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J1最終順位まとめ

 12月1日でJ1の全日程が終了した。1年戦えば優勝も決まるし降格も決まる。もうそうなったものは仕方ないものだからもはや認める他に道はない。歴史とは常に栄光に彩られたものでは決してなく、屈辱もまたクラブの歴史となる。捲土重来して「J2すら知らないクラブなんて」と言えるぐらいになったほうがJリーグ全体にとってもいい事だ。


 ここの更新はそれまで毎月10日が目安だったが、もう全日程終了した事だしさっさと出すに限る。クラブワールドカップはまあ、別に取り上げる気はないし。J2編は明日。ちょっと内容薄いけど。


第34節終了時点におけるJ1順位表


1 広島 -

2 仙台 -

3 浦和 -

4 横浜 ↑2

5 鳥栖 ↑2

6 柏柏 ↑2

7 名鯱 ↓3

8 川崎 ↑3

9 清水 ↓4

10東京 ↓1

11鹿島 ↑2

12磐田 ↓2

13大宮 ↑1

14桜阪 ↓2

15新潟 ↑2

16神戸 ↓1

17脚阪 ↓1

18札幌 -


 まずは優勝について。11月24日に行われた第33節にて首位の広島はセレッソ大阪を4対1で撃破。次いで2位の仙台が新潟に0対1で敗れたため、その瞬間サンフレッチェ広島の優勝が確定した。エース佐藤寿人は22得点で得点王になる一方、守備もほとんど固定されたメンバーがリーグで下から2番目の失点数に抑えた。それをカードも少ないクリーンな守備で成し遂げたのも見事。誰が何と言おうと優勝にふさわしいチームだった。


 仙台はそれまでよく戦ったが最終節では緊張の糸が切れたかFC東京に2対6と信じられない大敗を喫してしまった。震災復興だの絆だのと結び付けられるとかえって順位を過小評価されるものだ。来年も同じように躍進が出来れば余計な声もなくなるだろう。3年続けばもうそれが実力だと言っていいはず。


 3位には浦和が滑り込んだ。ここはこれぐらいやって当然なので驚きはしない。来年以降はペトロヴィッチサッカーがより浸透してくるだろう。また、すでに森脇獲得という話が出ているように、チームをバックアップする資金力も豊富。問題はペトロヴィッチ監督の健康状態ぐらいか。


 4位の横浜は序盤なかなかエンジンがかからなかったが、うまく持ち直した。ここは名門らしいサッカーをする。そしてあるいは広島優勝以上のサプライズが5位の鳥栖。ここまでやれるとは思っていなかった。豊田は得点ランキング2位だし、屈強なチームだった。昨年優勝の柏と一昨年優勝の名古屋はそれぞれ6位と7位で、賞金圏内に入ってきたのはさすが。


 8位には意外と川崎。終盤はレナトがよく爆発していた印象がある。清水は広島や仙台から勝ち点を奪いまくったがその分取りこぼしも多かったようだ。J1復帰初年度だと忘れそうになるFC東京は10位とそこそこ。


 鹿島はナビスコ杯は取ったものの、全体的に弱々しかった。序盤は上位だった磐田だが終盤に失速して結局こんな順位に。しかし最後の最後に大仕事をやってのけた。大宮の秋から調子を上げて終わってみたら余裕で残留していく姿はまさに職人。セレッソも終盤にペースを落としてあわや降格まで行ったがどうにか踏ん張った。


 シーズン中に何度も「もう駄目だ。降格確定」と言われながらも最後の最後で順位を2つ上げて大逆転残留を決めた新潟。得点力不足は目に余るものだったが、最後は札幌相手とは言え怒涛の4得点で撃破。まあ最終節で札幌という幸運はあったが、見事だった。


 神戸は監督を代えすぎたか。ただでさえ選手が入れ替わっていたシーズン、長らく神戸を支えた和田監督から他のクラブで実績のある西野監督へ切り替え、さらにその西野監督もシーズン終盤にもたついたらあっさり解任。結局このブレが最悪の結果を生んだように見える。スタイルが確立されることはなかった。


 しかしそんな神戸も17位ガンバ大阪のフロントと比べるとまだ上等だったか。補強できる資金やブランドはあるだろうに弱点を埋める事が出来なかったし、監督選びに関してはもはや論外。「肉を切らせて骨を絶つ」どころか、今年は相手に肉だけでなくバキバキと骨も折られていたのだから世話がない。リーグ最多得点、得失点差プラスなのに降格という伝説を打ち立ててJ1の檜舞台から退場していった。


 札幌はもう、純粋に力不足としか。4勝28敗2分、25得点88失点で得失点差-63という数字が示すようにあまりにも差が大きかった。しかし浦和や仙台に勝利したりと一定の存在感は見せた。そしてゴン。怪我からの復活はともかく毛が復活した事は間違いない。全盛期もかくやというふさふさっぷりはまるで10歳ほど若返ったようだった。ただ選手としてはもう計算に入れる事は出来まい。




1 名鯱 ↓6

2 柏柏 ↓4

3 脚阪 ↓14

4 鹿島 ↓7

5 浦和 ↑2

6 清水 ↓3

7 神戸 ↓9

8 広島 ↑7

9 横浜 ↑5

10桜阪 ↓4

11川崎 ↑3

12東京 ↑2

13大宮 -

14仙台 ↑12

15鳥栖 ↑10

16磐田 ↑4

17新潟 ↑2

18札幌 -


 ええ、さてさて開幕前にやった予想との答え合わせだが、まあご覧の通り散々な結果となった。下位に予想したところは軒並み上で上位にしたところは下という。まあ、こんな事だろうと思って異様に弱気なタイトルをつけた甲斐があったというものだ。


