表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺が世界を救うまでの物語  作者: 椎尾光弥
第一拠点 始まる物語
16/56

α-016 アルテナの迷宮にて

アンチコメ→作者のレベルが上がります

プロコメ→作者の創作意欲が上がります

評価、ブクマ→作者が一番喜びます


ストーリーのアドバイス→無視です

文章のアドバイス→ありがたいです

 俺はシーカーズギルドとやらの建物の中に入った。見渡すと、入り口正面にカウンターがあり、その右に"迷宮入口"と書かれた扉が見られた。左は酒場になっていて、反対の右側には"武具"と書かれた店があった。


 俺は、とりあえずカウンターに向かう。中にいた人達は俺を一瞥し、仲間との雑談に戻る。


「シーカーズギルドへようこそですニャ! 本日は何の御用ですかニャ?」


 俺は空いていたカウンターの、元気そうな猫人のお姉さんに声を掛けた。

 語尾が"ニャ"だ! 異世界スゲー!

 そんな煩悩を振り払い、平静を保って言葉を紡ぐ。


「シーカーズ登録をしたいんだが」


「はいですニャ! では、冒険者証を提示して下さいニャ!」


 冒険者証……あぁ、ドッグタグの事か。

 俺は首元からタグを外してカウンターの上に置く。それに刻まれている事を、猫人のお姉さんが"登録用紙"と書かれた紙に書き写していく。



 そういえば今更だが、俺の"翻訳"は言葉や文字がイメージとして、頭の中に浮かんでくる感じだ。

 固有名詞や特殊な読みの文字は振り仮名が浮かぶのだ。


 ただ、他の文字。例えば"其処許"の読みはわからない。だから、雰囲気で感じ取るしか無い。……まぁ、言葉や文字がある程度わかるだけマシか。


「……では、間違いが無いか確認していただき、無ければサインをお願いしますニャ! ……文字の読み書きはできますかニャ?」


「出来る。……うん、問題無い」


 用紙には、俺の冒険者ランクとロール、色の加護が記載してあった。他にも、迷宮内の規則に従う事に同意する旨が書いてある。ざっくり言うと、


・迷宮内での損害にギルドは一切関与しない。

・迷宮内で他のシーカーに手出ししてはいけない。

・規則を破った場合、処罰が与えられる。


「ありがとうございますニャ! これで貴方もシーカーですニャ! ……何かわからない事はありますかニャ?」


 サインをして猫人のお姉さんにペンと用紙を返すと、晴れてシーカーの登録が完了した。

 タグとかは無いのかな?


「えっと、処罰について知りたい。あと、冒険者証みたいのは無いのか?」


「ハイですニャ! 処罰は基本的に死刑ですニャ! 3つの死に方が選べますニャ! 登録証は忘れてましたニャ……今作りますニャ!」


 ……待って、死刑って何? 登録証を忘れてたのは、まぁこの際どうでもいい、置いとこう。規則を破ったら一発アウトなの?


「あー、3つの死に方ってのは?」


 猫人のお姉さんに聞くと、登録証に情報を彫り込みながら応えてくれた。


「えっと、裸で氷原に放り出されるのと、軍のデコイか特攻兵器の搭乗員、あとはシンプルに公開処刑ですニャ! オススメは軍ですかニャー、うまくすれば逃げられますニャ!」


