α-045 レッツエンカウント!
アンチコメ→作者のレベルが上がります
プロコメ→作者の創作意欲が上がります
評価、ブクマ→作者が一番喜びます
ストーリーのアドバイス→無視です
文章のアドバイス→ありがたいです
「さて、この部屋にはこれ以上何もないみたいだし、反対方向に進むか」
俺は伸びをしつつ提案する。このダンジョンは、細い1本の通路と部屋で構成されているらしく、先に突き当たりを引けたのは僥倖だった。
挟み撃ちの心配が減るからだ。
「そうでござるな。その小窓も開かぬようでござるし、シロ殿が最後尾につくのはいかがか?」
魔法使いが、背後から奇襲を受ける確率が極端に低い場合は、その隊列が1番だろう。
「その方が良いですね」
シロはすんなりと了承。隊列を組み直し、部屋を後にする。俺は部屋を出る際、少しだけ剣を振る。
「? 何をしておられたのでござるか?」
ライゴウが俺の行動に気付いたようだ。
「ちょっと、一応な」
ノーティアの贈り物の1つを試してみた。上手くいったか分からないし、確認のしようが無いので説明はしない。
「……いつ覚えたんですか」
お、シロは気付いたみたいだ。俺は"ちょっとな"とだけ答える。シロが気付くなら、上手くいったみたいだ。
「さあ、早く進もう。日が暮れる前に終わらせたい」
「それもそうでござるな。———っとと?」
ライゴウが俺の意見に応え、次の部屋の扉を開ける。すると、何かに気付いたのか、あるいは見たのか扉から少し下がる。
「どうした?」
「骸でござる」
見ると、なるほど。次の部屋に設置してある寝台の上に、腹に剣が突き刺さった死体が寝かせてある。
「突然起き上がって襲ってきそう」
「その前に頭を潰してしまっては?」
と、シロが物騒な提案をする。生きてたらどうすんねん。
「なるほど。良い案でござるな。……では」
シロの提案を真面目に受け取ったのか、ライゴウがハカを振り上げて突貫。頭を叩き潰し、肉片と脳漿を飛び散らせる。
「ちょっ!? 生きてたらどうするんだよ!?」
いや、そう言う問題じゃない。そもそも、死体の頭を潰すのは倫理的に終わってないか?
「大丈夫でござるよ。ほれ」
ライゴウがそう言うと、死体が発火する。肉の焼ける匂いが部屋に広まる。
「何1つ大丈夫じゃないが?」
「いやいや、この武器で殴って燃えれば敵。敵でなければ、攻撃すら通らず拙者が燃える」
なんて危険な確認手段なんだぁ。コイツの思考回路は狂ってるのか?
「その、敵って判断は何がしてるんだか」
「知らぬ。知らぬが大した問題ではあるまい。間違いであれば拙者が炎に抱かれるだけでござろう?」
うん、確信した。狂ってはいない、ぶっ壊れてるわ。
そんな事を考えていた時だ。
「キォオオォオ!!!!!」
燃えている死体が、奇声を発した。今、この時、死体は喋らないがウソだと分かった。
「あ〜、叫ぶ死体でしたね。お客さんが来ますよ」
シロがのんびりとした口調で、部屋の奥にある扉を指し示す。何か、重い物体が扉にぶつかる音。階下から聞こえるおどろおどろしい叫び。
とりあえず、あのうるさいのを永久に黙らせるのが先決だ!
俺は床を蹴り、口も無いのに叫び続ける死体に飛び掛かる。胸に短剣を突き立て、そのまま首の方へと切り裂く。
腐敗臭のする空気が肺から漏れ出すが、声は止まら無い。
腹に音の出どころが違うようだ。
ふと、腹に突き刺さった剣が振動している事に気がつく。
試しに引き抜いてみると……ビンゴ! 声が止まった。
「本体は剣だったか」
が、その言葉は扉が吹き飛ばされる轟音にかき消される。
「ぬぉっ! 随分と成長した猪でござるな! 腐っていなければ、その命を糧としたが……残念でござる」
ライゴウは獣に対して嘆きの声を上げる。
扉の向こうに見えるは、肋骨が露呈し眼球も無き、猪らしき人ほどの大きさをした獣。
扉に頭突きをしたせいか、頭は半分ほど潰れており、グジュグジュとした液体が溢れている。
うわぁ、とっても新鮮なSAN値直送の生き物だぁ。
素手で絶対に触りたく無い。
《腐り猪:寄生型の魔物に侵された猪型の魔物。凶暴性が増した代わりに、知性と強靭な体を失った》
なるほど、バーサーカーみたいなもんか。体は脆いみたいだし、ハカとの相性はバツグンだろう。問題は……
《壊れた古代の修理機械:思考回路が経年劣化により誤作動を起こし、暴走している古代の小型自立機械》
《怨霊:この世に強い未練を残して死んだ者の末路。物理攻撃を無効にする》
《哀れな冒険者:自己の強さもわきまえず、蛮勇を持って散った冒険者。その目に映るは、役にも立たぬ自尊心を満たすためのモノのみ》
《笑う生首:魔物。ひたすらに笑い続ける、空飛ぶ生首。笑い声に精神をきたした者は、自ら首を切り落とし、彼らの仲間となる》
《怪しい目玉:魔物。天井に張り付き、こちらを凝視してくる目玉。無害な魔物である》
アンデッドのオンパレード。なんだこのダンジョンは、お化け屋敷か? あと、怪しい目玉とやら。なんでお前だけマスコット的存在なんだ。
「シロ! あの中で切れないヤツってどれだ!?」
「……あの、顔に見える光ぐらいですね」
怨霊か。まぁ、アナライズでも物理攻撃を無効化って出てたしな。霊だもん、切られちゃ困る。
「ふぅむ、クラバス殿は首と死体をお頼み申す!」
ライゴウが腐り猪と睨み合いつつ、俺に指示を出す。頼もしいヤツだ。
「分かった! そっちは任せる!」
「では、私は機械と光の相手をしますね」
シロは、やはりと言うか何というか、のんびりとした口調で応える。シロらしいっちゃシロらしいか。
……さあ、戦闘開始だ!
意味は違うけど。
はい、皆さんこんにちは。作者です。
さてさて、ダンジョンでの戦闘が始まりますね。
……中身が無さすぎてコメントする事が無いのです。
大目に見てください。
次回も戦闘会ですね。
もう、内容を覚えてませんが。
では、次回で。




