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第七話 真実(樹)
第七話 真実(樹)
「おばさん、どうしたの?」
「あのね、樹、あそこの背の高い男の人鋳るでしょ。」
「ああ、響ちゃんのお父さんね。」
それがどうしたのかな…
「あの人は…樹のお父さんなの。」
は?
いや…あれは響ちゃんのお父さん…
まさか!!
「私と響ちゃんは…双子?」
「そういうこと。」
ビックリしたけど納得した。
「だから…似てるんだ…」
「響ちゃんも、今、お父さんにこの話を聞いてると思うから、二人で話してみて。」
「うん…わかった。」
その日の夜、私は明日なんて話すのか…そればかりを考えていた。