 ……聞かなきゃ良かった。まあ、規則を破らなきゃ良い話だし、心の片隅にでも留めておこう。


 俺は登録証を受け取ると、お礼を言ってギルドの入口に向かう。パテラスが待っているかもしれない。


「なぁ、オッサン頼むよー、ミスリル級なんだろ? 俺達と一緒に迷宮に潜ってくれよー」


「いやいや、連れがいるんでな、他を当たってくれ。……まぁ、もう1人が良いってんなら潜ってもいいが」


 ギルドを出たところで、黒短髪の少年と金髪の少女の2人に絡まれているパテラスを見つけた。すると、パテラスが俺に気づき、助かったと言わんばかりに駆け寄ってきた。


「おう、随分懐かれてるな。どうしたんだ?」


 疲れた顔のパテラスをからかう。


「雑貨屋で捕まったんだ。迷宮の5階層のボスモンスターを倒したいから一緒に潜ってくれだとさ」


「それ、どのくらい掛かるんだ?」


「地図があるなら半日。無いから1日ってとこだな」


 ……それぐらいなら良いかな。パテラスは乗り気じゃ無さそうだけど。


「地図は?」


 俺は黒髪の少年に聞く。


「ある、あります!」


「じゃ、5階層まで行こう」


 そう言うと、パテラスは了承。俺達はギルドの中に入った。


 ◇  ◇  ◇


「ご一緒していただいて、ありがとうございます。……ほら、アンタも!」


「ありがとな!」


 場所は迷宮の中。松明等の明かりは無いにも関わらず10数メートル先まで見渡せる。黒い石壁がボンヤリと光を発しているからだろうか。

 そんな不思議空間に入って早々、金髪の少女がお礼を言ってきた。


「ああ。っと、自己紹介がまだだったな。俺はパテラス、ミスリルスナイパー。んで、コイツが……」


 パテラスが俺に流し目を送る。


「クラビス、アイアンルーキーだ。よろしくな!」


 今更ながら、パテラスの方が俺よりランクが上なのに、振り回して悪い気がしてきた。ま、まぁ、パテラスが俺達に付いて来たいって言ったんだし、気にしないようにしよう。 


「俺はソル。こいつがルナ。てか、オッサンの言うもう1人ってアイアンかよー。なんで低ランクのヤツに付いてったんだ?」


 あー、やっぱそうだよな。俺もそう思うもん。


「いやいや、俺より強いぞ? 少なくともプラチナクラスではある。アイスワームを輪切りにしてたからな」


「本当にー?」


「嘘言ってどうする。……それで、お前らのロールは?」


「俺がルーキー。ルナが死神」


「ちょっ……なんで私のロールをバラすのよ! 馬鹿じゃないの!?」


 少年……ソルがとんでもない事をカミングアウトする。

 ……まぁ、俺は神様と会ってるから、そこまで驚く事では無いんだけど。


「えー? 別にイイじゃん。信じてないかもよ? あ、俺達の秘密を1つ教えたんだから、そっちも何か教えてよ」


 とんでもない暴論を吐きやがったよ。そっちが勝手に言ったんですが?

 そんな俺の感想とは裏腹に、パテラスは嬉々として2人に耳打ちをしに行った。

 ……まぁ、俺に教える義理は無いからな。2人がかなり驚いてるから、気にはなるけど。


「えっとー、クラビスは?」


「さんでしょ! どう見てもアンタより歳上でしょうが!」


 あれ? 一応そういう風習があるのか? ……迷宮から出たら、シロに確認しよう。とりあえず、俺も耳打ちで言えばいっか。


「俺は……未来から来た」


 もちろん嘘だ。異世界という考えが無いって言ってたし、一回死んだってのも別に秘密じゃ無いしな。


「はー、なるほどね。……じゃあ、どうせ知られるし、俺の秘密も見せとくか。ルナ、お願い」


 薄めのリアクションをしたソルが、ルナに何かを頼む。するとルナが、"仕方ないわね"とぼやきながら鎌を出す。そして……ソルの首を飛ばした。


「なっ……」


「っ……」


 パテラスが大きく飛び退いて武器を構え、俺も遅れて短剣を抜く。今回も左手に魔法陣が展開された。


「何のつもりだ!」


 パテラスが背後で叫ぶのが聞こえる。ルナはこっちにも襲いかかって来るかと思ったところで、驚きの光景が目に入った。


「待って待って、秘密を見せるって言ったじゃん」


 飛ばされたはずの首が再生していた。床に落ちた首は、今や塵になりつつある。


「「……はっ?」」


後書きを書くのが面ど……ゲフンゲフン


ノーティアさんが休暇を取るので、当分後書きはお休みです。


すまぬ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 3つの死に方がどれもまだ可愛らしくてよかった…。 確かにマシなのは軍なの、か…?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