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男友達として見ていた彼をいつの間にか? 好きになってしまった。

作者: 七瀬




私の名前は、『下川 七菜香』34歳独身、事務の仕事をしている。

今まで、何度も結婚が頭を過ったし、、、。


当時、付き合っていた彼からも何度か【プロポーズ】をしてもらった事もあるわ!


でも、私は結婚を選ばなかったの、、、!


別に女の幸せは、、、?

【結婚】だと思っていなかったからよ、、、!


それに、当時の私は、、、?

仕事が順調にステップアップして、上司に評価されていたし、、、!

仕事にやりがいを感じていたの、、、!




ほっといても、男の人が勝手に私に寄ってくるし、、、。

物凄く私は、その当時はモテていたのよ!




・・・でも、30歳を過ぎると、、、?

ピタッと男性からの誘いもなくなったわ、、、!


仕事も、新しく入ってきた男性社員や新人の女の子達が私を追い越して

行ったのよ、、、!



若い女の子が職場に入って来れば、男性社員はみんなその若い女の子に

目がいくから、私の事なんか? ほったらかしで、、、。



今では、私がこの会社で古株の従業員になってしまったの、、、!

それに、あんなに私の事を評価してくれていた上司も、、、。

今では、私にこんな事を言うのよ、、、!


『下川くん! もうそろそろ、結婚でもして家庭に入ったらどうなんだ!』

『・・・えぇ!? でも、付き合ってる男性ひともいませんし、、、!』

『お見合いでもしたらどうなんだい、、、?』

『・・・えぇ!? お見合いですか?』

『君も30を超えて感じているだろう、、、? 若い女の子が入って来るとみんな

そっちばかり目がいくからね! い.いや? わたしは君の事が心配なだけだよ!』

『・・・あぁ、ははい。』




どうせ、上司は、、、?

私が仕事を辞めれば、新しい女の子を採用出来るだろうと思っているだけ...!


私に代わって、、、? 

ピチピチの女の子が入れば、仕事に活気が出ると思っているらしい。


どうせ! 男はみんな!

若い女の子が大好きなのは分かっているのだけど、、、!


でも、仕事なんだから、、、?

若い女の子の方がいいとか言わないでほしい!!!


仕事が出来れば、女性だって! 年齢は関係ない話でしょ?

なのに、、、どしてよ!



私は、そんな事を飲み友達の男の子に愚痴っているの、、、!


彼の名前は、、、?

『椎名 勇気』26歳、古着屋で働いている。


彼とは、よく一人で行く居酒屋で知り合って、お互い気が合ったから、、、?

いつの間にか、、、? 飲み仲間になったのよ!



私は彼になら、、、?

何でも話せるの! 気兼ねしないというか、、、?


【私が私らしくいれる人。】


彼は私をどんな風に見ているのとか、、、?

1度も聞いた事もないし! 考えた事もないわ、、、!



だって! 私は彼の事をよく知らないから、、、!

よく行く居酒屋で、彼がいれば一緒に飲むだけ、、、!


彼が結婚しているとか、、、?

彼女がいるとか、、、?

兄弟はいるのかとか、、、?

なーにも知らないんだもん、、、!


ただ、私が彼の事を知っている事と言えば、、、?

名前と年齢と仕事だけ、、、!



あぁ! そう言えば、、、?

最近飼いだした! 子猫の【みーみちゃん。】♀。

まだ産まれて、1か月ぐらいで目がやっと開いたぐらいだとか言ってたわね!




そして今日も、私はいつもの居酒屋で彼と一緒に飲むの、、、!


『いらっしゃいませ~』

『おーい! ココ! ここ!』

『あぁ!』



この日も、私は仕事の愚痴や上司の愚痴、職場の若い女の子の愚痴や

男性社員の愚痴をいっぱい彼に話していたの、、、!


彼は、黙ってお酒を飲みながら私の話を聞いてくれていたわ、、、!


そんな時にね? 彼がトイレに行っている間、私が一人で飲んでいたら?

酔っ払いの中年男性で50歳ぐらいのオジサン2人が私に絡んできたのよ!


『よおよお! そこのお姉ちゃん! 可愛らしい顔してんな~オジサン達と

一緒に飲まないか~い!』

『えぇ!? 大丈夫です! 間に合ってますから、、、!』

『なに? いい女ぶってんだよ~もう、いい歳の女だろうが~ふざけんなよ!』

『・・・・・・』


この! オジサン2人! 完全に出来上がっている!!!

遂には、、、私に暴言まで吐いてくる始末、、、!


そんな時に、彼がトイレから戻って来て! オジサン2人にキッパリと

言ってくれたのよ!


『俺の彼女を、何、口説いてんだよ! オッサン!!!』

『はぁ!?』

『失礼なことばっか言ってんじゃないよ! オッサンの酔っ払いはサイテーだな!』

『おい! お前、何言いがやってんだよ~』


そこで、お店の定員がオジサン2人を外につまみ出してくれたんだ、、、!

元々このオジサン2人は、よく別のお客さんに絡むらしく、目をつけていた

ところを捕まえて、ココで! 【出入り禁止】にしたらしい、、、!


『いやいや? ごめんね! 嫌な思いさせちゃって! もう、あのオジサン2人は

この店に来れないように、、、! “出入り禁止”にしたから~!!!』

『いや~俺はいいんだけど、、、? 下川さんは大丈夫だった、、、?』

『・・・ううん!』





私はこの時、、、。

彼の事を本気で! 好きになってしまったのよ。





最後までお読みいただきありがとうございます。

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