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俺が世界を救うまでの物語  作者: 椎尾光弥
第一拠点 始まる物語
45/56

α-045 レッツエンカウント!

アンチコメ→作者のレベルが上がります

プロコメ→作者の創作意欲が上がります

評価、ブクマ→作者が一番喜びます


ストーリーのアドバイス→無視です

文章のアドバイス→ありがたいです

「さて、この部屋にはこれ以上何もないみたいだし、反対方向に進むか」


 俺は伸びをしつつ提案する。このダンジョンは、細い1本の通路と部屋で構成されているらしく、先に突き当たりを引けたのは僥倖だった。


 挟み撃ちの心配が減るからだ。


「そうでござるな。その小窓も開かぬようでござるし、シロ殿が最後尾につくのはいかがか?」


 魔法使いが、背後から奇襲を受ける確率が極端に低い場合は、その隊列が1番だろう。


「その方が良いですね」


 シロはすんなりと了承。隊列を組み直し、部屋を後にする。俺は部屋を出る際、少しだけ剣を振る。


「? 何をしておられたのでござるか?」


 ライゴウが俺の行動に気付いたようだ。


「ちょっと、一応な」


 ノーティアの贈り物の1つを試してみた。上手くいったか分からないし、確認のしようが無いので説明はしない。


「……いつ覚えたんですか」


 お、シロは気付いたみたいだ。俺は"ちょっとな"とだけ答える。シロが気付くなら、上手くいったみたいだ。


「さあ、早く進もう。日が暮れる前に終わらせたい」


「それもそうでござるな。———っとと?」


 ライゴウが俺の意見に応え、次の部屋の扉を開ける。すると、何かに気付いたのか、あるいは見たのか扉から少し下がる。


「どうした?」


「骸でござる」


 見ると、なるほど。次の部屋に設置してある寝台の上に、腹に剣が突き刺さった死体が寝かせてある。


「突然起き上がって襲ってきそう」


「その前に頭を潰してしまっては?」


 と、シロが物騒な提案をする。生きてたらどうすんねん。


「なるほど。良い案でござるな。……では」


 シロの提案を真面目に受け取ったのか、ライゴウがハカを振り上げて突貫。頭を叩き潰し、肉片と脳漿を飛び散らせる。


「ちょっ!? 生きてたらどうするんだよ!?」


 いや、そう言う問題じゃない。そもそも、死体の頭を潰すのは倫理的に終わってないか?


「大丈夫でござるよ。ほれ」


 ライゴウがそう言うと、死体が発火する。肉の焼ける匂いが部屋に広まる。


「何1つ大丈夫じゃないが?」


「いやいや、この武器で殴って燃えれば敵。敵でなければ、攻撃すら通らず拙者が燃える」


 なんて危険な確認手段なんだぁ。コイツの思考回路は狂ってるのか?


「その、敵って判断は何がしてるんだか」


「知らぬ。知らぬが大した問題ではあるまい。間違いであれば拙者が炎に抱かれるだけでござろう?」


 うん、確信した。狂ってはいない、ぶっ壊れてるわ。


 そんな事を考えていた時だ。


「キォオオォオ!!!!!」


 燃えている死体が、奇声を発した。今、この時、死体は喋らないがウソだと分かった。


「あ〜、叫ぶ死体でしたね。お客さんが来ますよ」


 シロがのんびりとした口調で、部屋の奥にある扉を指し示す。何か、重い物体が扉にぶつかる音。階下から聞こえるおどろおどろしい叫び。


 とりあえず、あのうるさいのを永久に黙らせるのが先決だ!


 俺は床を蹴り、口も無いのに叫び続ける死体に飛び掛かる。胸に短剣を突き立て、そのまま首の方へと切り裂く。


 腐敗臭のする空気が肺から漏れ出すが、声は止まら無い。

 腹に音の出どころが違うようだ。


 ふと、腹に突き刺さった剣が振動している事に気がつく。

 試しに引き抜いてみると……ビンゴ! 声が止まった。


「本体は剣だったか」


 が、その言葉は扉が吹き飛ばされる轟音にかき消される。


「ぬぉっ! 随分と成長した猪でござるな! 腐っていなければ、その命を糧としたが……残念でござる」


 ライゴウは獣に対して嘆きの声を上げる。


 扉の向こうに見えるは、肋骨が露呈し眼球も無き、猪らしき人ほどの大きさをした獣。


 扉に頭突きをしたせいか、頭は半分ほど潰れており、グジュグジュとした液体が溢れている。


 うわぁ、とっても新鮮なSAN値直送の生き物だぁ。

 素手で絶対に触りたく無い。


《腐り猪:寄生型の魔物に侵された猪型の魔物。凶暴性が増した代わりに、知性と強靭な体を失った》


 なるほど、バーサーカーみたいなもんか。体は脆いみたいだし、ハカとの相性はバツグンだろう。問題は……


《壊れた古代の修理機械:思考回路が経年劣化により誤作動を起こし、暴走している古代の小型自立機械》


《怨霊:この世に強い未練を残して死んだ者の末路。物理攻撃を無効にする》


《哀れな冒険者:自己の強さもわきまえず、蛮勇を持って散った冒険者。その目に映るは、役にも立たぬ自尊心を満たすためのモノのみ》


《笑う生首:魔物。ひたすらに笑い続ける、空飛ぶ生首。笑い声に精神をきたした者は、自ら首を切り落とし、彼らの仲間となる》


《怪しい目玉:魔物。天井に張り付き、こちらを凝視してくる目玉。無害な魔物である》


 アンデッドのオンパレード。なんだこのダンジョンは、お化け屋敷か? あと、怪しい目玉とやら。なんでお前だけマスコット的存在なんだ。


「シロ! あの中で切れないヤツってどれだ!?」


「……あの、顔に見える光ぐらいですね」


 怨霊か。まぁ、アナライズでも物理攻撃を無効化って出てたしな。霊だもん、切られちゃ困る。


「ふぅむ、クラバス殿は首と死体をお頼み申す!」


 ライゴウが腐り猪と睨み合いつつ、俺に指示を出す。頼もしいヤツだ。


「分かった! そっちは任せる!」


「では、私は機械と光の相手をしますね」


 シロは、やはりと言うか何というか、のんびりとした口調で応える。シロらしいっちゃシロらしいか。


 ……さあ、戦闘開始(レッツエンカウント)だ!

 意味は違うけど。

 はい、皆さんこんにちは。作者です。


 さてさて、ダンジョンでの戦闘が始まりますね。

 ……中身が無さすぎてコメントする事が無いのです。

 大目に見てください。


 次回も戦闘会ですね。

 もう、内容を覚えてませんが。


 では、次回で。

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