表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

お泊まり!?いや半同棲!?

目が丸くなった。ほんとのほんとに。いや、こうはなるでしょ。うん。みんなもなるはずだよ。あれ?みんなって誰だ?う〜ん。多分カズたちのことか。なぜ俺のマンションの近くの公園にユイがいるんだ?


「あの.....大丈夫ですか?」


「え?あ!君はお昼の時の土下座マンの空くん!大丈夫だよ。問題ナッシングです!」


なんだか古いネタだなぁ。いや着眼するのはそこじゃない。なぜ小豆沢 ユイがここにいるのかだ。


「いや、ここ僕の家なんですよ」


「土下座マン君はここに住んでいるの知らなかったわ」


「一回その不名誉な名前で呼ぶのやめましょうか?」


「あらら、ごめんね。そらくんを見ているとついからかいたくなっちゃた♡」


目の前の彼女はすごくニヤニヤしながら話してきた。いや待てよ?ん?誰だ?小豆沢 ユイなのか?いや、少なくとも僕はこのような小悪魔なユイは後にも先にも見たことない。


「んで。何してるんです?」


「家出........」


「家出かぁ.......」


「ちょっと親とね.....あっ!ごめんね。こんな重たい話をしちゃって」


なんか深刻そうだなぁ。でもこんなところにいても心配だし。でも人の家のことだからな。あまり首は突っ込めないけど......仕方ない。


「いや、気にしないでください。ところで今日はどうするつもりなんです?」


「今日はネカフェとかどこか泊まれるところを探して泊まります。」


「お金は?」


「ほんの少しなら........」


そうやって財布を開く小豆沢さんは少し心許ないように見えた。

はぁ....ちょっと引かれるかもしれないけど一応提案しとくか


「あのさ小豆沢さんお金がないならうちに泊まる?もちろん変なことはしない。なんなら俺がネカフェなどにいくけど」


「うん!泊まる!」


おぉすげぇ食い気味にきたな。勘違いしてしまうだろうがぁ!?


「おぉ!ここが今どきの男子高校生の部屋か!ふむふむ。」


すんごいキョロキョロし出した。何かを探しているのかな?


「ベットの下には流石に薄い本はないか....」


おい。探し物って保健と美術を合わせた男子たちの教科書である薄い本かよ。いや。てか何探してんだよ。残念だったな!僕はデジタル派だ。


「じゃあパソコンかな?」


「ちょ!待って!」


「やーだ♡」


おいこんなところで小悪魔かよ。いやてかほんとに見られたらまずい。パソコンの中にはユイに関するフォルダがあるんだ。彼女は僕が自分のことに興味がない男子だからここにきたはず。なのに知っていると知ったらきっとここを出ていってしまって、話してくれることもなくなるはず。それだけはまずい!!!ほんとにまずい!!ああああああ!!!!!!!


「巨乳フォルダ?へぇ〜空くんやっぱ大きい方が好きなの?私意外と大きい方だと思うけどな?」


いや確かにでかいけど。しかも大きい方が好きだけど。よかったカモフラージュに引っかかってくれて。


「じゃあ、僕はお茶でも淹れてくるよ。奥の部屋には絶対入ったらダメだからね!」


「はーい」


「ふぅ、疲れるなぁ。」


推しが家にいることは大変喜ばしいことだけど見られたらいけない部屋とか物があるから今夜ユイが寝た後に片付けないとな。さてお茶も淹れたし部屋に戻りますか。


部屋に戻るとユイがえらく懐かしいゲームを見つけて遊んでいた。


「へぇ〜パルンナか。えらく懐かしいゲームしてんだな。」


「うん。このゲームに興味は持ってたんだけど何せ親が厳しくてさぁ。やることができなかったんだよ。」


「大変なんだな。アイドル様は」


「まったくだよ!」


プンスカしてる。かわよ


ーユイがゲームしてしばらく経って


「あのユイさん?」


「ん〜どしたの空くん?」


「着替えとかはどうするつもりなんすか?」


最初ユイを見た時ユイは財布しか持ってなかったため、着替えなどを持ってきてないことになる。なんなら下着とかも持ってきてないのだ。


「どうしよっかねぇ。着替えは俺のやつを使えばいいから最優先は下着か........」


「下着なら私持ってるよ」


「へ?」


「ほら」


そういうとユイは絶対入り切らないであろうポケットから下着を取り出したのである。ちなみに上も下も。


「ちょ!?ユイさん!!!!」


「ん?どうしたの空くんそんな顔真っ赤にして」


「いや、だって......それ......下着.......」


「あ.........」


みるみるうちにユイの顔が完熟したトマトよりも真っ赤になっていく。


「何も見てないので!それ!早くなおしてください!」


「いや!流石に無理があるよ空くん!」


「いや!いける!」


「どこで意地はってんの!」


い、い、い、い、意地なんかはってないし!?


(しばらく時間が経って)


「落ち着いた?」


「空くんこそ」


「僕は落ち着いてましたよ?」


「嘘つき」


「嘘じゃないですぅ」


うん。100%嘘ですね。


「さて、風呂でも入ってきますか。」


「私が一番に入りたーい」


「あ〜」


まぁ正直パルンナ見てるうちに俺もやりたいし、風呂とか後でもいいだろ


「どうぞどうぞ〜」


「やけにあっさりだね。まぁ私は早めに入りたいからそっちの方がありがたいけど。あ、 のぞいたりしたらダメだからね?」


「覗きませんよ。」


「ふーん。」


ユイは少し不満そうな様子を浮かべながら浴室へ向かった。


「さて!やりたくてウキウキしてたんだよぉ!あ、でも先に部屋片付けとくか」


(またまた時間が少し経ち)


「お風呂上がりました〜!!!!」


おぉ推しの風呂上がり姿。写真に納めたいな。カメラないけど、買っとけばよかった


「え?早くない?」


「早くないよ?もう30分も経ったから」


まじか。部屋片付けてるだけで30分も経ったのかよ


「んじゃ。風呂行ってくるわ」


「お風呂の水飲まないでよ?」


「俺のことなんだと思ってんだ?」


「変人」


「おー正解正解」


「そこ認めちゃうんだ!?」


「一応間違ってないからな」


たく、こっちの身にもなってくれよ

更新が遅くなり申し訳ございません。次は早めに投稿しますので今回だけ見逃してください

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