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メビウス・クラウン ~あなたに至る為の物語~  作者: 野久保 好乃
三章 例え数多の苦難があろうとも
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22 成長のために





 六層に行く前に、装備を整えよう、ということで地上に戻った。

 その間に俺も大人版から子供版に戻っておく。大人版で動くと、なぜだか他の人が拝んでくるからな……

 ちなみに五層に基地は作っていない。流石にマグマが流れる場所に作ろうとは思わなかった。五層をメインに探索する人は四層か六層の基地を利用することになるだろう。


「冷気対策の装備を作っておいてよかったですね」


 ヴェステン村のダンジョン前テントの中には棚があり、ダンジョンで使えそうな道具や武器防具を無限袋に入れて置いてある。その中の一つから服を取り出しながら母様がそう言った。

 冬は雪で閉ざされる領地に住んでいるから、魔法を付与した防寒具は作ってあったんだよな。何気に初お披露目だったりする。

 それはいいのだが――……


「レディオン……」


 ロベルトが何か言いたげな顔で俺の名を呼ぶ。

 言うなよ。言うんじゃないぞ。俺だってわかってるから言うんじゃないぞ!?


「リボンが……」


 分かってるよ! くっそデカイリボンが胸元についてるよ! これ結ばないと喉元がスース―するから結ばざるをえないんだよ!!


「レディオンの服は女物ではないのか?」


 サリのご指摘が入りました。お母様、一言お願いします。


「レディオンに似合いますから」


 似合ってなくていいから!!


「本人、涙目になってるが……」

「着ぐるみもあるのですけれど、どっちがいいかしら?」

「……こっちでいいです……」


 サリが心配そうな顔をしているが、断腸の思いで装着継続を選んだ。母様はそろそろ妹を作ってそっちに全力注ぐといいよ!

 ちなみにサリの服もギリギリ男性服って感じだった。母様、どこまで攻めれるか試してませんか?


「次は氷河ということだが、どう対処する?」


 わりと体の線が出る黒いコートを着込んだサリが問いかけてくる。首元のファーがあったかそう。


「魔法を唱えようと思ってたんだが、氷が溶けたらアウトなら、炎系の上位魔法は使わないほうがいいだろうか?」

「炎系魔法か……」


 サリは渋い表情だ。六層についてすぐ、一発デカイのを唱える気満々だったんだが。


「フィールドが氷河なら、あまり溶かさないほうがいいかもしれないな。炎系はセーブしながらいこうか」

「……そうか」

「雪山の時は最初に一発デカイの唱えていいから」

「そうか!」


 喜んで返事したら、何故かサリに頭ナデナデされた。なに? なに?


「質問いいか? フィールドが氷河ってことは、氷の部分はダンジョンの床みたいな感じじゃないのか? だいぶ頑丈そうなんだけどよ?」


 ロベルトの問いに、サリは苦笑する。


「俺も昔そう思って炎系魔法を使ったことがあってな。結論から言うと普通に溶けた」

「溶けるんだ……」

「ただの氷よりは溶けにくかった気がするが、上位魔法であっさり溶けたな」

「床が溶けて海に落ちるはめになりますので、炎系上位魔法は使わない方がいいでしょう」


 オズワルドの補足に、一同頷く。


「じゃあ、あとは足元が滑る問題だけど……」

「氷なら、専用の靴があるから、それに変えておこう」


 父様の声に、母様が自分のポーチから底がギザギザした靴を取り出す。踏まれたら痛そうな靴だな。


「アロガンさん、なんでこんな氷対策万全の靴持ってたんだ?」

「日々増える肉類を保存するために、氷で保管庫を多数作ってな」


 全員で一斉に俺を見るのはやめたまえ。


「保管庫の床が滑るから、作ってもらったんだ」

「何が幸いするかわかりませんね」


 ちなみに十歳児版の俺用の靴もあった。綺麗な白い靴だ。……何故か側面に星のマークがついてるけど。


「では、出発するか」


 サリの号令で六層直前の転移装置に戻り、靴を履き替えて下に降りて行く。火山側と氷河側で階段の温度すごいことになってそうだけど、今は火山地帯凍ってるのでそんなに気温差は無かった。

 そして氷河である。


「平野の時なみに広大な」


 ロベルトがそう評するほど、氷河エリアは平野部同様に大きく開けた場所だった。障害物がほとんど無いので変異種(ヴァリアント)の姿もよく見える。


「平野部だと草に隠れてる変異種(ヴァリアント)がいたが、ここだと障害物なくて隠れられないんだな……」

「先に建物作ってるな」


 一言断って、さくさく建物を作っていく。変異種(ヴァリアント)が突撃してきても耐えられるよう、要塞のような壁で囲っておこう。


「あら。凍った河と河の合間の海から、ひょっこりアザラシっぽい敵が顔を出してますね」


 母様の声に視線を向ければ、立派な牙をもったアザラシの変異種(ヴァリアント)がいた。――あれもうトドじゃないか?


