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野営地

もちろん

料理番りょうりばん

洗い物も引き受ける


竹子ジューズ

ほかに三人

僕を山あいの沢へ連れていった


洗いながら

待っていろと言う


それから彼らは

籠をいくつか持って

山林の中へ入っていった


水は

ひどく冷たい


黄ばんだ葉を何枚も乗せて

流れていく


ふつうなら

冷たさは

人を少し冴えさせる


でも今の僕は

ただ

ぼうっとしていた


ほんとうは

鍋も椀も

そんなに洗うところはない


もう

きれいにこそげ落とされていて

水で流せば

それで済む


それでも僕は

一つずつ

ゆっくり拭いた


そのあと

螺も少し拾った


数は多くない

大きさも

たいしたことはない


秋は

もうずいぶん深いのだと

思った


少し前

僕も別の沢で

田螺を探っていた


そのときも

君のことを思っていた


竹子ジューズたちが戻ってきた


歩きながら

竹子ジューズが言う

ここには

何日か留まることになるだろうと


竹がある

筍がある

竹虫がいる

うまくいけば

竹鼠も捕れるかもしれない


さっき彼らが行っていたのは

罠をかけるためだった


あの涵洞へ戻ると

ずいぶん様子が変わっていた


竹が何列にも敷かれて

尖った石の輪郭を

ならしている


よく分からないごみも

だいぶ片づけられていた


話している者がいる

眠っている者がいる

何かをいじっている者もいる


ここには

生活の気配が出ていた


もう

野営地と呼んでいい


鍋と椀を戻す


洞口に近いところには

もう竹床が敷かれていた


僕の荷物も

その上に置かれている


座る


冷たい


でも

尖った地面は

もう身体に当たらない


行李箱と背負い袋にもたれて

毛布をかぶる


どうして彼らは

夜に移動して

昼に休むのか


少し気になった


でも

訊かなかった


前にも僕は

一群の人間と流浪していた


休むときには

牌を打つ音があり

罵る声があり

鼾もあった


ここも

同じだった


違うのは


ここには

泣き声がない






中国語原文


第19章《營地》


當然,廚子也要承擔洗碗的工作


竹子和另外三個人把我帶到一個山澗

讓我邊洗邊等

然後他們拿著幾個籠子,走進了山林


水很冰涼

載著片片黃葉,順流而下

通常冰涼的感覺會讓人敏銳

但我現在只是放空著自己


其實這些鍋碗不需要怎麼洗

早就被刮得一乾二淨,沖一沖水就行

但我還是一個一個,慢慢擦著


之後我還摸到一些螺

數量不多,個頭也不大

我意識到,秋已經很深了


前些天,我也摸著田螺

在另一條山澗

也想著你


竹子他們忙完了

邊走,他邊告訴我,應該會在這裡停留幾天

這裡有竹子,有竹筍,有竹蟲,可能還能抓到竹鼠

剛才他們就是去放陷阱的


回到那個涵洞

變化很大


一排一排的竹子鋪滿地面

撫平了碎石尖銳的輪廓

很多不明的垃圾被打掃乾淨

有人閒聊,有人入眠,有人搗鼓著什麼東西


這裡有了生活的氣息

已經可以叫做營地了


我把鍋碗放回去

靠近洞口,竹排已經鋪好了

我的東西也放在了上面


我坐上去

冰冰涼涼

但隔絕了鋒利的地面


斜靠著行李箱和背包,蓋上毛毯


我好奇他們晚上趕路,白天休息

但我沒有問


之前我也跟一群人流浪

休息的時候,有打牌聲,有罵聲,有打鼾聲

這裡也是


不同的是

這裡沒有哭聲

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