α-040 金策の始まり
アンチコメ→作者のレベルが上がります
プロコメ→作者の創作意欲が上がります
評価、ブクマ→作者が一番喜びます
ストーリーのアドバイス→無視です
文章のアドバイス→ありがたいです
「頭、大丈夫ですか?」
目を開けると、呆れと不安の混じったシロの顔が見える。
だから、冗談で返す。
「どっちの意味だ?」
まぁ、正直大丈夫では無い。たぶん、どちらの意味でも。
あの空間で食らった頭痛は消えていたが、まだフラフラする。脳震盪と似た感じだ。
「……………えいっ」
「うぐぉおお!?」
シロが、魔力弾を俺の腹に打ち込む。メッチャ痛い。魔力弾は本人の魔力に依存する事から、シロの魔力量の高さがうかがえる。しかも、痛いで済む程度に調節してくれてる。
……何で魔力弾の知識があるんだ? アレか。アナライズが強化された影響か何かか。寝る前に軽くスキルパネルを見ておくか。
「おーおー、よく生きてんなぁ。やっぱ、ただの人じゃねぇな?」
パテラスが手を差し出し、笑いかけてくる。
「ありがとよ。っと……あんたも人か怪しいけどな」
パテラスの手を掴み、身体を起こす。
神様の嫁さんを持ってるヤツが、ただの人とは思えない。バインディアが"塔人さん"とか言ってたし。
……いや、詮索すべきじゃないか。アナライズで分かったりしないかな?
そんな事を、引き起こされている時に思いつく。と言う事でアナライズ。異世界に個人情報保護法は無いっ!
《監視者パテラス:塔人。以下の情報は規制されています》
素晴らしい、初めての文言だ。怪しさしか無ぇ。
『シロ、塔人って何?』
『……今の今で、よく私に聞けますね。それも、脈絡もなく』
それはすみません。
『その……いや、悪かった。心配させた』
うん、少なくとも心配はしてくれていた。それに冗談で応えた俺が悪い。
『はぁ……塔人ですか。とある場所に住んでいた種族の事です。全員、視覚と聴覚が優れています』
シロが、嘆息して応える。念話で器用な事をするものだ。
それと、今確信したが、念話の最中は思考加速状態になるようだ。パテラスが全く動かない。
『へぇ。なるほど、スナイパーは天職って訳か』
『? パテラスをアナライズしたんですか? まだ塔人という事が分からないと思っていましたが……』
その口調だと、最初から知ってたみたいですね? シロさん。なーんか、他にも色々と隠してそうだな。ま、楽しみに取っておくか。
相手の手札が分かってるカードゲームなんて、つまらないしね。
『俺だって、日々成長してるんだよ』
『そうですか』
はぁ、念話って長く話すと脳が疲れるな……シルコムドルセを食いてぇ。
「ふん、俺は時代遅れの老骨さ。……一応、バインディアに診てもらえよ?」
念話を切ると、パテラスの言葉が聞こえる。念話をすると、話が飛ぶのが難点だ。
俺は、礼だけ言って船に戻る。明日に備えて寝なくては。
因みに俺の身体の調子は、バインディアに即バレした。
お陰で、俺は鎖の布団で寝ることになったよチクショウメ。
◇ ◇ ◇
「さぁ、金策1日目だ。集計は日没に。あの宿で良いか?」
朝、俺が仲間に呼びかける。なんか知らんが自信がついたので、調子に乗らせてくれ。
「組は私とココノエ、パテラスとバインディア、クラビスとシロで良かったな?」
ゼノビアがパテラスに聞く。多分、クジのカラクリに気付いてるな?
「………………あぁ」
パテラスは至極不満な顔で応える。そんなにバインディアが嫌なのか。
「どうしたのです? 具合が悪いようなら、治療致しますわよ?」
パテラスが"お前のせいだよ"とか思ってそうだが、自業自得。バインディアには失礼かも知れないけど、甘んじて受け入れてもらおう。
「ふむ、安定して金貨が稼げるパテラス殿の組。狩りをすれば敵なしに感じるシロ殿の組。手強いですね」
おっ、ココノエは太鼓持ちか? それと、シロさんが主体ですかそうですか。
「……………寝てきて良いですか?」
何を言ってるんだリーダー。
「ダメです」
「そんなー」
笑いながら応えるシロ。なぜその返しを知っている。
そんなこんなで、3組に分かれて別行動。
パテラス組はキャンプの外へ。
ゼノビア組は装備や道具の買い物へ。
あ、そうそう。各チームに、初期資金とし余ったて銀貨を2枚分配してある。
それで、俺はシロと作戦を立てる。
「さて、どうすりゃ良いんだ?」
こっちの経済の仕組みが、いまいち分からん。
という事で、シロ先生に計画を立てていただく。俺はオマケだからね、仕方ないね。
「この地域なら、魚を獲るか強奪ですかね。ギルドの依頼もそこそこ稼げます。あと、近くに遺跡化した遺物があったかと」
うん、強奪は却下。遺跡化した遺物とか気になるなぁ。ま、ギルドに着いてから考えればいっか。
それにしても……
「シロ、なんか雰囲気違くない?」
「あの人に勝たれるのは不愉快なので。それに、たまには本気を出さないといけませんし」
明るめの口調で、そんなことをのたまうシロ。後半は若干の覚悟を感じた。まぁ、追求はしない事にしよう。
「じゃ、ギルドに行くか」
「まぁ、そちらの方が良いですかね」
ちょっと、いや、かなりワクワクする。どんな雰囲気かなぁ。ゴ○スレ? モン○ン? どっちに近いかなぁ……
そんな訳で、やって参りましたのはサバイバーズギルド。
昨夜、俺が落ちた建物がソレでした。
ごちゃごちゃとした、スチームパンク調の錆び付いた建物。側面を見ると巨大な無限軌道が見て取れる。もう、この建物だけでご飯3杯はいける。
「……………瞼、凍りますよ?」
やべぇ、感動で泣いてたみたいだ。
「ぐすっ……とりあえず入ろう」
シロが、何かの魔法で涙を溶かしてくれた。ありがたや。
やあ諸君! 久しぶりだな! ノーティアだ!
さあ、今回から十数話(1万字以上)に及ぶ水増し会だ! 作者も飽き飽きしているぞ!
第二拠点に直行させれば良いモノを……新キャラを出したいからだとか、ダンジョンを書きたいだとか。
全部第二でできるのになぁ! 私の正体も分からなかったのになぁ!
誠に申し訳ございませんでした>
はぁ……じゃ、私は長期休暇を取るから、作者の面白くない話を聞いてやってくれ。
じゃ、第二拠点でな!




