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俺が世界を救うまでの物語  作者: 椎尾光弥
第一拠点 始まる物語
48/56

α-048 怪しい依頼書

アンチコメ→作者のレベルが上がります

プロコメ→作者の創作意欲が上がります

評価、ブクマ→作者が一番喜びます


ストーリーのアドバイス→無視です

文章のアドバイス→ありがたいです

「うおぉぉぉ!?」


 未だ熱の残る下層へと落下。本日2度目の落下である。

 この頃落ちてばっかだな……


 幸いにも、1階層分の落下であったために五体満足で着地。素晴らしい。尻が痛いが、それはノーカウント。


「びっくりしたぁ! た……ヒウッてした!」


 玉ひゅんって言おうとしたら、シロに睨まれた。

 ちなみに、シロは危なげなくに着地しておられました。ライゴウは座った体勢のまま着地。


「すまぬ。ちと力を込め過ぎた」


 ライゴウが座ったまま謝罪。そのまま華麗に土下座に移行。生で見るのは初めてだ。


「いや、怪我は無いし気にすんな。それよりも……」


 囲まれた。死体とかはいないみたいだが、古代機械が壁一面に蠢いている。


「む。真火で片付けられなかったでござるか……」


 "修行が足りぬなぁ"などとぼやきつつ、ライゴウが立ち上がって戦闘用意。


 さあ、残党狩りだ! というような気迫を漂わせるライゴウ。実力を持って謝罪をといったところだろうか。


 が、


「面倒なので一掃しますね」


 シロがそう呟き、杖から光を迸らせる。


 ほんの一瞬。


 瞬きをしたら、古代機械が全て消失していた。


「……………………」「???????」


 俺は無言。

 ライゴウは呆気に取られて意気消沈。開いた口が塞がらないとはこの事か。


 というか、シロ。その行為は、ライゴウを許す気が無いって意思表示に感じるのは気のせいか?


「クラビス殿」


 ライゴウが若干遠くを見つつ、小さな声で語りかけてくる。


「なんだ?」


「シロ殿を怒らせるのは賢明では無いでござるな」


 ライゴウよ、俺もそう思う。


「? 行きますよ?」


 シロが次の扉に向かいつつ、不思議そうに振り返って言う。


「イェス・マム」「承知!」


 ライゴウと綺麗にハモった。長いモノには何とやら。俺とライゴウの意志は合致し、確かな友情を感じた。


「元気が良いですね」


 シロはにこやかに言いつつ、扉を開く。全く警戒していない様子から、敵はいないのだろう。


 まぁ、扉に黄色い塗料の後が残っていたが。


 扉の先は、機械の並んだ部屋。敵はいない。


「……なんなんだろうな。この遺跡」


 どう見てもエンジンにしか見えない。形状は違うが、気筒らしきモノとタービンのようなモノが見える。


「遺物とは聞いていますが……なんらかの船でしょうね」


 やっぱり? でもなぁ、操縦席とか見て無いんだよなぁ。

 このエンジンルーム以外に、部屋は見当たらないし。


 ……いや、さっきの部屋がそうだったのか?


「ふぅむ。特に目ぼしいモノは無さそうでござるなぁ」


 まぁ、エンジンがあるって事は燃料もありそうなもんだが……攻略済みだし、掻っ攫われてるかもな。


「そういやライゴウ、あんたの受けた依頼は何だったんだ?」


 ふと、何も聞いて無かった事を思い出した。


「それがなぁ、よくわからんのでござる」


 うん? 依頼内容も理解せずに受けたって事か?


「えっと?」


「ああ、依頼書を見せれば良いでござるな」


 そう言いつつ、ライゴウは懐から依頼書を取り出す。

 俺はソレを受け取り、内容を読む。


 遺跡の遺物回収。報酬:金貨5枚。裏面記載の小型迷宮から、古代反応炉核を回収してきて下さい。


 古代、反応炉核? 英語に直すなら、エンシェントリアクターコア。わぁ、カッコいい名前。


「その、古代反応炉核? とか言う代物を回収すれば良いのでござるがなぁ」


 イラストもないから、どんなモノかわからないと。

 まぁ、気にはなるし、コイツが依頼を達成しないと俺達は恩を売れない。という事で、アナライズ祭りです。


《精密石材:石に似た材質の物体。……が、中身は黒曜石や水晶等の鉱物と、その他不可解な合金類が幾何学的に組み合わさり、特定の音等に反応して放電する精密機械》


 何か長いな。ま、関係無さそうだ。


《コード流れ星: 一部の古代遺物に挿入できるチップ》


 何それ。説明がなさすぎて怖い。


《古代エンジン:主に古代反応炉核、空間安定装置、古代反応炉で構成される機械》


 おぉう、やけにシンプルな説明だな。


 ……………ん? 古代反応炉核?


 …………………………テメェか古代エンジン!


 目の前にあったタービン付きのエンジンらしきモノ。そいつのアナライズ結果が、古代エンジン。


 その項目にある古代反応炉核。ついでなので、ライゴウに知らせる前にアナライズする。


《古代反応炉核:正八面体の物体。街一つを軽く消し飛ばす程の膨大なエネルギーを溜め込んでおり、最重要危険遺物の一つ。古代エンジンの中心部に固定されている。使用済みの物が正八面体の石になると考えられている》


 やけに長ったらしい説明文。要約するに、核爆弾って事か? ふざけんな異世界にそんな代物出してくんな!


『シロ、古代反応炉核っていくらぐらいすんの?』


 こんな物騒な代物を金貨5枚……日本円で言えば5万円。

 絶対おかしい。


『金貨で言えば1万枚ですかね。あ、回収しちゃダメですよ? 殺されちゃうので』


 1億円ですかそうですか。それと、殺される? この世界って政府的なモノは無かった気がするけど……ギルドか?


『ライゴウの依頼の品がソレなんだけど』


『……………………絶対、黙っておいて下さい』


 そうだね。依頼主とか、絶対ロクな奴じゃない。

 いや、俺達の依頼も怪しいっちゃ怪しいけど。


 あ、一応ライゴウにバレないように、問題のブツをアイテムボックスにぶち込んでおいた。


 もしライゴウが自力で見つけると厄介だし、後々来る人達が悪用しないとも限らないしね。


 シロも見ていたが、特に何も言ってこなかったので問題はナシ。ふと、床に落ちていた正八面体の石を拾っている。


『何? ソレ』


『贋物を拵えようかと』


 あぁ、ダミーか。幻覚魔法でもかけるのか? ま、任せよう。……さて、帰るきっかけでも作るか。


「……無さそうだな。依頼失敗の罰則とかあるのか?」


「罰則は無いでござるがなぁ。お二方に払う約束が……」


 律儀な男だな。良いヤツだ。


 はい、皆さんこんにちは。作者です。

 今回はライゴウの依頼が分かりましたね。


 ……後から思いましたが、この下りいらなかったかも。まぁ、書いてて楽しかったから良いんですが。

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