表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/31

高速道路

昨夜、

ひとり、まだかなり若いやつがいた。

そいつは、

何度もこっちへ寄ってきた。


僕はしばらく、

そいつを見ていた。

向こうもそれに気づいて、

舌打ちして離れていった。


眠ったあと、

怒鳴り声で一度、目を覚ましたことがある。

目が覚めたあとは、

また同じ車輪の音だった。


道の上には、

しゃがれた話し声が流れていた。

「泥棒」

「もうついてこられない」

そんな言葉が聞こえた。


またひとり、

人が減っていた。


流浪が始まって、

二日目だった。


今度は、

僕は列の前のほうを歩いていた。

マンゴーの木を二本見つける。

僕はスーツケースを引きずって、

そっちへ走った。

何人かも、

同じようにスーツケースを引きずって走ってきた。


僕はひとつ取れた。


酸っぱい。

渋い。

これが味だった。


夕方になるまで、

身を寄せられる場所として見つかったのは、

未完成の高架橋が一本あるだけだった。


三日目。

前に煙草を売っていた年寄りが、

僕を呼んだ。


「ほら」


二本の煙草が、

目の前に差し出される。


僕は顔を上げた。

年寄りの指には力が入っていた。


僕はマンゴーを切って、

半分をそいつと替えた。


四日目。

水のたまった場所を見つけた。

水草もあった。

螺も少しあった。


水を補って、

水草を食べて、

螺を食べた。

肉といえば、肉だった。


また一日。

移動はしなかった。

ここには水がある。

少しばかりの水草もある。

螺も、最後の分が残っていた。


また一日。

人は二つに分かれた。

ここには水がある。

それだけで、

資源のある場所になった。


僕はもう一方と、

また歩き出した。

高速道路に沿って。


また一日。

進んだ道は短かった。

緑が目に入るたびに、

それが野草かどうか、

皆がちゃんと見分けようとした。


また一日。

午後にはもう休みはじめていた。


あの夜たちのあいだに、

最初に消えたのは、牌を打つ音だった。

次に、すすり泣き。

それから、悪態。

いびきの音も、

少しずつ消えていった。


僕はまたスマホを開く。

残りは 23%。


君を見たかった。






中国語原文


第六章:《公路》


昨晚有個很年輕的人

總往我這邊靠


我盯著他看了一會兒

他注意到了

嘁了一聲走開了


我睡著以後被喝罵聲吵醒過

醒來以後

又是重複的輪子聲


路上有沙啞的議論聲


我聽到「小偷」

聽到「他跟不上來了」


人又少了一個


這是開始流浪的第二天


這次我走在隊伍靠前的位置

遇到兩棵芒果樹

我拖著行李箱跑過去

還有幾個人

也拖著行李箱跑過來


我摘到了


酸,澀

這是味道


直到傍晚

找得到的庇護所

只有一座未完工的高架橋


第三天

之前賣菸的老頭找我


「嘿。」

兩根菸舉在我面前


我抬起了眼

他手指發緊


我切開一個芒果

換給他半個


第四日

找到了水池

還有水草,一些螺


補充了水

吃了水草

吃了螺

算是肉


又一天

沒有移動

這裡有水池

還有一些些水草

還有最後一些螺


又一天

人分成了兩撥

這裡有水

算是一個資源點


我和另一撥繼續走

沿著公路


又一天

走的路很短

每路過一些綠色

都會認真分辨一次

是不是野菜


又一天

下午就開始了休息


這些晚上

首先消失的是打牌聲

接著是抽泣聲

然後是咒罵聲

打鼾聲也在消失著


我再次打開手機

電量23%


我想看看你

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