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第五話 すべてが一緒?
第五話
「響。」
「なに?お父さん。」
「話があるんだ。」
「どうしたの?何の話?」
「じゃあ、今日20時にA学院の前のファミレスで。」
「うん…わかった。」
どうして今、話さないんだろう。
わざわざ、ファミレスで?
「もう6時30分だけど、電車大丈夫か?」
「あ!!!やばい‼いってきます‼」
私は家を飛び出していった。
「響ちゃんおはよー!」
「おー、樹ちゃん‼おはよー。」
校門で樹ちゃんがまっていた。
「今日ね、おばさんにそこのファミレスに20時に来てっていわれたの。」
「えっ!そうなの!わたしも!」
「おばさん達、私と響ちゃんがどんだけ似てるか見比べたいんじゃないの?」
「まさか~(笑)」
私と樹ちゃんは何から何までソックリだ。
親友とソックリで、うれしいけどちょっとフシギな感じ。
どうしてこんなに似ているんだろう。