<第二章・前編>登場人物および世界設定(二章以降公開分)
<主要登場人物>
●レディオン・グランシャリオ……本編主人公
12月生まれ。一才とちょっと。髪:銀。瞳:金。
本人だけは知らないが“この世で最も完璧な”と称される神代の美貌をもつ。
世界の敵として滅ぼされた前世(魔族年齢三十余で死亡)の記憶を持つが、かつての幼少期は家の中で大事に育てられた為に当時の外の世界の事情に疎い。
赤ん坊時代も無駄にすまいと年齢詐欺魔法を駆使し、十歳児と大人の姿のなることが可能。十歳児の時点で魔力・知力・武力ともに世界最高峰。ただし、あほの子。
最近、自分の中に別の人格『ディン』と『レオン』がいることを知覚した。
一人称は「俺」
●□□□……???
夢の中において白い世界の中でレディオンの意識と交信する存在。いつも薄笑いを浮かべている。
■■■同様予言めいたものを口にする。
何かの身代わりに自分から「殺される」ことを選んだ。
夢から覚めたレディオンには覚えられていない。
一人称は「オレ」
●■■■……???
夢の中において白い世界の中でレディオンの意識と交信する存在。いつも泣いている。
□□□と共に予言めいたものを口にする。
レディオンの前世の憎悪を封じていたらしいが、すでに封じていた「蓋」は壊れているという。
夢から覚めたレディオンには覚えられていない。
一人称は「僕」
●ポム・ド・テール……主人公の守護者
黒髪。
アロガン(レディオンの父親)に雇われ、レディオンの養育と守護を引き受けた男。
世界に認識されていないレベルで存在感が希薄だが、実力者の一部からは「化け物」と呼ばれる程の力を有する。
お菓子作りが非常に上手く、ポム作のクイニーアマンはレディオンの大好物。
最近、天敵なみに警戒する相手が出来たもよう。
一人称は「私」
●ジルベルト・アンブロージ・アヴァンツァーレ……タッデオ地方の領主の一人。
十六才。二年前、成人(14才)とともに領主になる。父母はすでになく、後ろ盾もない貧乏貴族だが、レディオンと出会ったことであらゆる意味で九死に一生を得た。
お人よしであり、貧乏くじを自ら引くような性格をしているが、穏やかながら打たれ強い精神に心惹かれる者は少なくない。
何故か当初よりポムがその保護に力を入れている。
レディオンを敬愛しているが、最近、もらいすぎる調度品の置き場所に困っているらしい。
一人称は「私」
●ロベルト・バルダッサーレ……未覚醒の真なる勇者
十九才。真なる勇者の資質を持つ者の一人。勇者である資質から自ら目を背け、行商人として生きてきた。
麦の売買でグランシャリオ家と取引をし、結果として正体を見抜いたレディオンに拉致(訂正)仲間認定される。実は高所恐怖症。
ジルベルトとは別の意味でお人好しな善人。珍しい固有才能【異界知識】などを数多く有し、文明の発達した魔族と同等か、それ以上の知識を持っている。
シンクレアのことは憎からず思っている。
一人称は「俺」
●リベリオ・オーラフ・ジギスヴァルト・フォン・カルロス……カルロッタ王国第一王子。
十六才。王位継承権争いの真っただ中にいる三人の王子の一人。基本は善人だがかなり強か。
武力・魔力ともに弟妹達に負けているが、王族で唯一商才に長け、商人達の支持が厚い。
レディオンともマイペースにつきあえる稀有な人間。王位に興味は無いが、国民の行く末が常に気がかりになっている。
暴走しやすい従者を心配している。
一人称は「私」
●モナ……アヴァンツァーレ家家令。
老齢ながら芯の強い紳士。ジルベルトからは「爺や」と呼ばれている。
縁の下の力持ちであり、壊れかけのアヴァンツァーレ家を懸命に支えていた。
ジルベルトを孫のように思っている。
一人称は「私」
●ヨーゼフ……冒険者組合ロルカン支部・支部長
レディオンに頭部資源逼迫組認定された辣腕家ギルドマスター。
ロルカンの治安を維持し、少ないながらも流通を整えることで領主家を陰ながら支えていた。
