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雑記  作者: 曲尾 仁庵
57/91

二〇二三年六月三日

「今日の夕飯、なんにしようか」


「冷蔵庫の中には何があるの」


「うーん、豆腐ばっかり余ってんだよね。賞味期限明日のが三丁。もう食べちゃわないと」


「なぜ三丁も」


「豆腐が食べたくなって買って、それを忘れてまた買って、さらに忘れてまた買ったっぽい」


「それは致し方なし」


「冷奴でいい?」


「三丁は厳しいな。麻婆豆腐なら三丁いける自信はある」


「ひき肉もネギもニラもないよ」


「買ってきますよそのくらい。マーボーのためならば」


「でも、豆腐がちょっといい絹豆腐なんだよ。麻婆豆腐にしたら崩れそう」


「だったら固めの絹豆腐も買ってこようか」


「そう? だったら作れるよ、麻婆豆腐」


「よっしゃ決まり。んじゃ、ちょっくら行ってきますか」


「ついでにビールも」


「がってん!」




――翌日




「今日の夕飯、なんにしようか」


「冷蔵庫の中には何があるの」


「うーん、豆腐ばっかり余ってんだよね。賞味期限今日のが三丁」


 本末転倒な話。

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― 新着の感想 ―
[一言] 湯豆腐しかありませんね(したり顔)
[一言] あるあるですぬwww
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