表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/40

俺の事情 意識不明ってまじ意識不明

地元の公立中学から地元の公立高校に進むのなんて、こんな地方の中学生なら当たり前のことだった。

実際のこと、友人の殆どは市内にある公立高校を受験する。

もちろん俺も。


受験の日、俺は余裕を持って家を出て、最寄り駅に向かっていた。

友人たちは親に送ってもらうとかで、俺はひとりで歩いていた。

途中の交差点、青信号で渡っていた俺はスピードを落とさず左折してきた車に轢かれた。


意識不明。


気がついたら受験は終わっていた。


祖父母との生活、私立に行くほど家に余裕なんてない。

諦めて就職するかと考えていた。

そんな時、担任から桜帝学園を薦められた。


何でも、俺を轢いた車には桜帝の理事が乗っていて、その関係で伝手ができたという。


ぶっちゃけると、轢いた車に乗っていたのが桜庭友和。

急いでいたため確認を怠って俺に気がつかなかったらしい。

示談がどうの賠償金が慰謝料がどうのと話し合ってる最中に、俺の受験が失敗?したことを知った相手方の兄の桜庭陽一が特待生として桜帝に誘ってくれたのだ。

誘ってくれたと言っても、高等部からの編入試験に受かることが前提。

退院後、通っていた中学で試験に臨んだ。

結果、合格。


桜帝学園に通うこととなった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