初期からグランシャリオ家との商談を精力的に纏めあげ、膨大な利益を冒険者達と領内にもたらす。
一人称は「私」
●ノア・アルコル……グランシャリオ家執事。通称『部下一』。
政務担当の一人。ノーランの補佐だったが、ロルカンの支部を任される。内政に長けているが、最も得意なのは建築関係。治水から大規模道路工事、大型建造物まで手掛けるエキスパート。衛生面で未発達な人間の土地を危惧し、アロガンが環境整備の為に出向かせたという裏事情がある。
●シンクレア・……竜魔族の長。
女竜魔として最強の魔竜女王。絶世の美貌と肉感的な肢体をもつ。
自分より強い雄(婿)がごく少ない為に後継者作成に苦労をしていた。
広義において肉食。ロベルトの内面と力に惚れている。
>人間側
●ロモロ・リッチャレッリ……『賢者』『神騎士』『アメティスタ卿』
カルロッタ王国軍第七軍団長。何故か常に顔に化粧を施している。
大司祭級の力と大魔導士級の力の両方を持つ傑物。騎士として屈強な肉体を有し、教会より与えられた神職系高位称号と共に、国から与えられた多くの武技系称号も得ている。大陸に三人しかいない『賢者』の一人。
俗世の地位や報酬に興味は無いが、神々の寵愛にだけは拘る。
神の祝福厚いロベルトをライバル視するとともに、レディオン達を高位魔族と見抜き馬脚を現すのを待っている。
口癖:「ザマス」「ぷーくすくす!」
●ラウラ……苦労性の副官
カルロッタ王国軍第七軍団の副長。可愛らしい容姿をしており、一見して少女のようだがロモロと同年齢。口はあまりよくないが七軍の良心。微妙に脳筋。
いつもロモロの言動に振り回されている。
●キリル……リベリオの従者。リベリオに心酔しており、リベリオを第一王子として敬わない者には非常に厳しい。
●イザイア……カルロッタ王国宰相。『グラナート卿』。
●ミケーレ……カルロッタ王国軍総帥。
●ベランカ……グランシャリオ家ロルカン支部に雇われた寒村のしっかり者の少女。十三歳
●ブルーナ……グランシャリオ家ロルカン支部に雇われた寒村の元気な少女。十歳。
●アドルフォ……グランシャリオ家ロルカン支部に雇われた寒村の元気な少年。十二歳
●ブルーノ……グランシャリオ家ロルカン支部に雇われた寒村の真面目な少年。、十一歳
●エジリオ……グランシャリオ家ロルカン支部に雇われた寒村の大人しい少年。十歳
●エルネスト……グランシャリオ家ロルカン支部に雇われた寒村の少女。十一歳
>精霊族
●ラ・メール……水の精霊女王。赤ん坊や子供大好きのママ属性。本性は巨大な蒼龍。
●フラム……炎の精霊王。秩序の番人。毎回のように仲間に引きずり回されている苦労性。本性は巨大な炎狼。
●テール……大地の精霊王。人間の守護者とも言える『英雄』。非常に自由人なマッチョじいちゃん。本性は巨人。
>魔族
●サリ・ユストゥス……現魔王。そろそろ退位したいが誰も認めてくれない。魔族でも稀な美貌の持ち主。
●オズワルト・バートン……第一級神族『死神』。四六時中サリを心配している。
●レイノルド・ベッカー……ベッカー家当主。レディオンの忠実な部下。とある事情で頭部の照りがハゲしい。
<グランシャリオ家>
●アロガン・グランシャリオ……主人公の父親。冷酷そうな美貌に反し、魔族随一の親馬鹿。最近は変異種狩りと領地調査に忙しい。
●アルモニー・エマ・グランシャリオ……主人公の母親。大陸に名が轟くほどの伝説的美女。隠れてない貴腐人。
●ルカ……主人公の最愛の幼馴染。一才とちょっと。レディオンの直轄地ですくすく育ち中だが、最近ずっとふてくされ気味。
●クロエ……主人公の乳母。アルモニーの乳姉妹で、ルカの母親。ご機嫌斜めな息子に苦労している。
●ノーラン・メグレズ…家令。自分を徹底的に律している仕事の鬼。階下を統括している。
●エンゾ・メラク…執事。農地の管理と税収を担当。仕事が増えすぎて泣きそうになっている。
●ジュール・アリオト…執事。ワイン蔵担当。出番の無さが執事でもトップクラス。
