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俺が世界を救うまでの物語  作者: 椎尾光弥
第一拠点 始まる物語
39/56

α-039 銀の神

アンチコメ→作者のレベルが上がります

プロコメ→作者の創作意欲が上がります

評価、ブクマ→作者が一番喜びます


ストーリーのアドバイス→無視です

文章のアドバイス→ありがたいです

「ノーティア? なんか聞いた事あるような……いや、見たのか?」


 とりあえず、こんな光に会った事は無かったと思いますが?


「ふむ、若干だが記憶はあるようだな。では、この姿である必要は無いか」


 そう言うと、光が衰え始め、パテラスの写真と似た女性が現れる。


 栗色の髪、犬の顔、白衣。全て同じだ。なぜかは知らないが、羽織った白衣の袖が旗巻いている。


「ふむ、やはりこの姿の方が過ごしやすいな。……どうした? 幽霊でも見たような顔をして」


 ノーティア……さん? ノーティアでいっか。

 ノーティアは、身体を確認するように腕などを上げる。


「知り合いの奥さんに似てるから……」


「ふむ? 知り合いとやらは知らないが、私のこの姿はお前の持っている記憶の集合からできている。つまり、人によって見た目が変わるのだが……ま、そんな事はどうでも良い。本題は力だ。ち・か・ら」


「…………えと、それで、力って?」


 もう、この人の行動に反応していたら話が進まない事は分かったので、本題に入る。


「うむ、直接見た方が……いや、感じた方が早いか」


 ノーティアは、空間を撫でるように手を横に滑らせ、その後2回スナップをする。その軌跡と音に合わせて、丸い小さなテーブルと椅子が2つ現れる。


「ま、座れ」


 促されるままに座る。ノーティアは指をクルクルと回し、黒い液体が入ったコップを2つ出す。おそらく、カプルスだろう。


 次に、手を開いて皿にのったシルコムドルセを出す。魔法と言うより、手品のようだ。


「凄え……」


「ふふん、そうだろう。お前に言われて練習したのだ!」


 ノーティアが、ドヤりながら胸を張る。何というか、子供っぽいと言うか。それと、俺は言った覚えが無い。


「……さて、本題だ。力と言っても肉体を強化するとかでは無い。単に忘れている……あー、何と言ったか。

 スキル? とかそう言うのを思い出させてやる、と言う話だ」


 ノーティアがカプルスを啜りながら言う。長い口で器用に飲むものだ。


「忘れている?」


「ふむ、実感が無いか。なら、私をアナライズしてみろ」


 ……何でアナライズの事を知ってるのか、そこは置いとこう。とりあえずアナライズっと


《ノーティア:N/A》


 うん、思った通りN/A(不明)。人ですらアナライズが通らなかったりするのに、こんな空間にいるヤツに通るはずがない。


「名前以外は不明だと」


「それが"忘れている"状態だ。ちょっと待っていろ」


 ノーティアは空を指でなぞり、スライドさせたりタップするような動作をする。それを何度か繰り返し、最後にその空を紙を丸めるように両手で握る。


 そして出来上がったのは、光の玉。それを、いきなり俺の額に押し込む。


「? 何するんっ———!!!!!」


 言いかけたところで、言葉を紡ぐ事を放棄する。

 凄まじい頭痛に襲われたからだ。


 目の奥をナイフで突き刺されるような痛み。痛すぎて叫びも上げられない。


「む、少し情報量が多かったか? まぁ、すぐに慣れる」


 視界が赤く染まり、聞こえないはずの音が聞こえる。そんな中で、ノーティアの声だけはいやにハッキリと認識できる。


「っ———はぁっ、はぁはぁはぁ」


 痛みは突然に消え去った。

 赤い視界は正常に戻り、空間の白が眩しく感じる。


「よし、成功だな。私をもう一度アナライズしてみろ」


 ノーティアが間髪入れずに次の指示を出す。

 もう少し労って欲しいものだが。


「っ〜色っ々言いたい事があるけど……」


 言葉を飲み込み"アナライズ"と唱える。唱える必要は全く無いが、まぁ、気持ちの問題だ。


《銀の神ノーティア:「彼」に消された者。"宇宙の真理を解き明かす方程式"を解き、神となった犬人。銀の祝福を担当》


 ……………………………………なんか増えてる。


 待て、一旦落ち着こう。

 銀の神、これはまあ良い。というか、神じゃなかったら何なんだという話だ。祝福も担当しているだろう。


 「彼」とやらも俺には関係ないし、あったとしても勝てる見込みがないので放置。


 "宇宙の真理を解き明かす方程式"ってなんだ。

 クルーシュチャ方程式か? 神の方程式か? それともなんだ、悪魔の証明でも解いたか?


「ナイアルラトホテプ様?」


「なんだその長ったらしい気味の悪い名前は。私はノーティアだ!」


 違うようだ。最悪のパターンじゃなくて良かったぁ!


「えと、アナライズ結果は二つ名がついて、情報が開示されてた」


「ふむ。まぁ、そのくらいか。私が与えたのは"暗号解読"だ。この世のほぼ全ての暗号情報を解読できる」


 おう、何だその能力。死ぬ前に欲しかった。


「ん? じゃあ、文字化けとかも読めるのか?」


「文字化けとやらは知らんが、暗号情報なら読み取れる」


 じゃあ読めるかもな。文字化けって、暗号情報のバグみたいなモノだから。"約束の地"の説明も読めるかも。


「ふぅん……これが力ってヤツか?」


「いや? それは贈り物(サービス)だ。力はこれから与えてやる」


 ノーティアはそう言って笑う。


 あれ? もしかして、あの苦しみをもう一度味わえと?


「遠慮しておきたいんだけど」


「与えられた力に頼らないと? 子供が要らない心配をするんじゃない。貰えるモノは貰っておけ。それが礼儀だ」


 ぬぅ……パテラスにも言われたけど、子供って部分に反論し難い。いや、論点がそもそも違う。あの痛みを味わいたく無いだけなんだけど。


 まぁ、そんな事を考えている内に力を与えられたようで。

 凄まじい頭痛に襲われまして。


 気がついたら元の世界に戻っていた。

 

 はい、皆さんこんにちは。作者です。

 本編の通りね、ノーティアさんは向こうで頑張ってるので、今回も私です。


 プロットでは、終盤で分かる予定だったのに……

 α-027で分岐したかな? いや、もっと前かもしれない……


 っと、なんでもないです。こっちの話です。


 次回は金策をするみたいですね。

 では、また。

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