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第2話 第13章 お二人は百合姉妹ですか!?


「ルカ、お風呂入れるよー」


夕食を食べ終わった後暫くしたら


『お風呂が沸きました』


と、音声アラームが聞こえた。

今日初めて使った訳では無いがあまりデジタルには慣れていない。


今までがアナログだったからな。


「お風呂ですか!?嬉しいです」


野宿生活は結界でお風呂に入っていた、とは言え落ち着かなかっただろう。


久しぶりなのか相当嬉しそうだ。


……まだ制服のまんまだが…。


「ルカ…着替えとか持ってきてるの?」


「…え~とですね…」


何なんだこのリアクション。


ルカは自分の家を設定し忘れたのもおろか、荷物を何一つ持ってないのか!?


「…持ってないのね?」


「はい……」


「ちょっと待ってて、私の服持ってくるから」


私のクローゼットには生前、男だった時の服がレディース物になってまんま残っている。


これは確認済みなので無いという心配は無い。


「取り敢えず…これと、これ。それはパジャマに使って。後の服は部屋着に使っても良いし、外出用でも使えるから」


自分でもレディース服は勝手が分からないので

セットに成りそうな物や、好みが分からないので

シンプルな物を渡した。


「随分とシンプルですね?こういう物がお好きなのですか」


「いや…適当に持ってきただけだからね?」


「ありがとうございます。ではお風呂に入りましょう」


テレビを着ける為リモコンを掴もうとしたら、ルカが手を掴んできた。え?


「あの……ルカ?リモコン取りたいんだけど…」


「何を言ってるんですか?一緒に入るんですよ」


「……え、ええぇぇぇええ!?」


な、な、な、何言ってるんだルカは!?


一緒に、入る?先ほどの


『同じベッドで寝ましょう♪』


より衝撃的だ。


ルカは本当に私が男の心を所持しているのを忘れたのではないか?


「そんな驚く事でも無いじゃないですか~」


発言も何故か似ているし!?


「わ、わ、わ、私は宿題しないといけないから後で入るよ!」


この展開だと再び押し切られてしまう…!


同じベッドで寝るならまだ耐えられるにしても…お風呂に、一緒に入るのは…。


しかもルカって仮死空間で聞いたところ15だったような……。


…私犯罪者扱いされる!?


「ほら!行きましょう!」


そんな心配事と反比例して高まっていくルカのテンション。


項垂れてダラー、となった私の腕をぶんぶんと振っている。

まるで駄々を捏ねる子供みたいだな。


なんて…落ち着いていられないね…。


「離してよ~、まだ犯罪者になりたくない~!」


私なりに抵抗してみようと思う


その手段。


1 ルカの様に駄々を捏ねる


「やだやだやだ~!一人で入るの~!」


「………カシャッ」


「何で写真撮ってるの!?今すぐ消去して!」


「いえ、お師匠様の声と容姿でそんな駄々捏ねられると萌えて仕方ないです」


…………………


2 宗教上の理由を使う(無宗教だが)


「さあお風呂に入りましょう♪」


「ま、待って!私宗教上の理由で同性とは言え裸を見せられないの!」


「へぇ~、因みにどんな宗教ですか?」


「え!?…え…と……」


「あれぇ?宗教上の理由って何ですかぁ~?」


「えっと…き…」


「き?」


「き…き…」


「無いんですね。じゃあお風呂行きましょう」


……………………


3 実は女性に興味無いんだ、と言ってみる


「さあお風呂に入りましょう♪」


「ルカ、私同性に興味無いんだ。だから諦め――」


「じゃあ問題無いですね。行きましょう」


「え!?ちょっと!」


……………


あ、手段が無い。


解決法は……。


あ。


「私凛に勉強教えて来ないといけないから行ってくるね?」


学校でそう頼まれてたっけ。忘れてた。


そそくさと準備を進めて部屋を出た。


後ろから聞こえてくる声は…まぁ無視しよう。




… … …… …


「ここは中点を求めてから計算するの。だから公式を使って――」


「あ、そうなんだ~。……公式教えて♪」


「教科書に載ってるよ♪」


「ぶ~、ケチ」


「そんな事言ってると…もう勉強これっきりだよ?」


「それだけはーー!」


あぁ…勉強を教えている時は和めたなぁ~。


ただ。


終わった直後に


「一緒にお風呂入ろーーー♪」


ルカと全く同じ事を言ってきたからビックリしたよ。




今日の格言


二度ある事は三度ある

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