「あれ、デカすぎて間に挟まってないか?」

「嵌って動けなくなった気配がする」

「モンスターにもおっちょこちょいなのがいるんだな」


 なんで俺を見ながら言うの?


「そういえば、レディオン、荷物運びの精霊銀甲冑(ミスリルアーマー)は大丈夫か?」

「大丈夫か、とは?」

「金属だから凍って氷河の床と足がくっつかないか?」

「今のところ大丈夫そうだが……あ、滑ってる……」

「駄目じゃねーか」


 仕方なく案山子(エプヴァンタイユ)と入れ替える。こちらは滑りにくいみたいだ。


「うっかり燃やさないように注意な」


 はーい。

 建物の完了を待って、盾持ちのロベルトを中心に陣形を組み、変異種(ヴァリアント)へと近づく。


「アルモニー、戦闘準備は大丈夫か?」

「はい、あなた」

「最初は魔法を小出しにするといい。あまり強い魔法を使いすぎると敵の敵愾心を稼いでしまうからな。無理せずにやれ」

「はい」

「ロベルトの支援として、目つぶしの魔法や毒魔法を使っておくのも有効だ」

「はい」


 父様のレクチャーが止まらない。そんなに心配しなくても母様は十分強いんだけどな。


「敵愾心を稼ぎすぎたら私の方に逃げてこい。なんとかする」

「はいっ」


 あ、母様嬉しそう。今世の両親はラブラブだからな。


「行くぞ!」


 二人の会話が途切れた時を見計らってロベルトが宣言した。


「こっちだ! 太ったトド!」


 アザラシだってば。


「きゅゎあああん!」


 鳴き声がちょっと可愛い。

 しかし、攻撃は可愛いなんてものじゃ無かった。声と同時に数十個の円錐形の氷が出現し、次々に打ち出されたのだ。


天盾ブゥクリイェ・アトモスフェール


 母様が即座に防御魔法を唱え、ロベルトが距離を詰める。


「せいっ!」


 前脚の部分を大きく切り裂き、繰り出されたもう片方の前脚を光る盾で防ぐ。そこへ母様の魔法が炸裂した。


天刃ラム・アトモスフェール!】


 幾つもの風の刃がアザラシの変異種(ヴァリアント)に殺到する。……あ、素材が……


「倒せました!」

「次は補助魔法を組み合わせてみるか。ロベルトに【加速(アクセレラシオン)】をかけてやるといい」


 どうやら今日は母様のお勉強デーになるらしく、ロベルトを巻き込んで父様と母様が色々試している。

 まだ複数の敵に対処できない母様のために、複数の敵がいるときは一匹だけ残して掃除することにした。俺とサリがメインになってサクサク片づけていく。素材は案山子(エプヴァンタイユ)が集めてくれるので、それを邪魔しないように動くのが少し大変。ちなみにオズワルドは二ヵ所の戦闘を見守ってました。あまり加勢しすぎると掟が、ね……


「そういえば、レディオン。カルロッタ王国を裏切ってる連中の名前が分かったと言っていたな?」

「うん?」


 雪男の首を刎ね飛ばした時に問われて、血糊を振り払ってからサリに寄る。


「王に丸投げしてきたと言っていただろう?」

「ああ、あれか」

「生き残った神官連中を拷問しても情報は聞き出せなかったと聞いた。どうやって調べたんだ?」

「調べた、っていうか、相手が勝手に喋ってきたんだよ」

「勝手に……?」

「そう。なんか拝まれて、神よ、とか言われた」

「あぁ……」


 サリが俺を頭のてっぺんからつま先までじっくり見て頷いた。


「信仰する神の化身と思われたわけか」

「俺としては鳥肌ものなんだけどな」

「だが、朗報だろう。狂信者なんてものはどんな拷問にも屈しないうえ、隙あらば自決するような連中だ。お前が神のフリをすれば勝手に喋ってくれるのなら、カルロッタに協力してやったらどうだ?」

「協力、って?」


 嫌な予感がひしひしと。


「降臨した神のフリをして情報を聞き出せばいい」

「いやだ」

「名案です!」


 ちょ。母様こっちの話聞いてたの!?


