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創造者(クリエイター)としての覚悟

作者: YUUKA

クリエイターとして生きていくことを決めた。

自分史上、最大の挑戦だ。



20年と少しの間、いわゆる「良い子」だった。


学校では真面目に課題に取り組み、授業が終われば速やかに帰宅する。

休日に友人と遊ぶこともほとんど無い。



社会人になっても、その生活はあまり変わらなかった。

新型コロナの影響もあり、頻繁に外出することは控えなければならない。

学生の頃とは違って少しだがお金はあるものの、職場で感染を広げることは許されない。


旅行にも行きたいし、呑みにも行きたい。

そもそも休みが少なくて、そんな事をしている暇がない。



入職して暫くは、それで良いと思っていた。

職場のために尽力し、周りに迷惑をかけまいと必死だった。


残業も、仕方がないと思っていた。

いま思えば、頑張ってる自分に酔っていたような、存在意義を見出だしていたような。


しかし最近、職場での退職者や体調不良の話を頻繁に耳にするようになったのと同時に、自分自身の価値観に大きな変化が訪れた。



「やりたいことのほうが優先だ。頑張っても頑張らなくても、結果が同じならできる限り力を抜こう」



ある種の、燃え尽き症候群なのかもしれない。

今の仕事がものすごく嫌いになったわけでもないんだが、なんだかこう、頑張る意味を見出だせなくなっていた。


きっかけは何だったのだろう。

これと言った、分かりやすい劇的な何かが起こったわけでもないのだが、少しずつ、脳内で価値が入れ替わったような感じ。


もしやこれが、風の時代というやつか。

自分にもついに、風の時代が来たのか(笑)


「風の時代」というワードをまだ耳にされていない方はぜひ、調べてみて欲しい。

なんとも肩の荷が下りる、ありがたい思想だ。



自分の脳内に風が吹いてからは、今までの仕事を少し減らし、もの作りにエネルギーを注いではどうかと考えるようになった。



だって、そっちの方が好きなんだもん。



仕事をどんなに頑張って、苦労して追い詰めても、他人にとっては有り難いが、自分にとってはどうだろう。


確かに、苦労した経験は将来の糧になる。

それだけは言い切れる。

一方で、それが慢性的になり、単なる自己犠牲である場合、滅びるのも、時間の問題だ。


自分の場合は、それが目に見えていた。



将来を見据え、努力し、困難を乗り越えることには、絶対的な意味がある。

だがそのために訪れる苦難と、慢性的な自己犠牲を履き違えてはならない。


それは一見、区別しにくいものである。

紙一重だ、気を付けろ。




ある意味、自分は今、逃げ出そうとしている。

逃げるは恥だが何とかってやつか。


自分のための、逃道だ。



決して、もの作りが楽だから、という話をしているのではない。

何だって産みの苦しみはあるものだし、そのための苦労も想像出来ない程の馬鹿じゃない。


少なくとも、そう思っている。



これからどんな風に事が進むかは、自分自身も全く分かっていない。

でもこれだけは言える。



「間違っていない」



これを読んで下さっている方のなかにもし、将来の方向性に迷っている方がいたならこう伝えたい。


「頼むから、諦めないでくれ」



新しいことをようやく始めようとしている奴に言われたくはないだろう。

でも言わせてくれ。

一緒に頑張ろう。きっと、誰かが評価してくれるから。

自分の思うままに、生きてみろ。



人生は、我慢するほど、長くはないぞ。


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