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第二話 天使

「順調に進んでいるかい?ミカエル。」


「はい、神様。これで人類は自滅の道を歩む事になるでしょう。」



「畜生!もう数えて50回以上だ…」


そうだ、俺は家に居た。


家に居れば車にはねられる心配も無いし、安全だと思っていた。


まさか、家に強盗が入るなんてな…


ナイフで心臓を一刺しだった。


痛みと共に意識が無くなり、気がつくとベットの上だ。


次はいつもの通学路とは別の道を行った。


だが結果は同じだった。


どう足掻いても俺は死ぬ。


何度も、何度も…


「お困りのようですね?」


車通りの少ない道を歩いていると声が聞こえた。


だが、周りを見渡しても誰もいない。


「上ですよ!」


上?上って空があるだけ…って?


「誰だ、お前は!?」


たしかに上にいた。


翼の生えた女の子が。


「はい、私は天使ミカエルです。」


は?天使?ミカエル?何だいきなり。


っていうか…


「あのう、パンツ見えてますよ?」


「えっ!?」


俺は下にいて、彼女は上にいる、下から上を見上げようとすると必然的にスカートの中が見えてしまう。


というか、天使もパンツとかスカート穿くものなんだな…


「ちょ、ちょっと見ないで下さいっ!!」


彼女はスカートに手を当て俺に見えないように隠した。


すると、ゆっくりと地上に降りてきた。


翼の生えた女の子、天使の存在。


普段の俺なら信じられずにいるのだが。


何回も死んだりしているし、何が起きても平気というか、そろそろ何か来るだろうと予感していた。


だから驚いたりとかはしなかった。


いや、むしろ今の俺を助けてくれるかもしれない存在が現れた事が何よりも嬉しかったのだ。

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