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第一話! 現在と過去

「この地球と言う星は私には狭すぎる、そう思わんかね?J君」


「そんな台詞は俺達の目の前に広がる地球ちゃんに無事に帰って、酒屋で乾杯するときにでも吐いてくんな!!」


やべぇ次の攻撃が来るぜ!!

「私は走るのが苦手でねぇ〜。」


「レィカー泣き言は後でいくらでも聞いてやるから!それ走れ!!」



・・・思い起こせば三日前地球のとあるバーで、科学者レィカー氏が地球の最後について語り始めたのがきっかけだった。


「J君?」


「何だ?」


シンプルで酒以外何も無い感じの薄暗いバーのカウンターで二人は酒を楽しんでいた。


「地球ってのは思いのほかデリケートに出来てるんだ。」


「何言ってんだ?レイカー。」


「近々大きな地震が来るのだ!!」




俺はしばらくの間固まっていた。


レイカー氏と出会ったのは2107年の事だった。


まだ俺はクソガキで自分に出来る事と出来ないことも解っていなかった。



・・・10年前のある日、父と母が月面旅行ツアーに連れて行ってくれた。


「10歳のお誕生日おめでとう、ジェイ。」


「おめでとう、ジェイ。」


「ありがとう、お父さん、お母さん。」



帰りのシャトルの中で将来の夢なんかを得意げに話してたっけ・・・。




もうすぐ空港ってとこでシャトルが大きく揺れた!



何人かの走る音がして次の瞬間

「パスン!パスン!」


大きな音がした、俺は状況がつかめずにただ腰を抜かしてた。



「貴様ら全員動くな!!そこの夫婦みたいになりたくなけりゃなあ!!」



俺は左隣にいる父と母を見て頭の中が熱くなった!


「お父さん!お母さん!」

二人共即死だった・・・頭を撃ち抜かれている



俺は考える前に、銃を放ったロボットのような戦闘服を着た男に飛び掛かっていた!!


しかしガキが武装した大人にかなう訳が無い。


「パスン!」


奇跡的に弾が外れた!


「次は外さないからなぁ〜!!!グヘヘ!」


俺は死を覚悟した。



・・・が、次の瞬間、一人の中年が、鮮やかな銃さばきでシャトル内にいるロボットのような戦闘服を着た男達を全て倒したのだ!


四、五人は居たはずだ。



その男はレイカーと名乗った。


彼は10歳にして両親を亡くし身寄りの無い俺を引き取ってくれたのだ。


・・親戚などは戦争のせいでみんな死んでいた。



いつの頃からかレイカーは俺をバーに連れていくようになった。


俺達はカウンターで飲んでた。



「しっかしJ、お前〜酒イケる口だの〜。」


「レイカー殿〜ボチボチでんがなぁ」


「マスターもっともっと酒を下されぇ〜♪」


「そうそう、もっとお酒ちゃんを下ちゃ〜い♪」



「よ〜し、Jもっと飲め〜♪」


「了解でありますたいちょーう・・・。」


・・・バタン。

(カウンターにて、一時他界する効果音)



・・・そうだ、この夜はレイカーに酒で100連敗した夜だ(笑)



突然だが、俺とレイカーの想い出話はこのくらいにしておこうと思う、9割が酒にまつわる話だからだ。




そして地球を発つ3日前のバーでの話しに入る。


地球最後の話しをする夜だ。レイカーは言った。

「もうすぐ大きな地震がくる。」



言葉が思い浮かばない俺はただ固まったままだった・・・。



痺れを切らしたレイカーは話しを続けた。


「地震、家屋倒壊、火災、津波。」


俺は黙ってカウンターに隣り合って座るレイカーの方を見つめていた。


「しかもこの地震は全世界で起こるのだ!!」



やっと話す言葉が浮かんだ俺。


「そんな事どうして解るんだよ!?」

・・・少しの沈黙・・。


グラスの中の氷が少し溶けて音を出す頃、レイカーは口を開いた。

初めまして(゜-゜)津斗夢です。今回生まれて初めて小説を書かせてもらいました。文章がおかしかったりするところがあると思いますが、とりあえず読んでみてくださいm(__)m 感想とかくれるかた大歓迎です(^O^)

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