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第六話 真実(響)
第六話 真実(響)
私達は今、A学院の前のファミレスに向かっている。
「ホントに何の話なんだろうね~」
「お互い、話された内容、後で教えあおうね。」
「うん。」
少し話しながら歩いているとすぎについた。
「お父さん。」
「響。きたか。」
「うん。じゃあ、樹ちゃん、またね。」
お父さんの真剣な表情に緊張する…
「実はな…、あの子、田中 樹ちゃん。響の……」
「私の?」
「双子のお姉ちゃんなんだ。」
「え…?」
私と樹ちゃんは双子?
双子なの?
本物の…血のつながった…?
じゃあ…樹ちゃんのお母さんは私のお母さん…?
私は、一人っ子じゃなかったの!!!!!