「拷問よりも早く情報が聞き出せるのなら、是非やるべきです。あの騒動の後始末でカルロッタも大変でしょう? 聖王国にまた変なちょっかいをかけられるとも限らないのですから、手伝ってあげなさい。ね?」


 ね? て可愛らしく言われたが、絶対母様の目的は人助けじゃなくて俺の服装だろ。


「確かに、知らなかった情報がぼろっぼろ出てきたもんなぁ……いい手だと思うぜ?」


 ロベルト! いらんことを言うんじゃない!


「ほら! ロベルト様もこう言っているではありませんか。人助けですよ、人助け!」

「うぅ……」

「カルロッタはお友達の国でしょう? 助けてあげなくては! ね?」


 俺は救いを求めて父様を見た。

 父様は腕組みして考え込んでいる。


「神族のフリというのは気に食わないが、盟友を助けるためだ、背に腹は代えられまい」


 父様ッ!!


「諦めろ、レディオン。こうなったらお前の母親は止まらないぞ」


 サリは元凶だっていう自覚をもって!


「……わかった。やればいいんだろう! やれば! でも――」

「服は任せてね!」

「言うと思ったよ、もうッ!」


 絶対ひらっひらのふりっふりにされる!


「服装はシンプルに! シンプルがいいから!」

「あら! 神のフリをするのでしょう? なら、非現実的なほど豪華にいかなければなりませんよ!」


 非現実なほどに!?


「誰か母様を止めて!」

『無理』


 異口同音で一斉に断られた。泣くぞ!?


「髪型もアレンジしますからね!」


 服以外にも手を入れられる!


「レディオンは嫌がってるけど、俺はちょっと見てみたいな」

「それは分かるな。どう着飾られるのか興味がある」

「ロベルトとサリはいつか母様に全力で着飾られるといいよ!」

「精一杯の脅しがそれって……」

「まぁ、レディオンだからな……」


 小さい子供を見る様な目で見られてる!


「皆様、次の変異種(ヴァリアント)が向かってきてますよ」


 文句を言おうとしたらオズワルドが忠告してきた。


冬狼(イヴェール・ルー)です。連携してくるから気をつけて」


 二十を超える冬狼(イヴェール・ルー)が殺到してきた。動きは早く、一匹を相手にしてる間にもう二匹が脇から飛び掛かってくる。それらを軽くステップを踏んで避け、喉を切り裂き、さらに飛び掛かってくる一頭を蹴り上げる。そのまま足を勢いよく降ろし、ちょうど飛び掛かって来ていた一頭の頭を砕いた。


「母様! そっちは大丈夫!?」

「大丈夫です。【魔槍豪雨(アヴェルス・ランス)】!」


 母様の術が槍の雨となって冬狼(イヴェール・ルー)に降り注いだ。器用に俺達を避け、敵にだけ当たっている。この辺の精密な操作は流石の一言に尽きる。


「最近指揮ばかりで体が鈍ってきているな……」


 自身の動きに何か不満があったのか、父様が剣についた血糊を振り落としながらそんなことを言う。血糊はすぐに凍って氷河の上に転がった。


「狩りの練習にはちょうどいいな、ここは」

「敵が後から後からやって来ますからね」


 サリとオズワルドが走ってきている新たな冬狼(イヴェール・ルー)を見ながら言う。おかわりですね、分かります。


「オズはあまり動くなよ」

「掟に抵触しない程度には戦えますが?」

「いいから大人しくしていろ」


 なんだかんだでサリもオズワルドには過保護だよな。オズワルドと目があったので、困ったものだね、の苦笑をお互いにする。

 あと、母様、目元波うってますよ。

 集団戦だと死角が怖いので母様とオズを中にいれて四方に陣取る。飛び掛かってくるのにあわせて魔法を唱えた。


風災(ヴァン・デザストル)!】


 強烈な風の渦が狼たちを空高く吹き飛ばした。ボロボロになったそれらが落ちてくるより前に、視界の片側に鋭い稲光が走る。父様の血統魔法だ。


「父様、今の血統魔法は!?」

「【光天】雷の章第二座の【震】だ。今度教えよう」

「楽しみにしてる!」


 なかなか学べない血統魔法だから今からすごく楽しみだ!


「血統魔法って?」


 狼を切り飛ばしながらロベルトが訊ねてくる。父様が別の一頭を切り裂いて口を開いた。


「うん? 血を継ぐ一族に伝わる原初の魔法だ。簡単に言うと、先祖が使っていた権能を魔族の身で使う技だな」

「てことは、レディオンも使えるわけか」

「やり方を覚えれば使えるようになるだろう。見様見真似で幾つかは覚えてるみたいだしな」

「また強くなるのかレディオン……」

「ちなみに俺、生まれるまでに魔封じ十二回されてて、しかも今までに一度も解呪されてないからな」

「お前そんなに強いのに封じられてる魔力があるのかよ!?」

「制御できるか不安だったから解呪してなかったが、もうそろそろ少しずつ解いても良い頃合いだな」


 父様から魔封じ解除のお許しが!


