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竹子、白

胸もとを探る

スマホは、まだあった


軽く叩く


首をひねる

手探りする


リュックは枕の下

毛布は体の上

スーツケースは左側


僕は三輪車に乗せられていた


音のする方を見る


痩せた

細長い影


揺れている


風の中の竹みたいだ


「ギシ、ギシ」


あれは

彼がペダルを踏む音だった


さっき

あの「ギシ」が少し乱れたのは

たぶん

僕の方を振り向いたからだ


すぐに

またあの決まったリズムに戻った


あとで知った

みんな

本当に彼のことを**竹子ジューズ**と呼んでいた


起き上がろうとしたとき

一本の手が

僕を押し戻した


「おとなしくしとけ。あれだけ吐いて、死ななかっただけでも奇跡だ」


声は静かだった


月明かりの下

彼は枝分かれした白髪をしていた


顎で

僕のリュックを指した


水筒は

まだそこに結びついたままだった

中も入っていた


少し体をずらす

水筒の蓋をひねる

一口飲む


少し

温かい


目を上げて

彼を見る


道路は

まだ前へ伸びていた


また

視線を戻す


「助けたのか?」


声はひどく掠れていた


彼の名はハク

あとで知った

この中で

いちばん年上だった


「おまえも、死にたくなかったんだろ」


そう言ったとき

彼はずっと前を見ている気がした






中国語原文


第14章《竹子,小白》


我摸摸胸前

手機還在

輕輕拍了拍


扭頭,摸索

背包在我枕下

毛毯在我身上

行李箱在我左邊


我被放在三輪車上


看向聲音的一邊

一個瘦長的身影

一左一右

一晃一晃

像風中的竹子


「吱呀,吱呀」

是他蹬腳踏板的聲音

剛才那陣「吱呀」亂了一下

可能是他扭頭看過我

很快

又回到那個固定的節奏


後來我知道

其他人真的叫他竹子


我剛想坐起來

一隻手就把我按了回去


「老實點吧,吐成那樣,不死算奇蹟了」

聲音很平靜


月光下

他一頭拉岔的白髮


他用下巴指了指我的背包


我的水壺還繫在上面

裝滿了


我挪了挪身子

擰開水壺


喝了一口


有些溫度


我抬眼看向他

看見公路還在往前延

又收回了目光

「你救了我?」

我的聲音很沙啞


他叫小白


後來才知道

他是所有人裡年紀最大的一個


「你也不想死,對吧?」


說這句話的時候

我感覺他一直看著前方

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