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第四話 そうです。また寝込みました。

俺は魔法についてはからっきし。多少、本で読んだことがある程度だ。が、今この瞬間に起きていることが確実なる奇跡という事だけが、肌身を通して分かった事だった。自分が、得体のしれない力を目の前にあるそんな気がしてならなかった。この時は、この得体のしれない力が最も大切な武器になることをこの時のアレンは知るよしもなかった。が、とにかく魔法については全くのド素人。今は、質問をする以外の選択肢はなかった。


「母上。このファイヤー以外はどんな魔法があるのですか?」

「このファイヤーも炎魔法という大きい括りに分類されます。魔法には、炎魔法を含めていつつあるのです。それが、さっきも言った炎魔法、それと水魔法、土魔法、光魔法、闇魔法この五つです。炎魔法、水魔法、土魔法は素質が無くても使うことができますが、光魔法と闇魔法は、素質がないと使うことができません。更には、もう一つ魔法がありましてそれが特殊魔法という部類です。これも、光魔法、闇魔法と同じように素質がないと使うことができません。この程度だったはずよ。」

「素質のあるないは、どこで確認することができるのですか?」

「大概は、冒険者ギルドとかにあるステータスプレートに素質ありか、なしか書かれるはずよ。」

「では、一番近い冒険者ギルドはどこですか?」


母は、はぁ~と深いため息をつき


「まさか、冒険者ギルドに行きたいとか言わないわよね?」

「・・・・・」

「まぁそんなとこでしょう?でもね、一番近い所でも危険な場所があるの。私とお父さんだったら大丈夫だけどアレンちゃんに何かあったら、って思うの。」

「・・・・・」


親の優しさを感じて黙り込んでしまう。


「だから、そろそろアレンちゃんに剣の稽古をつけようと考えていたところなの。」


自分は、もうすでに父上に認められています!そう言おうとしたが、それよりもはやく母上が、止めにかかる。


「ですが、母上。」

「ええ。分かっているわ。剣が怖いことは。」

「は・・・・・」


予想外の発言に、腰を抜かしそうになった。


「剣術が、お父さんに認められれば冒険者ギルドでも行きましょう」

「え。父上の話聞いてないの?」

「なんのことです?」


なんとなく父上のことが知れた気がして、うれしいような悲しいような気持ちがまじりあった深く長い、ため息をついた。


「なんかあったの?お母さんで良ければ話聞くよ。」

「いや、いいです。」

「ホント?」

「・・・・」

「あ、あれでしょ。なんで、お父さんの話聞いてなかったの?って思ってるでしょ。」

「なぜ・・・・・・」

「それでも心配だから。お父さんは、割とおおざっぱだから。」


なんとなく、親の過保護さを理解できた気がした。なんとも、優しい言い換えるとちょっと子供に肩入れしすぎな、親。でも、どこまでいってもうれしさがこみあげてくる。それだけ、子を大切にしてくれているということが自分にはとても嬉しかった。


「ありがとう。」


泣きそうなほどに嬉しい気持ちを心の底に押し込め、自分の喉から無理やりひねり出した。言葉。それを察してくれたのか、ただうなづき少し言葉をかけて書斎で一人にしてくれた。


「冒険者ギルド・・・・か」


多分、今すぐにいくことはできないことは分かっている。が、夢を見るなということは無理な話。どんな強者がいるのだろうか。それを考えるだけで、全てが楽しく感じるほどに夢にまみれている場所だ。


「楽しみだ。」


一言はきだし、書斎にある本をあさりだした。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


気が付くと、窓の外は暗くなっている。夕暮れと言ったところだろうか。とりあえず、出した本をもとあった場所に戻していく。そして、ふと手に取った本の違和感に気づいた。出した本は、全て読んだはず。なのに、題名がみた事も聞いたこともない本があった。少し気になって手に取ると、急に光を発し始め次第に強くなっていく。それはまさに、太陽のように。光が、なくなったと思うと体が少しふらつき始めた。意識も朦朧としてきた。が、立てないほどでもない。体のすべての力を使って、自室まで戻る。本は全て片付け終わっている。ほぼ動かない、足を無理やり動かして、自室のベッドまで動く。ベッドに入ると、無理やり保っていた意識がまるで火が消えるかのように一瞬にして、意識が飛ぶ。そこからのことは、全くと言っていいほど覚えてない。が、外が騒がしくしていたことだけはぼんやりと、知ることができた。目を覚まし、体を起こすと前のように


「アレン様が、目を覚ましたぁーーーーッッ」


と隣に座っていたメイドが、大きな声で、そう屋敷中に響き渡るかのような音量で叫んだ。それに気づいた父上と母上。軽く、廊下に砂埃が起きている。まぁ全速力で、ここまで来てくれたのだろう。嬉しいという言葉以外見当たらないほどに、子供のことを大切にしてくれる。


「大丈夫か、アレン。ベッドで三日も寝込んでいたから心配したじゃないか。」

「アレンちゃん。大丈夫ぅぅぅ?」


そう。また寝込んでしまった。

〜作者からの大切なお願い〜


「面白い!」


「次、どうなる?」


「更新頑張れ!」


 少しでもそう思ってくれた読者の皆様。


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