エピローグ
北部国境付近での戦闘が終了した後も、南樺太では戦闘が継続していた。
直利達のように、停戦合意後に投降した部隊もあったが、停戦後に避難する民間人に無差別な機銃掃射をするソ連軍を目の当たりにして、最後まで徹底抗戦する日本部隊や、停戦交渉へ向かった日本軍将校が、ソ連側に撃ち殺され停戦自体を受け入れられず、全滅した部隊もある。
それぞれの戦場で、日ソ両軍で様々対応の違いがあった。
樺太の戦いでの日本軍の抵抗は、ソ連側の想定以上であり、直利らが時間稼ぎした貴重な数日は、日本の降伏文書調印前に北海道侵攻を予定してたソ連側の目論みを阻み、北海道への戦火の拡大を阻止したのである。
ソ連軍に捕虜となった直利らは、その後シベリアへ抑留され奴隷的強制労働を課せられた。
待遇に反発した直利と元直属の部下6名は、捕虜収容所から脱出し、何度か捕虜収容所を襲撃していたが、全て失敗に終わりその後の消息は不明である。
この小説を語られる事が少ない、樺太の戦いで亡くなった英雄達に捧げます。
直利と満子は、私の祖父母をモデルにしてます。(実際の直利はシベリアから戻り私の母が産まれました。)
時間経過や場所は、史実を基にしておりますが、戦闘内容や登場人物はフィクションです。
一日の連続投稿で完結させました。
これからは、地球へ転移してきた地下迷宮都市~セシリア札幌戦記~<http://ncode.syosetu.com/n9984dj/>
の更新に戻りますのでよろしくお願いします




