二〇二二年九月十九日
タクティクスオウガがリメイクされると聞いてちょっとテンションが上がっている。間違いなく私の何かに影響を与えたゲームの一つ。『駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは犬と豚』という章タイトルに魂を鷲掴まされたのはいい思い出。
私の半分はゲームで出来ている、と言っても過言ではないほど、ゲームに影響を受けてきた。残りの半分は漫画と小説かな。アニメやドラマにはほとんど影響を受けていないと思っている。明確に影響を自覚しているアニメは『カウボーイビバップ』『ヒートガイジェイ』『カリオストロの城』『銀河英雄伝説』くらいかなぁ。他にもあるかもしれないが思い出せない。ドラマなら『刑事コロンボ』『相棒』か。映画なら『半落ち』。洋画に影響を受けていないわけではないだろうが、明確にこれ、というのは思いつかない。
ゲームに話を戻すと、基本的に私はRPGかSRPGしかやらない(稀にアクションRPGはやる)偏食家である。運動神経と反射神経が残念なのでアクションは無理だ。魔界村の一面の中ボスに勝てない、と言えば察していただけるだろうか? むしろわかりにくい? まあなんとなく伝わって。お願い。
私のゲームに対するスタンスは『ストーリーを楽しむ』なので、物語性の薄いものはやらない。でもよく考えたらアドベンチャーやビジュアルノベルの類もやらないな。それらのジャンルで印象に残るのは『バロックシンドローム』『ダブルキャスト』くらい。『さんまの名探偵』なんて変わり種もあるが、それはちょっと趣旨が違う。おっと、『十三機兵防衛圏』はアドベンチャーだったか。『Rain』は……まあ、置いておこう。
で、まあ何が言いたいかというと、RPGが好きで、RPGばっかりやってますよってことなんですが。『ドラゴンクエスト』『ファイナルファンタジー』『ブレスオブファイア』『女神転生』『英雄伝説』『イース』『テイルズ』『スターオーシャンⅡ』『ファイアーエムブレム』『伝説のオウガバトル』『ゼルダの伝説』『フロントミッション』……他にもあるが、列挙すると意外と少ないな。まあ、主に財政的な問題で、欲しいものを全て買えたわけでもない。強くてニューゲームなんてなくて、特にストーリー分岐もないものを何回も遊んだりしていたなぁ。一つのゲームに何十時間、何百時間を費やしていたので、コストパフォーマンスは良かったかもしれない。
思い出すシーンはたくさんあって。
ドラクエⅣの、ピサロがロザリーの亡骸を抱いて血を吐くような慟哭を叫ぶ場面とか。
ファイナルファンタジーⅩで、アーロンが真実を知って憤りを叫ぶ場面とか。
ブレスオブファイアⅤで、リュウが研究者に静かに「最低だ」と吐き捨てる場面とか。
ペルソナ罰で、周防達也が誓いを破る場面とか。
空の軌跡のファーストチャプターの最後の、切ない別れの場面とか。
ファイアーエムブレムで、ジェイガンの成長率が異常に低かったりとか。
こういうの書きたい。
こういう物語を創りたい。
私の根っこの部分にゲームの中の場面があって、私は今日も書いているのです。
ロマンシングサガを書き忘れていた……