プロローグ
小説を書くのは4年ぶりです。
運命というのをご存知だろうか?さだめ、とも言えるだろう。
それは偶然か必然か。
はたまた神のイタズラなのか・・・。
さぁ、どうなんでしょうね?
※
カリンという人物とは・・・。
元々は地球という惑星にある日本という国にて生まれた男性のことである。
いやいや、カリンは女だ。
待て!まさか・・・!
そうカリンは新たにこの世界にふとしたことで生まれた女。
そうか・・・、だがこの地球というものにもう1人いたな。
獣人に成り代わるなんているだろうよ。
それもそうか・・・。
この者たちがどう動こうと我々は見守ることしかできぬ。
転生を指示したのは誰だ?
確か奴だったはず、幾人も担当していたからな。
奴に言え、あの世界は彼女らには荷が重いとな・・・。
※
夢を見た気がする・・・、あれはなんなのかしら?
巨大な樹に、魔導師みたいな服装・・・。
生徒らしき人が3人・・・?え、どうして私が?
「・・・っ!?」
ふと目を覚ました私が起きたのは先日泊まっていた宿屋の一室でした。
そう確か、冒険者稼業を終えていつもみたく寝ていたら・・・。
「でも私・・・、あの場所に心当たりあるわ・・・。」
何年か前に勉強の一環で図書館へ・・・、あれ・・・?
どうして、私に涙が・・・?
涙を拭った私は顔を洗おうと外へ出て井戸から水を汲みに行ったのでした。