 どこから手をつければいいのか悩んだが、とりあえず当たったところからにしよう。18位の札幌は戦力が足りないだろうと思っていたがやっぱり駄目だったかなという感じ。そして大宮を当てたのは何気に快心の予想だった。「補強してるけどどうせこんなもんだろう」というラインを裏切らないのが大宮の偉大さ。来年も残留争いをするクラブのサポーターから「いい加減落ちればいいのに」とやっかみを言われながらも涼しい顔で残留する大宮の姿が見えるようだ。いい加減落ちればいいのに。


 後は、予想と近かったところで言うと、浦和の躍進はまあ当然として、清水は色々と中途半端と言うか、もっと勝てたんじゃないのと思う一方よく出来たのかも知れず、強いのか弱いのかよく分からなかった。東京は及第点だがJ1初挑戦でもっと躍進したクラブがあったからか存在感は薄かった。川崎の風間体制はこれでいいのかというまま進んでいく。


 そして奇跡の残留を決めた新潟。この違いは予想が近くても大外れと同じである。シーズン途中での監督交代は初めてだったが、そうやって最後まであがき続けた結果この残留を勝ち取ったのだから、フロントを含めてよくやったという感じだ。ただ毎年のように選手を吸われる構造が変わらない限り苦しい戦いは続くだろう。


 柏はACLもあるしもっと下につけるべきかと悩んだが、結果的にはそうしたほうが良かったのか。セレッソ大阪は案の定清武が移籍したが本当に柿谷が出てきた。そしてクルピ監督が戻ってきたという謎の展開。セルジオ・ソアレス体制のままだとどうなっていたのか。磐田は途中まで大外れだったが最終的には4つしか違わなくなった。でも降格候補に予想したのは明らかに間違いだった。


 横浜は序盤のもたつきがなければもっと上位だったのだろうか。優秀な選手が揃った名門らしいサッカーだがいまいち優勝できそうにない感じもする。名古屋は正直期待を裏切ったと言うか、意外と強くなかった。トゥーリオFW起用とか確かに怖いんだが、他に手はなかったのか。ピクシー末期かな。鹿島は「どうせ勝つんでしょ。ほら見ろまた勝った」みたいな嫌らしさがなくなった。戦力的にも過渡期にあるようで、手を間違えるともっと下になっても不思議ではない。


 そして広島は見事に優勝した。低迷するはずがないと確信していた私でもここまで上昇するとはさすがに予想できなかった。森保監督は就任当初「攻撃はそれまで通り、守備は強化する」みたいな事を言っていたと記憶している。まあ広島を多少たりとも知っていれば誰でもそう言うだろうが、それを口だけでなく実現させたのが素晴らしい。


 神戸は補強に惑わされたがフロントに定見がなく、監督交代にしても和田監督と西野監督はまったく別のタイプだし、じゃあ西野監督に任せるかと言うとそうではなくあっさり解任。このような姿を見ると選手も神戸に断りの連絡を入れたくなるというものだ。


 ここからは2桁外したクラブたち。まずは鳥栖から。「降格はしないんじゃないかな」と見ていたがそんなレベルではなかった。最終節に敗れたため5位に落ちたのだが、その直前は3位だった。夏場に落ちるどころかグングン上げていくのだから立派だ。自分たちのやりたいサッカーをやれた結果がこの順位なのだろう。そして仙台には土下座せねば。まったくの大外れに終わった。赤嶺とウイルソンはいつ点を取ってもおかしくない怖さがあったし、守備も力強かった。


 そして一番予想と実際の順位の差が大きかったのはガンバ大阪だった。まずは監督選びから迷走していた。なぜか呂比須ワグナーに白羽の矢を立てたがライセンスの問題でJリーグに拒否される。それでも諦めないフロントが呂比須はヘッドコーチとして、そしてお飾りの監督としてセホーンを連れてきた。謎の二頭体制は3月の時点で早くも崩壊してしまった。


 開幕戦はテレビで見たが本当に酷かった。全然勝てる気がしないサッカーで「やばいなあ。こんな上位に予想したのは絶対間違いだった」と後悔したが時既に遅し。さて、セホーンと呂比須を切ったフロントが次に打った手は松波コーチを監督に就任させる事だった。暫定的な措置ではなく正式な就任だったが、いささか荷が重かったか。まだ30代で監督としては若い上に参謀役もいなかった。


 シーズン中盤以降、てこ入れとしてレアンドロを獲得してからやや持ち直す。15試合で14得点という暴れっぷりはまさに驚異的だったが課題の守備は弱いままだった。そして降格へ。それまでも確かに元々GKなどてんで弱体だったが順位は安定していた。終わってみるとガンバが強かったのではなく西野体制が合っていただけで本体は西の弱小チームだったJリーグ草創期と変わっていなかったのだろうか。


 広島は確かなステップアップを果たしたし、仙台や鳥栖は監督の一貫した指導の下で力をつけた。一方で中東の王族のような監督人事を繰り返した神戸や意味不明な人選にこだわったガンバ大阪は降格してしまった。日本人でも外国人でも超一流は海外にいるという現状、選手よりもフロントがしっかりしたクラブが強くなるのがJリーグの特徴と言える。


 ついでに、ガンバが降格したときアウェーのヤマハスタジアムにいつまでも居残ったガンバサポーターがいたらしい。気持ちが昂りすぎてこのような行動に及んだのだろうが、はっきり言って迷惑なだけである。これを愛と言うならば愛していただかなくて結構。大体ガンバとかそんな伝統ある名門でもないんだし。そういう観点だと今となってはJ2暮らしも板についたヴェルディとかジェフのほうがよっぽど「本来そこにいてはいけないクラブ」指数が高いわけだし、だから変なプライドを捨ててJ2生活を楽しんできてください。

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