友達って何ですか?
友達って何?
友達ってなんなんだろう・・
そう思い始めたのはあの出来事があったからだ。
あの出来事は小さな事から始まった。
僕がテストで今までより良い結果をとったので、
僕は喜びに浸って思わず喜びの声を発したのがきっかけだった。
それに腹がたったのか、クラスでリーダー的存在の山田が、こちらを睨んできた。
ああ、怒らせてしまった。
その時はささいな事だから、まぁいいやと思って放棄しておいた。
翌日、数人の冷淡な目がこちらを見ている。
そいつらは、山田と中のいい連中ばかりだ。
山田の仕業か。
その連中に挨拶をすると、あいさつが返ってこない。
そいつらとは、仲がいいって事はなかったので気にとめなかった。
そして、また翌日。
こんどは冷淡な目が増えている。
そろそろ、僕は悩み始めた。
このままでは大変な事に・・・。
まぁ、友達は無視なんかしないだろうと思っていた。
みんな、山田にびびって山田のいう事を聞いているが、
僕の友達はそんなふうにはならないと信じていた。
しかし、しばらくして友達の様子が変だ。
こちらを避けているような気がする。
えっ・・・まさか・・・。
山田に影響されて・・・。
この時は現実逃避して信じなかった。
一週間後・・・。
僕の友達は皆裏切り、ついには悪口を言っているしまつ。
クラス中が僕の敵だ。
他学年の人もこちらをさげすんだ目を向けている。
信じがたい事実。
憧れていたKさんもこちらに冷たくなっている。
友達は皆裏切っていった。
友達というよりも、友達だと思っていたと言う方が正しい。
僕は、自分のいる学校では友達の作りようがない事を悟った。
他校で友達を作ろうと思ったが、他校にまで無視の輪は広がっていた。
このショックは大きかった。
もう友達は作れない。
ショックは計り知れない。
友達って何ですか?
友達って信じれる存在ですか?
貴方が同じ目にあったらどうしますか?
貴方は耐えれますか?
貴方は耐えれる自信はありますか?
貴方は耐えれるほど強いですか?
もう朝がくるのは嫌だ。
もう来ないでほしい。
もう来ない・・・。
なぜ来ないか?
それは、もう来ないから・・・。