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7話目

この物語はフィクションです。似てる名称や施設が出てきてもそれはきっと偶然でしょう…

…翌日


渚「とりあえず現金書留だったな…金下してさっさと送っとくか。」


いつも通り昼過ぎに起きた渚はコンビニで8万円を下ろして郵便局でTOPSに送っておいた。

そのまま何か新しい発見がないかを見つけるために自転車を漕ぎながら街中をふらついてみた渚は人が集まってガヤガヤしている場所を見つけた。


渚(何やってんだありゃ…昼過ぎの暑いときに人が結構出入りしてるが…)


そこは広々とした公園があったのだがそこではフリーマーケットが開かれていた。

フリーマーケットだが勿論地面に座って洋服や雑貨を売っている人だけではない。

似顔絵を描く人やトレーディングカードを販売している人、移動販売車でアイスや野菜を売っている人など様々だ。


渚(そういえば土曜日か今日、こういうのもやってたんだな、スキルを多少なりとも上げるには丁度いい)


渚は自転車置き場に自転車を停めてプラプラと歩きながら様々な物を鑑定していく。

トレーディングカードやティーカップなどの雑貨などをみる機会は殆どなかったので初見の物が多い。

鑑定スキルを使えば自分で選ぶことの出来るクジは中身をスキルで見る事が出来るのでどれを引けば当たりか直ぐに分かるがどれが所謂高く売る事の出来るカードかまでは分からないので手は出さない。

何かしら自分でも分かる質屋にでも売れそうな物を見つけた時まで財布のひもは緩まないだろう。


が、暫く歩き回ってさぁ帰るかと思いつつ最後の店の商品を鑑定した時鑑定スキルが上がったのだ。


そこは骨董品を比較的安めに売っている老人の店だったのだが、そこに広げられている陶磁器や仏像はどれも精巧に作られた量産品だったのだが端の方に置かれていた巻物だけは真作かつ渚でも知っているような人物の作品だった。

そしてそれを鑑定した時レベルが上がりその効果を見た時運命を感じた。


作品名:富嶽三十六景 真作

作者:葛飾北斎

詳細:葛飾北斎によって1831年頃に版行された。人気により追加された十点とは別に追加された幻の作品。買取販売価格数億円。


そう、幻の作品というのにも驚いたが販売価格が表示されるようになったのだ。

驚きが同時に起こった今、これは運命と言わざるを得ない。


渚(値段が出るって事は真贋情報以外で商売に使えるから今後使えるんじゃね…?配信とかする時のネタになるなこれ)


老人「その巻物買っていくかい?にぃちゃんは富嶽三十六景って知ってるか?それに似てるだろ。本物みたいに見えるけどそれとは違うらしいんだよ、でも綺麗だし五千円でどうだい?」

そう言われた渚は数億に比べたら全然安いと思い

渚「いいよ、五千円でいいの?」と食い気味に返事をした。


こういったフリーマーケットの様な個人が値段を決められる商品は客が値切ってくる事が多い、ましてや自身がそんなに価値があると思っていない物を値切らずに食い気味に買うと言ってきた渚に少し驚いたのか

老人も「お、おぅ。」としか返事が出来なかった。


先ほどは価値が分からなくアタリが分かるだけだしなーと素通りしたカードの店に行き販売価格が千円、五千円※①オリパのアタリのみをガンガン引いて


渚(中のカードは知らないけど千円で中身が三千円ならいいカードだろ、最近カードゲームもガンガン高騰してるみたいだし売ったら大儲けや)変な関西弁が心の中で漏れつつ渚は帰路に就いた。

気が付けば夕方になっていた…


そして帰宅した渚は自室の壁に画びょうを刺し運命を感じた幻の作品を紐で吊るした後何となくだが礼をした。


その後は買ってきたカードを分けカードショップに行き高額カードを売ってきた。


結局自分が使った数万円がプラスマイナスが無くなるどころかプラスになったのであった。


渚「こりゃアバター出来るまでせどり生活だな。金を増やしとくに越したことはないだろ…」




安く買って高く売るのは転売ヤーですけどこういったオリパだったり本来は高いものが安く売られてる物を買い取って本来の値段で売るのって名称あるんですかね…?

よかったら教えてください。

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