88:ゴブリン七将
活動報告や感想で更新時間について色々ご意見いただいたので今週試しに0時更新、土日は0時&17時更新でやってみようと思います。
みなさんの反応と私の都合で今後どうするか決めようと思います。
七匹いますからね名前持ち。
忘れてる方いるかもしれませんがイベント期間中です。
更に数日。
「バカ師匠直伝!!天匠流抜刀術『鏡雀』!!」
「まぁ形にはなってきたな」
お世辞にも速い抜刀とは言えないけど、見た目だけならそれっぽくなってきた。形もまだまだ修正は必要だけど十分だ。
「よし、ルーク。今度は目隠ししてヤドカリ五匹いってみようか。戦い方は鏡雀固定だ。できるな?」
「できなくてもやる!」
気合は充分。万が一に備えてアイテムも多数所持しているしいけるだろう。
「ギルファー。お前はルークの妨害だ。たまに砂かけてやれ。ほどほどにな」
『貴様本当にやることがひどいな』
「いまさらでしょアホ犬。バカ師匠だよ?」
『・・・・・アール。砂がかかれば追加だろうな?』
「もちろん」
それはもう満面の笑みだった。悪いこと考えてる方の笑み。俺がアホアホ言ってるからルークも最近アホ犬って言い始めた。それが気に入らないギルファーも最近は修行の時にやり返すようになった。
『小僧。100は狩らせてやるから楽しみにしておけ』
「やば・・・余計なこといっちゃった?」
イエス。ルーク、今のはアウトだな。
結局このあと、倒すことは苦戦しなかったが、そのあとの砂かけにかなり苦戦して、四時間で257匹のオーシャンシザーと戦う羽目になったルーク。
何げに出てきたガンドロックキャンサーはギルファーが一撃で倒していた。ルークがそれを知ることはないとタカを括っていたみたいだが、終わったあとで
『・・・でかいの倒してくれてありがとう・・・・アホ犬ギルファー』
と照れながらお礼を言ってきたルークに対してそっぽを向いていたのであった。
気配察知の修行もさせてたんだから気づかないわけないんだよなぁ。
また数日後。町に入ると街中が騒然としていた。
「どうしたんだ?」
「僕が知るわけないだろ・・・・リーク姉ちゃんたちならなにか知ってるんじゃない?ここで待ち合わせしてるんでしょ?」
街中のあちこちでいろんな話が飛び交っている。慌てて街の外に飛び出していく者もいれば、何やら悔しそうにしている人もいる。
そして皆が共通して口にしている言葉『ゴブリン』。
「あっ!!アールいた!!」
「聞いてアール!!大ニュース!!ゴブリン七将のうち五匹の名前がわかったの!!」
噴水へと続く道を歩いていると正面からリークとレイレイ、マー坊が駆け寄ってきた。
そうか、ついに名前わかったのか。だからみんな活気に溢れているわけか。
「バカ師匠。見て、掲示板もその話で持ちきりみたい」
ウィンドウを見せてくれたルーク。覗いてみればイベント掲示板では発見されたゴブリンの話で持ちきりだった。
「アタシは動画あるからまずは見て」
「ってか戦った本人だしな俺ら」
「なっ!?ゴリラもメス猫も本気で言ってるの!?」
「マジですか!?みたいです!!レイレイさん!ゴリラ兄ちゃん見せて!!」
「ゴリラじゃなくてマー坊な?お前らがゴリラゴリラ言うからガキんちょにも移っちまってるじゃねーかよ」
見せてもらった映像には電気が流れた剣で戦うゴブリンと、そのゴブリンを守るように盾を構えるゴブリンの姿が映っていた。
阿吽の呼吸というべきだろう。連携が取れており、攻撃と防御のタイミングがバッチリだ。
更に驚くことに先程まで雷が走っていた剣が今度は冷気のようなモノを纏い始めた。そのまま振り下ろすと直線上の全てが凍りついていく。
「魔剣士ゴブリンと重盾ゴブリン。こいつらはそう名乗ったよ」
やっぱりそのままなんだな。魔剣士に盾か。こいつらコンビで出てくるのか。そうなるとこちらもソロでは戦いにくそうだ。
でも映像的にマー坊とレイレイが一緒にいるみたいだし倒したんじゃないか?それを察したのか、マー坊が悔しそうに口を開いた。
「いい所までは追い詰めたんだけどな。一瞬の隙を突いて逃げられた」
「逃げられたって・・・・メス猫あんた油断でもしてたの?」
「そんなわけ無いでしょ。どこかへの帰還タグ使われたのよ。予想外過ぎて動けなかったのよ」
「マジでか・・・・」
アイテムまで使ってくるのか。これは簡単に勝てる相手じゃないな。コンビネーションもかなりあっているし、動きにムダも少ない。互いが互いの隙を補い合っているから隙も少ない。先に盾持ちを潰すべきだな。そうすればそのまま押し切れそうだ。
マー坊の動きから同じ様に考えているようだが、なかなか上手くいかないようだ。
「というかお前落ち着きすぎじゃない?」
「敵相手に興奮するわけにもいかんだろ。それに七体いるのはわかってたんだ」
「アールって驚く所人と結構違うよね」
でも実際そうだと思う。何体いるかわからなかったら俺も驚くけど、わかっているなら驚かないだろ。
「それもそうだけど残り二匹の情報は?」
「それは私から。これなんだけど見て」
拡大されたリークのウィンドウには数枚の写真。ゴブリン達が街があると思われる方向に進行しており、それを時代人が迎撃している写真のようだ。
「この写真のこことここをよく見て」
写っていたのは道化の姿をしているように見えるゴブリンと、双剣をもつゴブリン。よく見ればなにか指示を出しているようにも見える
ほかの写真にも同様に部隊に指示を出す隊長のように腕を上げていたり、声を上げているように見える写真がいくつもあった。
「写真の場所は鉱山の町ガストレードと水の街シスフィール。どっちも丁度天匠流の修行の為に時代人が多くいたから迎撃できたけど、いなかったら危なかったみたい」
「これで五体・・・・・あと二体わかればゴブリン七将全部わかるね」
レイレイの言うとおりだ。これであと二体の存在がわかれば七将は全部分かる。
「いや、あと一匹だ」
「師匠・・・・」
不安そうなルークの頭を撫ぜる。
忘れかけているがこれはイベントだ。情報は多いほうがいいだろう。もちろん倒せるなら狙いに行くが、隠して町を守れずに失敗するのは嫌だ。
今までは被害がなかったから問題ないと放置していたが、被害があった以上隠しておくわけには行かない。
「俺が前に倒れた事あったろ。あの時に一匹会ってる。忍者ゴブリン。自分で七将だって名乗っていたから間違いない。場所は修行場所に使ってる岩場だ」
「っ?!?!?!?」
「まじかよ・・・・」
震えるルークを落ち着かせるように抱きしめながら頭を撫ぜる。この話をするとルークはかなり凹むからあまりしない様にはしているのだ。下手人だから責任は感じている。
「アール!?その情報流していい!?」
「詳しい場所は伏せてくれ。あの岩場に人が大勢来ると困る」
「わかった!!ありがとう!!」
レイレイは即座に情報が集まる掲示板に書き込みを始める。俺の方でも掲示板を開き、今流れている情報を確認する。
レイレイの情報は直ぐに分散し、あちこちで話し出された。イベントが一気に動き始めた。あとは誰が一番最初に倒せるか。
情報公開。察しのいい人は残り一匹の正体もわかるかも・・・・
図々しいかもしれませんが、感想お待ちしてます。




