落ちる
ども
これが処女作となります。
誤字脱字や稚拙な文が目立ちますので感想などで指摘していただくと嬉しいです。
弾丸が頬を掠めた……
時間が経てば経つほど弾丸はその勢いを増し私に加虐なまでの暴力を振るった。
その暴力は私を覆っていた装甲を抉り取り、その破片は宙を舞い大気に溶け込むかのように消えていく。
体が痛い。
魔力で守られているが弾丸は突き刺さる。
そしてその痛みは私の顔を酷く歪ませた。
「ふふ…お姉様は今とても素敵な表情をしていますわ」
響き渡る銃声の中でもその声ははっきりと聞こえた。
「さい…ですかっ‼︎」
右腕に装備した銃のトリガーを弾いた。
銃口から吐き出される弾丸は装甲に直撃するたび火花を散
らせ甲高い金属音を響かせながら全て弾かれた。
「クソっ」
悪態を吐きながらまたトリガーを弾いた、それが意味の無い行動だとわかっていても。
「お姉様〜今まで格下に見ていた者にやられる気分はどうですか〜」
「……」
「何か言ったらどうですかっ‼︎」
その言葉と同時に彼女から閃光が放たれた。
それを見た私の頭はガンガンと警鐘を鳴らす。
しかしその閃光は私を襲った。
残っていた僅かな装甲は虚空に消え膨大な熱は肌を焼いた。
激痛を感じる暇もなく体は地面に打ち付けられる。
遅れてきた痛みで私は地面に倒れふしながらで悶えた。
多分側から見れば酷く見えているだろう。
「お姉様…そろそろ最後にしましょうか」
彼女は私に近づきながらそう言い放ち銃を構えた。
「さようなら、私の愛しきお姉様♪」
その声と共に私の意識は深い闇へと沈んでいった。
批評やブクマお待ちしてます。