もう一つの歌
僕はまた
相簿の中の截图を何枚か見て
それから
また電源を切った
譚輝は
充電させてくれる
でも
きっと毎日ではない
流浪だからだ
中に何があるか
僕は覚えている
それでも
やっぱり見たくなる
なぜなら
少なくとも今だけは
僕は流浪していないからだ
目を閉じて
またひと口啜った
はっきり覚えている
前に酒を飲んだのは
あの出立の夜だった
君が
最後の一曲を点播してくれた
あの「帰ってきて」のところまで歌って
僕は画面の中で
君に「おやすみ」と言った
返事を待たないまま
僕は
夜の中へ踏み出した
僕は
ずるいよな
あんなふうに
勝手に離れてしまった
鼻の奥が少しつんとして
またひと口啜った
ときどき
僕は考える
「別走,陪陪我(行かないで、そばにいて)」
あれは
君がまとめて送っただけの
ひとつのメッセージだったのかもしれない
ときどき
また思う
「別走,陪陪我(行かないで、そばにいて)」
あれはほんとうに
君の
脆い願いだったのかもしれない
だって
白い雲を見ても
野の花を見ても
ひとつの灯りを見ても
僕は
君にこの言葉を言えたらと
勝手に思ってしまうからだ
口元が少し引きつった
それを押さえこんで
またひと口啜った
音が
僕の思考を乱した
洞の外では
風がさわさわ鳴っている
洞の中では
人の声が騒いでいる
風は
少し静かになって
洞口の布も
動きを止めた
それから
僕はギターの音を聞いた
とても馴染みのある旋律だった
もう一つの歌だ
僕は目を開けた
あっちの人だかりを
横目で見る
だらしなく
輪になっている
白熾灯が
少し角度を変えて
三輪車の車架に当たっていた
その上に
一人
立っている
ギターを弾いていた
歌声は
すぐに後ろからついていった
僕の故郷の歌だった
太い声がいる
低い声がいる
中には
化け物みたいな声で歌うやつもいる
ギターが前で引っ張る
歌声はその後ろについていく
ときどき
ギターの前へ出てしまうこともある
寒い夜も
風雨も
漂泊も
一つ一つ
歌にしてしまう
歌声は壁にぶつかって
また返ってくる
洞の中を回りながら
一声ずつ
重なっていく
車板を叩いて
拍子を取るやつがいる
勝手に和音を差し込むやつがいる
音程なんて合っていないのに
それでも
どんどん声が大きくなるやつもいる
僕は指先で
そっと拍子を取っていた
弦は
だんだん強く鳴る
箒をつかんで
ギターの真似をするやつがいる
水筒を持ち上げて
マイクのつもりで振るやつがいる
場は
だんだん乱れていった
喉も
そのぶんどんどん大きくなる
ギターの音は
ほとんど奪われそうになりながら
それでも
歌を前へ前へ押していこうとしていた
後ろのほうまで来ると
もう
歌っているというより
胸の中の息を
まとめて一気に
吐き出しているみたいだった
二人が
車架の上に跳び乗る
ギターの音が
何度か揺れた
歌声も
少し散りかけた
でも止まらない
もっと大きな声に
また無理やり引き戻されて
ひとかたまりになって
そのまま
叫びつづける
一本のギター
一群の人間
涵洞の中は
この歌でいっぱいだった
後ろのほうへ差しかかる頃
酒のせいか
歌のせいか
顔が少し熱かった
指も
ゆっくり力が入っていく
音楽に乗って
歌声に乗って
「オー、オー、オー」
僕も
あの一節を口ずさんだ
でもすぐ
みんなの
ほとんど抑えが利かなくなった
「オー、オー、オー」に
すっかり呑まれた
最後の一行に来たとき
杯も
箒も
水筒も
拳も
高く掲げられた
ギターは
ようやくまた歌声と
ねじれ合うみたいに
一つになった
そのときだけ
思いがけないほど
きれいに揃っていた
ギターは
ゆっくり終わろうとする
細く尾を引くように
声を伸ばすやつがいる
そこで止まって
わあわあ叫びながら
杯を打ち合わせるやつもいる
それでもまた
喉を張って
結びの何句かを
後ろへ引き戻すやつがいる
この歌は
本当なら
こんなに長くない
なのに
彼らの歌声が
無理やりもう一度
引き戻してしまう
ギターも
もう
彼らに合わせるしかない
歌い
弾き
騒ぎ
一度
一度
もう一度
脇の白が
振り向いて
僕を見た
杯を持ち上げて
少し笑った
僕も
杯を上げた
たぶん
僕も少し笑ったんだと思う
もう
覚えていない
中国語原文
第21章《另一首歌》
我又看了幾眼相簿裡的截圖
又關了機
譚輝可以讓我充電
但肯定不是每一天
因為這是流浪
我記得裡面內容
但還是忍不住去看
因為,僅僅現在
我不是在流浪
閉上眼,又啜了一口
清楚記得,上一次喝酒
是那個臨行的夜晚
你為我點播了最後一首歌
唱到那句「要回來」
我在螢幕上,跟你說「晚安」
沒等你回覆
我就踏上了夜晚
我很自私,對吧?
