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18.少女は自己紹介をする。

小説のテンポ遅すぎる……

1話で進まなすぎる……まとめる力をどうか……。

着いた場所はどこか清潔感に溢れた白い建物でした。

病院というよりは実験棟とかそういう雰囲気がありますね。

ただ一つ言えるとしたら明らかに街の雰囲気を壊してますね。


「先生これは?」

「これ?僕のギルドハウス。流石に街の中には作れなかったから、街の外にこつこつと?」

「ついこの間完成したんですよね?」

「そうそう~この間というか昨日?だからまだ家具とかもほぼないんだよねぇ」

「え、これ作ったんですか?」

「そうだよ~ギルドメンバーで。いやー木工系の知り合いいっぱい呼んだよね!」

「明らかに他のギルドには出来ない方法である。」

「普通は無理だよなぁ」


だいぶ無理をしたようですが、まあ好きでやっているならばいいんじゃないでしょうか?

入口前で話をしていたら、先生が先導して中に入ります。


「ほーら会議室はこっちだよー。いやいや、よかったよ先に会議室の机と椅子を作っておいて。まあ、こんないきなり使うとは思わなかったけどねぇ」


建物の中に入ると確かに先生の言ったとおりあまり家具などはなく、真っ白い空間といった印象を受ける。しかし、先生が開けた扉の先には円形の机があり、それを取り囲むように椅子が並んでいます。


「円卓?」

「長机だと味気ないからねぇ。」

「円卓だと会議って感じはしますよね」

「私あんまり会議のイメージが……うう、仕事……」

「とりあえず適当に座って良いのか?」

「座る位置に一応の順位のようなものがあった気がするのである。」

「別に良いんじゃない~?そんなきっちりしたのじゃないし」


先生がそういうと扉から一番近い席に先生が座り、そこから右にリード、私。左寄りにサクラさん、月平さん、チャラ男風さんというかたちで座りました。

全員が座ると自然と先生に目が行きます。先生は腕を組み少し唸ると、よし!と立ち上がりました。


「それじゃあまずは自己紹介で良いかな~?みんな知ってるだろうけど、僕からいくよ?皆さんがいるギルド“探求心”のギルドマスター、先生だよぉ。一部では情報屋で通してることもあるねぇ。基本的に戦闘スタイルは後方支援、DPSは低いけどポーション投げたり敵を阻害したりするかなぁ。質問とかは個別で受けるからよろしくね。」


先生は頭を下げて椅子に座ります。戦闘スタイルなどは以前のゲームと似ていますので、そこまで新しく聞くことなどはないでしょう。

さてこういうのは先に済ませた方が良いですよね?私は流れに続き立とうとすると、先にリードが立ち上がってしまいました。


「あ、ごめん。えっと……まあ私が紹介したり連れて来たりするから、全員知ってるけど改めて。リード▪オルタナティブ。武器は長剣とハンマーの変則2刀流、【炎魔】は取得済みで他の魔法系統は取ってない。ユニークに関してはこれから取得予定で……正直今回のクエストには間に合わないと思う。なので、火力で計算するときは平均的な軽戦士よりも少し上ぐらいで考えてほしいかな。以上です!次サクラっ」


リードはさっと頭を下げると対面に座っていたサクラさんを指差します。指名されたサクラさんは、なにかを察したのか、はいはいといいながら席を立ちます。これは、私の自己紹介が最後に回されたのではないでしょうか?


「改めてサクラです。見ての通り魔法使い系です。魔法系統は一応の全部が進化済みで平均が8まで上がってます。あ、基本的にマニュアル操作だから、変則的な軌道も可能かな。あとは……ま、いっか。一応ユニーク持ちだけど、火力に直結するようなものじゃないから、説明は一旦省くよ?瞬間火力だけならここに全員よりは出ると思うけど、連射はできない認識でいてね?これぐらいかな。それじゃあ次チャラ男風ね」


やはりサクラさんは、魔法使いでしたね。しかし今時点で魔法系統を進化させて8までとは、スキル事情を知らないので高いのか低いのか判断つきませんね。そもそも、私の場合【言語】系以外ろくに育っていませんからね。

続いてチャラ男風さんが、グチグチ言いながら立ち上がります。


「だから、風っていうのやめろって。まったく……えっと、名前は顔文字でこれ(T_T)。泣き顔と呼んでくれ。系統はアーチャーというかシーフ系。遠距離装備の弓と近接用の短剣。罠系や察知系もあって、そのうえでユニークスキル【盗む】を持ってる。ダンジョンとかは任せてほしいが、ボス討伐にはちとDPSが低すぎる。だから基本的には避けタンクか、遠距離支援だな。好みの女性は……とりあえずここにはいないな!」


