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恋の寿命

作者: ひかる


この恋寿命が尽きるその時。


彼の片想いのあの子が、彼に振り向いた時。わたしと彼の関係は終わる。


わたしはあの子の代理品。


顔も知らないその子の代理品。


大事にされるのも愛を囁かれるのも代理品。


LINEもデートも代理品は所詮代理品なのでそこまで求められない。 


好きって言うのも抱きしめるのも手を繋ぐのもキスをするのもわたしはあの子の代理品。 


わたしが与えられていいものでもない。


期待をしても無駄なので、彼には内緒で恋の寿命をつけた。


大体半年もない余命だ。


半年しかない余命なら先のことより今のことを楽しみたい。


わたしは彼に一目惚れをしたが、そこまでではない。


彼に好きな人または彼女ができたのは勘づいた日は簡単に諦めもついたのだ。


だからこそ紹介をされた時彼だった時の喜びを表現できないのだ。


なにを勘違いをしたのかわたしは浮かれた。 


ガンガンに攻めた。 


半分の本気と冗談を混ぜた付き合ってくださいを彼に投げたのだ。 


わたしは少しだけたまたまの偶然運が良く転がった恋。


本物の恋に叶うわけない。


やりたいこと好きなだけやってカップルぽいことをとことん楽しんで別れを言おう。


わたしが振られる方が明確だ。


あと数ヶ月の恋の寿命。


何回会えるだろうか。


LINEのやりとりもあとなんか貰えるだろうか 


あと何回 愛車に乗せてもらえるだろう


あと何回心配されるだろうか


こんなことを考えながら関係を続けたい。


彼が目を泳がすのはその子を探すからだ。


彼の傷ついた気持ちに余裕ができるまで。

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