α-001 夜明け
仄暗い光が照らす部屋に、8つの人影達が円卓を囲うように集まっていた。時刻は朝方。しかし、窓から見える空は黒雲に閉ざされ、世界は闇に包まれたままだった。8つの内の1つ、右手親指に指輪を付けた人影が話し始める。
「この顔ぶれで話せるのも、最後かもしれないからさ。俺の事を、話しておきたいんだ」
声からして若い男のようだった。人影は、指輪をなぞりながら何かを呟く。すると、指輪から8色の光が飛び出し、空中で混ざり合う。光は円卓に落ち、ぼんやりとした像を映す。
「どこから話そうか……そうだな、あれは———」
部屋にはその声だけが響き、他には何も聞こえない。
——彼らは後に『ドラゴンスレイヤーズ』と呼ばれることになる。これは、そんな者たちの内の、世界を救ったある1人の青年の物語。
始めまして、椎尾光弥です! 本編を読んでいただき誠にありがとうございます! 私が挨拶するのは今回だけですのでご心配無く。次回からは小説でいつか登場する人に話してもらいます!
……え? あらすじと内容が違うって? 一話目だからね、しょうがないね!
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