あおい道を往く
あおい道を往く
僕はあおい道を往く
僕の歩く道が
平坦だったことは無い
気付けば太陽を遠く離れ
鬱蒼とした森に覆われ
光を失い
自分の居場所ですら
分からない有り様もしばしばで
僕のか細いあおい祈りだけが
行く道を少しだけ示してくれる
水も無く 食べ物も無く 寄る辺も希望も無く
何もない場所をずっと歩くこともある
僕の歩く道が
平坦だったことは無く
あおい涙とあおい血を
どれだけ流してきたのか
ああ それすら
数えることもせず
僕は決して平坦ではない
このあおい道を往くのだ
僕あおい願いとあお自身の青さ
僕はこのあおに染まる道を往くのだ