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俺が世界を救うまでの物語  作者: 椎尾光弥
第一拠点 始まる物語
22/56

α-022 警鐘

アンチコメ→作者のレベルが上がります

プロコメ→作者の創作意欲が上がります

評価、ブクマ→作者が一番喜びます


ストーリーのアドバイス→無視です

文章のアドバイス→ありがたいです

 けたたましい鐘の音で目が覚める。眠い目を擦り、ふと、右肩に重みを感じて隣を見ると、シロが寄りかかって寝ていた。どうやら、昨夜話している内にそのまま寝てしまったようだ。外を見ると、空がぼんやりと明るくなっている。早朝だ。


「おい、シロ、起きろ。何かあったみたいだ」


 俺はシロをソファに寄りかからせてから、軽く揺り起こす。シロは片手で目を擦りつつ、杖を出す。


「んぅ……何ですか……? やけにうるさい音ですね……」


 俺はシロに応えつつマップを見る。


「や、それが分からないんだよ。今マップで見てるけど……っと?」


 この拠点に着いた時の港を見ると、理由が何となく分かった。


「ふぁ……どうしました?」


「ここに着いた時の港があるだろ? そこで、なんか出撃準備的な事してる」


 マップに映し出されたのは、"月食"と多数の物資、それと数多の人だ。


「…………」


「ん? 何か言ったか?」


「見に行きますか?」


 何か文字数と内容が違う気がするけど、まぁ、いいか。


「そうだな。行くか」


 俺はソファから立ち上がり、伸びをすると、服と武器を軽く点検して外へ通じる扉に向かう。開けようとしてドアノブを握ると……


「おはよう! クラビス、シロ、吹雪隊最後の任務だ! ……クラビスはどうした?」


 勢いよく開いた扉に吹っ飛ばされ、挙句、入ってきたゼノビアに踏まれる。興奮していて気づいていないようだ。部屋の中なのに白い満天の星空が見られた。


「おはようございます、ゼノビアさん。……足元に」


「む? ……すまない大丈夫か?」


 そう言ってゼノビアは俺の腹から足をどける。

 ……気づきそうなもんだが、興奮してるみたいだしなぁ。


「痛つつ……大丈夫……それで? 最後の任務ってのは? この鐘と関係あるのか?」


 さっきからずっと鳴ってるし。……そういやリタリアとかクロとかはどこ行ったんだ?


「まあな。……港に向かいながら話そう」


 ゼノビアはそう言って歩き出す。眠たげなシロの手を引いて、俺はゼノビアの後を追った。

 俺が横に並ぶと、ゼノビアが口を開く。


「北の大氷原にヤツ…… 双角の破壊者バイ•テリートスが出現した」


 おっとぉ? いきなりだな。ゼノビアの志やら目標やらだったっけ? ……信託って本当に当たるんだ。


「へぇ……それがどう繋がるんだ?」


「まぁ聞け。大氷原を巡回していた中の"金剛"が奇襲を受けてな、こちらに救援要請をしてきた。なんでも、ここ第一拠点に直進しているらしく、今回は迎撃が主な任務だ。この鐘の音は健闘と避難の合図だな」


 金剛……たしか、この拠点に停泊してる"月食"と同じような艦だっけな? それと、このうるさい鐘は避難の合図も含めてるのか。そりゃうるさくて当然だわ。それはともかくとして……


「うまくいくのか?」


 ゼノビアは頭を振って否定する。


「ヤツの甲殻は魔法はおろか、古代技術で作られた砲弾すら弾き返したからな。正直、白兵戦しか手がない状況だ」

 

 えぇ……あのいかにもな大砲でも無理なのか。本当に無理じゃん。……あれ? じゃあ、何で白兵戦なら良いんだ?


「何で白兵戦なんだ?」


「古代兵装は、なぜかは知らんが対人戦としか思えない武器のほうが強いのだ。……私の武器ゲイボルクや、パテラスの物を見ただろう?」


 アイスワームの体を抉り取ったアレ、ゲイボルクって言うんだ。パテラスのも、シロには効かなかったけど、ホヤウカムイを1発で蒸発させたりしてたからなぁ。あの大砲の威力は見てないけど、確かに納得は出来るな。……いや、やっぱ大砲のほうが強いような気が……


「確かに見たけど……」


「ふむ? 疑いが晴れないか。まぁ、実践でわかるさ!」


 ゼノビアは晴れやかに笑い、同時に港が見えてきた。


 港では、マップで見たように多くの人が忙しなく働いている。その中に、リタリアの姿が見えた。


「あれ? リタリアがいるけど、避難しなかったのか?」


「ああ、リタリアはエンジニアだからな。武具の点検と兵器の整備の手伝いをしているのだ」


 ゼノビアは"新兵器が採用されたとか言ってたな"とぼやくと、誰かを探すように辺りを見渡し始める。


「人探しか?」


「……ん? ああ、いや、トラジドが居ないかなと思ってな。あとココノエや傭兵達だ」


 あー、そう言えば、酒場以来会ってないな。マップで探してみるか。

 が、よく考えたら頭上から見た人なんて区別がつかないと思い、やめる。メニューに新しい項目があった気がするが気のせいだろう。


「ちょっと通してくれないッスか?」


 俺がメニューを閉じ、ゼノビアに彼らを探しに行くか聞こうとした所で、背後からリタリアの声が聞こえる。

 そういえば、ここって港の入り口だもんな! 突っ立ってたら邪魔だったな。


「ん? ああ、悪い……」


 俺はそう言いつつ、振り返る。が、そこにいたのは栗色の立派な毛並みをもった狼だった。4mはありそうな巨躯、長く鋭い鉤爪、白い牙を剥き出しにした、さながら狼男というような怪物だ。肩には建材だろうか、長く太い角材を担いでいた。

 ヤバイ、声と姿のギャップが凄い。笑ったりしたら身体が輪切りにされそう。

 俺は、出来るだけ平静を保って道を開ける。


「どうもッス! って……あれ? 姉さん? こんな所でなにしてるッスか? お仲間さんはもう乗艦してるッスよ」


「……そうか。トラジドを見てないか?」


「……あぁ、なるほどッス。乗艦口で待ってるッスよ」


 ゼノビアは、そのまま助かったとだけ言うと、さっさと月食の方へ行ってしまった。

 ……あれ? リタリア? さっきまで普通の姿だったのに……目の前のは別人いや、別狼か?


「えっと……リタリアさんでいらっしゃいますか?」


「どうしたんスか? 改まって」


 はい、確定しました本人です! まあ確かに、犬族っていう割に犬っぽさ無かったしな! 人狼ってことかー。


「ああ、いや、その姿だと分からなかっただけだ」


「そう言えば、クラビスには言ってなかったッスね。ウチと姐さんは犬族と人族のハーフなんスよ。姐さんがワーウルフ、ウチがライカンスロープッスね」


 ワーウルフがゼノビアみたいに犬耳とかが付いてる感じで、ライカンスロープが狼に変身できる人って感じか? というか、クラビスにはって……

 やあ諸君! ノーティアだ!

 今回の話は、書いてた作者も覚えていないような内容らしいぞ! ここまで読んだ諸君は優しいな!


 さて、次回は狂ったリタリアが見れるぞ!

 じゃ、次回でな!

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