第四話 別れと祝福と冒険ギルドへの道
キャラクリその2に書き忘れていた召喚・契約と指揮の追加と説明を書きました。
ワイバーンとの戦闘も無事?終わり戦闘チュートリアル中に取得していたスキルとクルマのステータスを確認していた。
初級竹刀術Lv1
・竹刀を扱う初心者。
・竹刀を使用する行為に極極小の補正。
初級槍術Lv1
・槍を扱う初心者。
・槍を使用する行為に極極小の補正。
身体操作Lv1
・身体操作に極小の補正。
回避Lv1
・回避行動に極小の補正。
再生補助Lv1
・再生速度に極小の補正。
・再生コストに極小の補正。
武器系統のスキルは少し使えば初級スキルが生えるらしいけどそっから上げるのはしっかり使わないとダメとのこと。極小の補正と書いてある通り微々たるもので効果を感じるのはもっとレベルを上げていかないといけないらしい。再生補助に関してはワイバーンの戦闘中にアインスが負傷した際に再生していたあれに補正が掛かるらしい。レイキュウに聞いたところあれは種族としての基本性能らしくてアインスたちのダメージは私自身に直接は入らないけど回復させる場合に私自身のHPを消費して再生するらしい。
クルマのスキルに関しては属性攻撃と思わしきものは正直とてもしょぼかったのだけれど伝心はなんとなくクルマの意思?みたいなのが伝わってきた。無属に関しては良く分からなかったので聞いてみた所身体強化などの無属性の魔法が使えるらしい。
火種
・火種を出す 使用MP3
無属
・無から生み出す。
・Lvにより使用制限が掛かる。
伝心
・対象に自分の意思を伝える
・Lvによって精度が変わる
称号の方も確認してみた。
【聖獣】
聖に連なる調停者たる獣。人前には滅多に姿を現すことがない。
・一部のステータスに補正がかかる。
【チェリーとの契約】
チェリーを主とした契約をした証。
【魔の王(卵)】
魔を統べる王の卵。孵化するのか定かではない。
・魔法威力に極小の補正がかかる。
聖獣のほうはまだいい。魔の王ってなに!?
「クルマってもしかしてすごいの?」
フュンフの上で丸くなっているクルマを見るとドヤぁってしてて正直めちゃくちゃ可愛かった。
どうやら言葉はしっかり理解しているようでしっかりと言う事を聞いてくれるいい子だ。
しばらくクルマを愛でているとすっかり忘れ去っていた呆れた顔になったレイキュウに声を掛けられた。
「楽しんでいるところ申し訳ないのですが未だチュートリアル中ですのでそこらへんで」
「あぁごめんね。クルマが可愛すぎて」
「ではこの空間での最後になりますが、スタートする地点の選択をお願いします。国名とそれぞれの特徴を記しておりますのでそれを参考に決めてください」
表を見てみると30ほどの国が存在していて、アクラツ王国やらハーゼン帝国やらフィンドル商業国やらと色々あった。大国と言われるほどの国は五つだけで残りはそこまで大きくないみたい。
「地図はないの?」
「地図につきましては軍事的な理由により秘匿されておりまして。一応プレイヤー本人が作るのであれば問題ありませんが場合によっては国家に追われる可能性も考慮した上で地図を扱ってください」
「うーん......そっかそれなら仕方ないか」
国の一覧を眺めていると一か所以外が海に囲まれその一か所も夜のうちしか通れないという珍しい国が存在していた。海に囲まれているなら私としては種族的に動きやすそうだし各国に対して中立であり技術的優位によりその中立を保っているらしい。
「この中立技術国家クリシュナルって場所にしようかな」
「中立技術国家クリシュナルですね。では最後のチュートリアルになりますが教会にお送りいたしますのでそこで冒険ギルドへ訪れ登録するまでがチュートリアルとなっております。場所については近くにいるものにお聞きください。では長くはなりましたがこれで終わります。」
「長い時間使ってごめんね。それとなかなかに楽しかったよ!」
「いえ、お気に為さらずに。楽しんでいただけたようで何よりです。では改めてRevive Freedom Onlineへようこそ! あなたの来訪を我々は歓迎します! あなたの行く先へ祝福がありますように!」
レイキュウがそう言い終わると共に眩い光が私を包んでいた。
「また会おうね!」
その言葉を聞いたレイキュウは最後に笑った面となり手を振っていた。