就那樣擅自離開了
鼻尖有些酸,又啜了一口
有時候,我在想
「別走,陪陪我」
也許只是你通發的一條訊息
有時候,我又想
「別走,陪陪我」
真的是你一個脆弱的請求
因為每次我看向一朵白雲,一朵野花,一個亮光
我就幻想著
能對你說出這句話
嘴角有些許抽搐,我把它壓下來
又啜了一口
聲音打亂了我的思緒
洞外,風聲沙沙
洞內,人聲喧嘩
風安靜了一些
洞口的布簾停了下來
然後,我聽到了吉他聲
很熟悉的旋律
是另一首歌
我睜開眼
側看那邊的人群
圍成鬆鬆垮垮的一圈
白熾燈調了一個角度
打在三輪車車架上
一個人站在上面
彈著吉他
歌聲很快就跟了上去
是我家鄉的一首歌
有人聲音粗
有人聲音低
也有人唱得像鬼叫
吉他在前面帶著
歌聲就在後面跟著
也有時搶在吉他前頭
把寒夜、風雨和漂泊
一句一句唱了出來
歌聲碰到牆
又彈回來
在洞裡繞著
一句又一句
有人敲著車板打拍子
有人胡亂插一句和音
有人根本不在調上
卻越唱越大聲
我用手指輕輕打著拍子
琴弦一下比一下用力
有人抄起掃把,假裝在彈吉他
有人拿起水瓶,假裝是麥克風
場面開始亂
嗓門跟著越來越高
吉他的聲音幾乎被搶過去
還在努力地帶著歌聲一路往前頂
唱到後面
已經不太像在唱
更像是把胸口裡的氣
一把喊出去
兩個人跳上車架
吉他聲被晃了幾下
歌聲跟著散了幾下,但沒有停
又被更大的聲音硬拽回來
擠成一團
繼續喊
一把吉他
一群人
涵洞裡
全是這首歌
快唱到後面的時候
不知道是因為酒精還是歌聲
我的臉有些滾燙
手指也慢慢收緊
跟著音樂
跟著歌聲
「喔~哦~哦~」
我還是哼出了那句
但馬上
被所有人幾乎失控的「喔~哦~哦~」
完全蓋住
到最後一句歌詞時
杯子,掃把,水瓶,拳頭
被高高地舉起
吉他終於又和歌聲扭到了一起
這次
居然喊得很整齊
吉他慢慢地收尾
有人細細地拉著尾聲
有人停了,嗷嗷叫著碰杯
又有人扯著嗓子,把結尾那幾句又拖了回去
這首歌本來沒那麼長
硬是被他們的歌聲繞回來
吉他也只好順著他們
唱著,彈著,鬧著
一遍
一遍
又一遍
一邊的小白扭過頭
看向我
舉著杯,笑了一笑
我舉起杯
好像也笑了一笑吧
我忘了