チャラ男風さんはの名前はあの顔文字なんですね。わざわざコンソールに表示してくれたのでよくわかりました。しかしなんで顔文字で泣き顔を選んだのでしょうか?それと、あえて【スキル】名ではなく、系統で言うということは、進化していたりしてなかったり、もしくは【盗む】以外にも何かあるのかもしれませんね。最後の一言については、興味がないのでスルーしましょうか。


「そういうところが、“風”なのよ」

「んだと!」

「自己紹介中でも喧嘩するのであるな。いいから、泣き顔も座るのである。」

「ふんっ!」

「小物臭凄いね、あの人」

「あれでも、ダンジョンとかだと優秀なんだけどね」


私は思わず隣にいるリードに小言を言います。

リードもリードで苦笑気味ですね。

そして後は、私と月平さんだけですけど、お互いに顔を合わせて月平さんが立ち上がりました。

まあ、この流れで私よりは自然でしょう。


「ふむ。月平(つきひら)という。仲間内ではわかりやすくげっぺいと呼ばれておるので、どちらでも好きに呼んで欲しいのである。見ての通り重戦士であるが、ポジションはタンクをやっているのである。スキル構成についてもその辺が関係するのであるが、王道ばかりで面白いものは特にないのである。一応カウンターに類似する【アクション】もあるが、DPSは期待できないのである。」


なんと、月平(げっぺい)さんは、月平(つきひら)さんでした。大きな盾を持っていることからタンクなのはわかっていましたが、この巨躯ですから安心して前を任せられそうな雰囲気です。


さて、これで一通りの自己紹介が終わってしまったので、最後は私の番になります。



「えー……。チェルカといいます。今回リード経由で出会ったわけですが、私自身は特に変わったプレイヤーではありません。メインで育てている技能は【言語】で、それ以外だと平均5にも届いていません。また、ユニークと言われても何がユニークなのかも判断がついていないので、特に言えません。以上です。」


私は言うだけ言うとぼふっと椅子に座ります。自己紹介をして周りを見ると反応が三つに分かれていました。


一つは少し呆れ気味のリード。別に言うことは言いましたし、これからのボスについてもどうせ後でするのですからいいでしょう。


一つは明らかに嘘でしょ?と疑っている先生。まあ、前のゲームの私を知っていたらそういうリアクションもわかりますが、未だまともにフィールドに出てモンスターと戦っていない私に何を期待しているのでしょうか。


一つは残りの三名ですね。妥当というか、リリースされてまだ数日ですので、そこまで育っていたりするプレイヤーのほうが少ないのでしょう。私の所感ですが、ここにいる私を除くプレイヤーは最前線よりの、攻略プレイヤーに属すると思われます。


私の場合攻略よりもその背景を知ることに全力ですので、ある意味では畑違いですので、このまままともだと思われている方が嬉しいですね。

一通り終わって話を切り出すか悩んでいると、先生から視線を感じますね。


「先生、質問があるならちゃんと聞くよ?」

「まあ、君はそうだよねぇ……。答えたくないとか、答えられないならそう言ってね?質問は3つ。【言語】のレベル。今回手に入れた情報のソース。最後にいま取得している【スキル】で明らかに変だと思うもの。」

「ぐいっときたね……。まず【言語】については今は進化してレベル2。今回の情報のソースは、後でちゃんと提示するけど初心者クエストをやろうとして聞いた。三つ目の変だと思うものか……【魔視】【白】かな?現状私の情報に価値を出せるほどの情報を持ってないから、あとでこれがどのくらいか教えてね先生?」

「また随分と……言語の進化系までいってるのか、羨ましい。初心者クエストねぇ……。あ、その二つについてはユニークだろうねぇ。報告されてないし、初期段階で手に入らない【スキル】だから。」

「ねえねえチェルカちゃん?その【魔視】や【白】って明らかに魔法系よね?どうやったの?あ。言えないなら探すけど……ヒントぐらいダメ?」


先生は先生でコンソールを表示させて誰かにチャットを飛ばしているようですね。まあマナに関する情報はいくら私でも重要なのが分かっているので秘密にしますが【スキル】に関しては、価値がわからない以上は秘匿にする意味も低いですからね。

