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旋律の無い歌  作者: 唱伽なみ
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迷惑じゃないよ。大切なんだ。

君は言ったね。

私は周りに迷惑しかかけないって。

そんなことないって言っても、今の君には届かないね。


いいじゃない。

迷惑かけたって。

今の君はひびの入ったガラスの人形(ドール)

砕けきってしまわぬように動けない君。

迷惑かけるのは仕方ないよ。

だって壊れてなくなってしまうのは嫌なんだ。


大切な人と喧嘩になると辛くなって、居なくなりたくなるかもしれない。

そこから君が消えてしまわぬように、周りが頑張るのは君のためじゃなく、自分達のためなんだ。

だから、気にしないでいいよ。

気にしないでよ。

それより元気になったらどこに行こう?

やっぱり君との定番のカラオケ?

それとも、家族も一緒にバーベキューでしようか?

きっと一緒に行こう?

約束だから忘れないで。


大丈夫さ。

誰だってダメになるときはあるよ。

きっと大丈夫になるときが来る。


その陽だまりのような笑顔をいつも見せてくれた。

君の優しい笑顔が大好きなんだ。

君の笑顔をなくさぬように、伝えたいんだ。

君が必要なんだ。


君との電話はいつでも長いよね。

それは昔から変わらないよ。

だから迷惑かけてるなんて言わないで。

いいんだ。

君と話すのは楽しいんだから。

お互い様でしょ。


大切な会話。

忘れないように。

いつだって、何度だって君に話すよ。

そう。

何度だって話すから。

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