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二〇二三年十月十五日
ただの愚痴なのでスルーしてつかーさい。
いろんなものを妬みながら生きている。生産性のない人生である。妬むことに意味はない。妬んだところで何も変わらない。それでも妬んでは身悶えする日々を生きている。おおむね人生を無駄にしている。
音楽にはよく嫉妬する。いい音楽を聴くと、
「ああ、私が書きたいのはこういうことだったんだ」
と思わされる。そして、すでにそれを体現している音楽があることに愕然とする。五分足らずの音楽が、私が何万字を連ねて到達できない世界を構築しているということを突き付けられる。身の置き場のない恥ずかしさに縮こまるしかない。
寄り添うような、
差し伸べるような、
支えるような、
受け止めるような、
温かい、
冷たい、
儚い、
きれいな、
そういうものが書きたいけれど、
今、そういう言葉が出てこないんだ。
言葉に真摯に向き合うことができなくなっている、というのも言い訳か。
ずっと、『それがあなたの幸せとしても』を聴いている。




