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urashima

作者: 犬日目

浦島太郎構成とひそかに名づけた


幻想のタイプを


ポケットに入れ


あまく釦かけるワーク・シャツの。


あおっぽいドレープは


きもちの黯さ、反映してるのかしらん


いやさ


晦冥を求道し蒙昧。


アリ地獄のはなやかさに


魅せられて


いまや、不惑


カンオケの様な言葉じゃあるまいか。


ひと、みな、サクリファイス


人類、みな、ウラシマ


五月雨の撲つ撃つ鼓膜を


なにやら淫欲の虫がかすめ。


ultra marine sun shine.


おんなは、みなそこの、太陽


ひかる、経血を、ながし、果たし


わたくしに、恵みを、垂れる


瀑布のごと、血汐の、かがよいを。


だが


冷めた珈琲の悟る


海底のうたかた


はや乙姫のさりぬ。


が。


また花冠の髑髏となり。


スケルトンの粘膜を晒しぬ。


永劫的、頽廃的、極楽的、干満。


ワークシャツ着、喫茶店にて


蒼ざめた珈琲を啜りて思う海百合。


了。

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