「できたら早めに解いてほしい」


 神族とか神族とか神族とかがいつ襲って来るか分からないから!


「そのあたりは体の状態を見ながら追々と、だな」

「えー……」

「強すぎる力は破滅を招きます。時には時間をおくことも重要なのですよ、レディオン」

「はーい……」


 どうやら一気にパワーアップは出来ないもよう。

 魔力が増えたら、【時渡(エクセリクシ)】ももっと簡単に出来るようになるかも、と思ったんだけどな……


「おまえこれ以上強くなるのかよ……」

「強さに天井は無いからな」

「限度ってもんがあるだろ?」

「覚醒したからお前も限界超えて強くなれると思うぞ。ちなみに、体の調子はどうだ?」

「なんかすげぇ体が軽い。前よりずっと思った通りに動けてる感じがする」

「覚醒したかいあったな」


 ロベルトにはこのまま俺と並び立てるぐらいに強くなってもらわねば。


「では、そんな勇者が自身の能力を把握しやすいように、おかわりをあげよう」


 サリがそう言って行く手を指し示す。冬狼(イヴェール・ルー)だ。


「また狼かよ!」

「どうもこのあたりは狼の縄張りのようだな」

「一緒にサーベルタイガーっぽいのがいるんだが……」

「手ごたえが違う相手がいてよかったな?」


 言ってる間に接近してきた一頭をロベルトの剣が切り裂く。左手の方から来た別の一頭を盾で防ぎ、右斜めから突進して来た一頭の口を剣で貫く。


「剣が抜けなくならないよう、気を付けろよ」


 引くタイミングで襲ってきた別の一頭の頭を俺の剣が切り飛ばし、逆側はサリが纏めて吹き飛ばしていた。


「前方はロベルトが防いでいる。アルモニーは大回りで死角から襲おうとしているのを倒してくれ」

「はいっ」


 精密さ重視で母様が光の矢を放ち、母様の方に近寄ろうとした狼を父様が切り飛ばす。

 群れはおそらく百近くいただろうが、全滅させるまでにかかった時間は十分ぐらいだった。


「慣れたか?」

「……他に、言うこと、ないっすかね……?」

「お疲れ」


 どうやらサリは先輩勇者としてロベルトを鍛えてるみたいだ。考えたら、勇者の寿命のせいで、元勇者と現勇者が同時にいることって無いんだよな。ということは、珍しい場面を見ていることになる。


「それにしても、景色がほとんど変わらないから、どこを目指しているのかだんだんわからなくなってくるな」

「それな……」


 サリの声に、ロベルトがげんなりしながら頷いた。

 通ってきた道には魔力を落してあるので軌跡は分かる。

 問題は行く手側だ。なにしろこれといって目印が無い。一応、五層の階段から真っすぐに歩いているつもりなのだが、氷で覆われてない部分というのもあり、軌跡は時々曲がりくねっている。


「火山の時は『火山』っていう目印があったけど、ここには無いもんな……」

「とりあえず境界線にぶつかるまで真っすぐに進んでみて、階層主がいたら倒しておこう。階段探しは軍に任せたほうがいいのだろうが、階層主の強さが分からないからな。軍に任せるのは少し考える」

「時折、やたらと強いのが出たりするのがダンジョンだからな……」


 ロベルトの声にサリが応え、父様がため息をつくように零す。

 俺はふと思いついてロベルトに問うてみた。


「ロベルト、階層主がいそうな場所で思いつくのはどこだ?」

「分かんねーよ。普通に考えて、階層主が戦いやすい広い場所あたりじゃないか? 階層主の種類が何なのかも分かんねーけど」

「広い場所か……」


 サリが呟き、ロベルト以外の全員がぐるり周囲を見渡して広そうな場所を探す。


「いや、俺が言ったからってそんな――」

「あっちの方にずっと氷河が続いてる場所があるな」

「そうですね。そこ以外は割れ目があるのがほとんどです」

「行ってみるか」

「ちょ、ま、マジで変な信用しないで欲しいんだけどよ!?」


 ロベルトはそう叫んでいるが、なにしろ幸運値が四桁という化け物なのがロベルトという人物だ。これまでのこともあるし、その言葉に一目置いちゃうのは仕方ない。

 そして今回も、見事にだだっぴろいフィールドに他と隔絶した大きさの変異種(ヴァリアント)がいた。


「ロベルト、お見事」

「嘘だろ!?」


 お前はもうちょっと、お前自身を信じてあげていいんだぞ?


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