「えぇ、また会える時が来るでしょう」
そして光が収まったころには石造りの部屋に居た。
「よし! ここから私の冒険が始まる!」
そして意気揚々と部屋から出ていこうとしたところで固まってしまった。扉が小さいのである。スキュラと化した体は人間部分はいいとして腰から下は狼頭含めて1.5メートルほどの大きさと化していた。
「待って通れないんだけど!?」
扉を開けて無理やり通ろうとしても無理であった。通るなら扉を壊すほかなくどうするかと途方に暮れてもう壊すしかないかと扉を睨んでいたところ扉の先の廊下からパタパタと走り寄ってくる赤い髪をした少女がいた。
「お待ちください! 後ろにもう一つ大きな扉がございますのでそちらからお通りください!」
彼女に言われて後ろを振り返ってみると確かに二回りほど大きく私でも通れるくらいの扉があった。
「あ、ごめんなさい。後ろ見てなかったから気付かなかったよ。扉壊さなくて良かったんだ」
息を切らした彼女に謝った。
「はぁ......はぁ......いえ......大丈夫です。大きな種族の方でも一部例外を除き出られるように扉が二種類あるんです。でもたまに気付かずに壊してしまう方も居ますので」
「あぁそうなんだ。ところでなんで私が壊して出ようとしてたの判ったの?」
「他の祝福者様に教えていただいたのです。よくわからないデカイ蛸足が扉を無理やり通ろうとしてると」
聞くところによるとえらく慌てた様子で報告しに行ったようで、まぁ確かにデカイ蛸足だけが扉からニュルニュルと出ようとしてるのを見たらびっくりするかと納得した。
「なるほど。私はチェリーって言うのあなたは?」
「あぁ、これは失礼しました。私この神殿で助祭を務めさせていただいております、サリスと申します」
「サリスさんね、よろしくね!」
「えぇよろしくお願いします」
「ところで私たちの事は祝福者って呼ばれているの?」
「そうですね、皆様は神に来訪を祝福された者としてそう呼ばれています」
神ねぇ......運営の事かな?
「そっかぁ、それで私これから冒険ギルドに行かなきゃなんないんだけど何処にあるか知ってる?」
それからサリスに冒険ギルドの場所を聞きお礼を言った後、別れを告げ冒険ギルドに向かいだした。
道中は古い町並みではあったけどそれなりに整備されていて綺麗だった。基本的にレンガ造りらしく道は石畳で若干凸凹していた。道行く人に二度見されたり、ザワザワと騒がれながら若干迷子になりながら20分ほど歩いたところ冒険ギルドと書かれたかなり大きな建物を発見した。
「やっとたどり着いた......」
若干の達成感と疲労を抱え、大きな種族用の扉を開けて中へと入った。
やっとキャラクリから始まりチュートリアルを終えました!
次回は冒険ギルドのお話です。
チェリー「レイキュウとはお別れだけどサリスって可愛い女の子と出会えたから満足!」
サリス「チェリー様! そちらの道は違います! 反対側です!」
チェリー「え? そうだったっけか?」
サリス「心配なので途中まで付いて行きましょうか?」
チェリー「大丈夫だって! ちょっと間違えただけだから」
サリス(また間違えてる......付いて行くべきだったかもしれない......)
現在のステータス
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Name:チェリー(アインス、ツヴァイ、ドライ、フィーア、フュンフ、ゼックス)
種族:スキュラ Lv1
メイン職業:召喚者Lv1 サブ職業:指揮者Lv1 サブ職業:
保管職業:
スキル:水中適応 Max 魔力操作Lv1 衝撃の魔眼(極小) 眷属強化(極小) 初級竹刀術Lv1 初級槍術Lv1 身体操作Lv1 回避Lv1 再生補助Lv1
アーツスキル:召喚・契約Lv1 指揮Lv1
EP 100
HP 150
MP 120(召喚時-24)
STR 20
VIT 8
DEX 12
AGI 6
INT 24
MDEF 15
CRI 10
LUK 10
ステータスボーナス35
称号
【祝福されし者】【海の怪物】【覇者の器】【クルマの主】
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