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わたしの空っぽのトンネル

作者: リン

歩いていると

いつの間にか

考え事していて

考えたことを考えていると

いつの間にか

何も考えていないことに気づく

人が向こうからやってきて

行き違う

人が後ろからやってきて

先にいかれてしまう

ゆっくり歩いている

考え事してるから

何も考えていないから

冷たい空気を吸って

思ったことを吐く

乾いた空気を吸い込んで

感情を吐く

わたしの空っぽのトンネル

驚かす鉄道が

スマートな車が

自我が強いバイクが

自由な自転車が

勝手気ままな人が

通り過ぎる

通り過ぎていく

細い視神経の鉛筆が

光を色分けする絵筆が

見つめているだけのガラスペンが

行きたいところへ向かう指先が

想いに描いていく

やわらかい

匂い

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