●テオ・ミザール……執事。財政担当。最近増減の激しい金庫に目を回している。
●マティス・ドゥーベ……執事。出稼ぎ部隊の国内組を率いる。売っても売っても減らない在庫に密かに頭を抱え中。
●ネイサン・ナヴィガトリア…執事。軍務担当。変異種狩りから労働者の移動保護など、仕事は多岐にわたる。
<蛇足という名の濃ゆい主要人物紹介>
●アロガン・グランシャリオ……主人公の父親
髪:蒼銀。瞳:真紅
我が子命の親馬鹿魔族筆頭。最近の寄り合いでは我が子愛語りでパパ同盟を作り上げ、商談を纏めてくるなど仕事もデキるお父さん。ただし成分の八割は残念で出来ている。大商会『ケフェウス』の長。
増大した魔力のせいで現魔王に迫る実力を得た結果、十二大家筆頭にのし上がった。
一人称は「私」
●アルモニー・エマ・グランシャリオ……主人公の母親。
髪:陽光の金。瞳:金
絶世と呼ぶに相応しい美貌に、現魔王に匹敵する実力を得た『女帝』。
グランシャリオ家と共に魔族経済の裏を牛耳りつつある。
アロガンのデレ顔や情けない顔が大好物で、最近、息子と親友の息子の仲の良さ(意味深)を非常に楽しみにしている。
趣味は可愛らしい男のコ(漢字は任意)に可愛らしい服を着せること。
一人称は「私」
●ルカ……幼馴染
黒髪・黒目。
かつてはレディオン幼少期に謀殺された乳母の息子。
前世では冷酷な程冷徹な男だったが、現在は赤ん坊の頃から共に育つ乳兄弟が大好きで始終ニコニコしている美幼子。
毒殺事件時に片目を失うが、レディオンより真なる魔女の秘術で「魔眼」を与えられた。
まだ腕を押さえたり目が疼くなどの兆候は無いらしいが、アルモニーの趣味のせいでスカート姿に慣れすぎてしまった。目下、将来が一番心配な赤ん坊。
レディオンの最愛の部下。
●クロエ……主人公の乳母。アルモニーの乳姉妹で、ルカの母親。
黒髪・黒目。
毒殺事件により、レディオンの領地にある大農園に封じられる(※)ことになった苦労性の女性。
夫はラザネイト大陸に向かう途中の海で行方不明に。
情が深く、ルカと同様にレディオンのことも我が子のように愛しく思っている。
最近、巨大な豚さん貯金箱型の超硬番人とどう接したらいいのか迷っているらしい。
一人称「私」
※領地から出ないよう命令されていることを指す。
●サリ・ユストゥス……現魔王
髪:黒。目:紅。
七百年にわたり魔族を纏めあげ、大陸全土に教育と庇護を行き渡らせた魔王。『黄昏の魔王』の異名を持つ。
強大な魔力と恐ろしく高い魔力親和度を有し、歴代魔王の中でも傑物であるとされている。
時折レディオンに「おじいちゃん」扱いされているが、外見は二十歳程度の若さを保っている。最近、おじいちゃん呼びに慣れてきたせいかレディオンを孫のように思い始めている。
一人称「オレ」
●オズワルト・バートン……第一級神族『死神』
髪:黄昏色。目:銀色。
原始の神族の一柱であり、強大な力をもつ第一級神族『死神』。
七百年ほど前にサリ・ユストゥスと共に魔族の側に立ち、その傍らで補佐をしてきた。
神族や魔族になんの拘りも無く、サリの為だけに生きている。
最近、自分とサリを見る時のアルモニーの目線に恐怖を感じているらしい。
一人称「私」
●ロベルト・バルダッサーレ……当代勇者
髪:くすんだ金。瞳:緑銀
とある神族と精霊族の力を受けた人間の突然変異体。現在でも強大な力を有するが、覚醒していない為、まだ魔王に匹敵はしていない。“勇者の寿命”に対しての真実を読み解いている。
生まれ持った異能として【異界知識】を有しているせいか、世界とのズレを感じさせるほど柔軟な思考と広い視野をもっている。
魂の根源からお人よし。色々とヘタレ。フラム同様、苦労人枠。
高い潜在能力を自ら殺して生きていた為、習得している魔法や武技は少ない。
最近、ドストライクな美女に迫られあたふたしている。異性交遊に関して異界知識は全く役に立たないようだ。




