味しくいただきました。確かポーション系のアイテムはかけても回復するって書いてあったしブドウの果汁もかければいけると思った。



賭けは成功。痛みは少し収まり、体力も気持ち的に回復した。



『グゥ・・・貴様我の耳を・・・!!!』



ざまぁみろ。一番近かったのが耳だったが耳も痛覚的な意味では弱点だったな。予想以上にダメージ与えられたようだ。そのダメージからか分身の維持は無理みたいで残っていた分身は全部消えていた。



そういえば魔闘士の専用スキルも無事に発動しているみたいだ。咄嗟に思い出したからあれで発動するか不安ではあったけどあれでいいようだ。体からオーラ的な奴が出ててなんとなく体力が回復している気がする。



それはともかく第二形態移行前に撃破完了・・!!!こっからだ・・・・やっと最終形態・・!!!一番厄介で一番戦い甲斐のある形態だ。



『もう容赦も油断もしない!!我が全力を持って貴様を咬み殺す!!!』



第三形態・・・鋼剣も分身もない。体が縮み体長1m程度までなるこの形態。速度はさっきまでの倍以上。



分身を維持する力も全部本体に集中できるから常に帯電&体毛は鋼剣以上の切れ味で鉄でも紙みたいにスパッと切れる。



牙も同じくなんでも豆腐みたいに簡単に噛み砕けるのに噛みついてワニのデスロールよろしくその場で回転して腕をねじ切ってくる。



つまり触れればアウトのこの形態。唯一の弱点は第一形態分身撃破時に行った攻撃と同じく下と上からの連続攻撃のみ。



本当にクリアさせる気あるのか疑いたくなるような難易度だ。『剣聖』でもこの形態を使わせるまで相当の時間を費やした。


だが・・・・



「弱点さえ割れてれば必ず勝つのが剣聖としての意地なんでなぁ!!」



『剣聖と我の前でほざいたなっ!!人間っ!!』



全神経集中・・!!縦回転しながら全身で地面を斬りながら突進・・!!回避専念!!どうせ毛を伸ばして追撃するんだろおい!!剣で受けるのは無理、こちらの剣が負ける。篭手も同じ理由で無理。



そもそもあの高速回転を受け止めることが無理だから横へ、上へ、常に回避。この回転攻撃時間もかなり長い!!油断すれば切り刻まれる!!



『チィ!!ならばこれでどうだ!!』



四本の足で大地を踏みしめて足の毛を伸ばして刃へ変化。背中からは毛を腕のようにさせて伸びる四本の刃。



これ全部ギルファーが操っているのではなく、電磁波を自立させて思考を持たせるなどと意味のわからない状態で動いているからホントに訳分かんねぇ。



尻尾も入れて合計七本の刃を携えて突撃してくる。その刃一つ一つに斬鉄能力とか戦わせる気がないのがわかる。それも戦い方分からなかった場合に限るけどなァ!!



「超越月光十二宮奥義『鋏波撃ピスケキャンサー』!!」



『甘いわぁ!!』



そうだよなぁ!!さっきこの技を受けたお前が、この技の威力理解したお前なら、当然跳ぶよなァ?そして俺が真下へと向かって動けばもちろん仕掛けてくるよな?お前はそう言う奴だ!!



『下ならば隙があると思ったかっ!!』



さらに追加で腹から刃が四本出現し射出される。だがその長さは他の刃よりも短く、湾曲もしていない。直刃で俺に向かって真っ直ぐに刺し抜くために飛ばしてくる。それが欲しかったんだ。



「武器貰いィィ!!!」



『なんだと!!!?』



指での白羽取りで四本全部回収する。回転してないなら動きに合わせて受け止めることは可能。そして斬鉄には斬鉄をぶつければいい。



真下からやつの後方へ走り抜け急ぎポーチから『新人の剣』を取り出しその刃をへし折る。そして奪った刃を無理やり固定する。



相変わらず凄まじい切れ味だよこの刃。力いらずでなんでも斬れる。使い方を間違えればただの自滅武器になっちまうが、そこはうまいこと力加減と差し込み加減で何とかする。



「完成!即席斬鉄剣ってか?」



『貴様・・・・・最初から我が刃を奪うつもりで動いていたというのかっ!?』



「ったりまえだ!何でもかんでもスパスパ切れる刃にただの剣で対抗できるかよ!オラ今度はこっちから行くぞ!!」





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