表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

昔の拙作。

作者: たんぽぽ

また死んだ。


これで何回目だろう?



10回?20回? いや、もっと。



100回?200回? それ以上。




未だにあの人の死は回避できない。




いつになったら成功する?


あと何度繰り返せばいい?



――――やはり無理なのだろうか。


『未来は変わらない』それが掟のこの世界。


それならば、彼の死もまた『変わらない』だろう。








……いや、ようやく変わり出した。


何度も繰り返したからだろうか。


彼女達の言動も、危険な事を回避することも、あの子の死を救うことだってできるようになった。




それなら、あの人の死だって無かったことにできるかもしれない。






「今度こそ。」



そう呟いた彼は、過去へと続く真っ黒い扉へと飛び込む。










そこが、閉じられた幻想の世界だということにも気付かずに。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