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雑記  作者: 曲尾 仁庵
35/101

二〇二二年八月十五日

 公式企画、夏のホラーの締め切りがあと十日に迫っていますね。せっかくのお祭りなので、参加したいなぁと思いつつ、全然書けない。ホラーって苦手なんですよね。だって怖いんだもの。


――放送終了後のAMラジオからは、死者の声が聞こえる。


 そんな書き出しでね、書こうと思ってるんだけど。


 クル、シイ

 カナ、シイ


 そんな声がラジオから聞こえてくるんだけど。ノイズに紛れて。少女の声で。


 クル、シイ

 カナ、シイ


 ただそれだけを繰り返している。


 クル、シイ

 カナ、シイ


 私がラジオに耳を傾けるのは、聞きたい声があるからで、


 クル、シイ

 カナ、シイ


 聞こえてくるのはいつも、私が聞きたい声とは違うものばかりだ。


 クル、シイ

 カナ、シイ


 死者たちはいつも、私のことなど構いもせず、


 クル、シイ

 カナ、シイ


 自分のことだけを話している。


 クル、シイ

 カナ、シイ


 やめてくれ。私には何もできない。私はあなたが誰なのかも知らないのだ。


 クル、シイ

 カナ、シイ


「私に何をしろって言うんだ!」


 私は目を閉じ、両手で頭を抱えて叫んだ。あなたを救うつもりはない! そんな力は私には無いんだ! 私は、ただ――


 アナタモ

 クルシイ?


 ラジオからのその言葉を聞いた、次の瞬間――私は、彼女と繋がった(・・・・)




 怖い? 怖くないよねぇ。怖くないんだ、ぜんぜん。これから怖くなる予定もない。むしろこれで精いっぱいだよ。こっから先はむしろヒューマンドラマだわ。泣かせに掛かるわ、むしろ。


 まあ、でも、書いてみるか。ジャンル違いって言われたら全力で謝るか。今から書いて間に合うかどうかも怪しいけど、間に合わなければ間に合わないでいいか。別に企画のために書いてるんじゃないし。いや、これは企画のために書いているのか? まあ、どっちでもいいや。企画が終わってから投稿したって怒られはすまい。タグ付けなきゃ普通の投稿だもんね。


 曲尾仁庵は今日も適当。

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― 新着の感想 ―
[一言] テケトーでエエのヨ ジャンルなんて ハラがククれてるナラば あ、クビはククちゃラメなのヨ?
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