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旋律の無い歌  作者: 唱伽なみ
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誇り

心が壊れる音がする

頬が涙で濡れていく

指先が氷のように冷たくて

全てのものが色褪せる


そうじゃないの

そうじゃないの


この線は譲れない

ここから先へは行かせない

私の中の領域が踏み荒らされる


痛みが決して終わりでなく

そこから立ち上がる試練だと

そう言わんばかりにのし掛かって

全てを壊して去っていく


2つの選択肢

ここから立ち上がり歩き出す

全てを投げ捨てここから逃げていく

どちらにしても

結果は同じ


それならば

立ち上がって歩きつく場所を見に行こう

それが地獄でもかまわない

そこにあるのは自分で決めた決意の結果

泣いていいんだ。

傷つくことは本気の証

結果を怖れて前に歩けないんじゃ

生きてる意味などないのだから


もし逃げ出したら

穏やかな地獄が私を削っていくのだから

どちらにしても同じこと

傷の深さは変わらない


だってそこにはあなたがいないのだから


だけど、もし…そう地獄の中で笑い合えたら

一生の誇りになる

決して壊れないものがあると証明出来るから…

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