と思ったら早速サクラさんが食いついてきましたね。

しかし、どちらもマナに関する知識が必要だと思いますし、教えるには少しもったないですね。


「ヒントもちょっと……ただ、効果としては【魔視】は魔法系を視る【スキル】で、【白】に関しては称号みたいなものです。」

「称号?先生!【スキル】で称号系って何か見つかってる?」

「ちょっとまってねぇ……見つかってないねぇ!そもそもよくわからないから、本当にチェルカ君?あとで色々とお話しようか……?」

「ストーップ!先生も、サクラも。今回は別件で呼んでるんだからちょっと抑えて。」

「う……ごめんなさい。」

「わかってるよぉ~?それで、チェルカ君案件ってことで呼ばれたけれど、本題を教えてほしいかなぁ。リーちゃんから軽くは聞いてるけど、詳細を君から教えて欲しいなぁ」


先生とサクラさんはすっと引き、改めて椅子に座り直します。

私はリードをちらっと見ると頷いたのでどうやら、この面々で一度攻略を立てるようですね。

それに、ダメでもこの話が広まれば誰かが攻略してくれるでしょう。

本来の目的はあくまでもスライムであり、攻略は人任せで問題ないのですからさっさと話してしまいましょうか。



※※※


「まぁ、こんな経由で黒狼。狼王を討伐してほしいなって思って今回リードを頼ったわけ。」

「うーん……序盤でこれは無理じゃないかなぁ?」

「私もエンドコンテンツに近いものだと思う。」

「これは……私たちでは荷が重いかしら」

「荷が重いどころではないと思うのである。」

「正直……軽い気持ちだったが、挑んでみたいとは思うが……呼ぶならそれこそ、リードクラスじゃないと無理だろ。」


全員顔が険しい。唯一氷系が効くかも知れないと話しましたが、先生曰く現段階で武器による属性攻撃が見つかってないため、魔法系統になるとのこと。

あの本にはもう一箇所大きな弱点があるみたいなことは書いてありましたが、結局読めなかったから意味がないです。


「うーん。しかも呼び出すフラグはきっとあれだろぉ?」

「多分……討伐したボス素材を囮に使うとかかなって。」

「だよねぇ?そのあたりリーちゃんはどう思ってるの?」

「んーまあフィールドボスはもう一度行ってもいいかなって思ってるかな……?それに、こんな序盤にそんなボスの存在を知っちゃったらほかのところに行く前に倒したいですし。」


リードはこの話を聞いた時からワクワクしていたので、そういうとは思っていましたが、もしこれで現状倒せなかったらリードはずっとこの街にいるのでしょうか?


「しかし、そうなると一度行ってみるのがわかりやすいのである。」

「もしかしたら、フィールドボスと同じ戦法がとれるかもしれねえしな。」

「リード、私たちも参加したいのだけど。」

「いいの?だったら助かるよ!」

「さて、それなら一度フィールドで実験してみるかい?その方法で現れるかどうか。」

「じゃあ私は他にも何か載ってないか本を探してくるよ。」

「ん?チェルカちゃんは来ないの?なんだったらレベル上げとか手伝うけど」

「んーさっきの説明でも言いましたけど、私は黒狼の討伐後が目的なので、討伐に参加するつもりはないんですよね。」

「無理強いをするのも酷である。」

「戦闘も楽しいと思うんだけどな変わった嬢ちゃんだな」


余計なお世話です。それに、もしかしたら【言語】のレベルが上がれば弱点などもちゃんと読めるかもしれません。そういうところで私はサポートをするんです。


「とりあえず、これから一度出来るか色々と実験ってことでいいよね?チェルカもこっちが終わったらもう一回集まってくれると嬉しいんだけど良い?」

「それは良いよ?こっちからお願いしていることだし。」

「うんうん。そうと決まればとりあえず行こうかねぇ。そうそう、チェルカ君には一つ調べておいて欲しいことがあるんだけど良いかな?」

「何先生?」

「本当ならば僕のレベルがあがったりとか色々としたあとに調べたいことなんだけど、今は少し時間もなにも足らないからねぇ……。ということで複合属性や、状態異常。もしくはそれに連なる何かを調べておいて欲しいんだけど良いかな?」

「なるほど……わかった。」

「助かるねぇ。さぁ!それじゃあ西の草原に行くかねぇ」


先生達はそのまま西の草原へ向い、私は教会へと向かいました。

新機能の誤字脱字報告をONにしてあります!

今まで感想でご指摘していただいた方々ありがとうございました!

早速誤字脱字報告でご指摘くださった方ありがとうございます!

あれ、すごいですね。ほぼワンクリックで修正ですよ……


まあ解釈違いとかもあるので、これからも感想でのご指摘はまってます!

……なくせという話なんですけどね、本当作者が不甲斐なくて申し訳ないですわ。

ということでこれからも頑張っていきますのでよろしくお願いします!

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