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第2話 第5章 無意識に設定が反映されてます

くぁ…眠い…。


進行が…遅くなってしまう…。




…zzz

「君を紹介する前に前振りしたいから、教室の扉で待っててくれ」


A組に向かう廊下で、そう言われた


「え…ガラス越しに見えてしまってバレバレじゃないですか?」


「ん?扉の硝子に届く身長か?」


「ぅ…、届かないです…」


「じゃあ問題ないな」


このドSがぁ!人が一番気にしてる事を!


「んじゃ、ここで待機」


「はい…」


ショックを受け意気消沈。その私を放棄して教室へ入っていった。


「ハードル…上げないでほしいなぁ…」


淡い期待を寄せる



………教室


「今日は特に伝える事はなーし、と言いたかったが…。知ってる人も居るだろ、転校生が来てる」


藍森がそう伝えると教室から歓声が聞こえた。

ちょ、ちょっと先生…頼みますよ…?


「まぁまぁ、そう騒ぐな。逃げたりはしないよ。

簡単にだが言っておこう。転校生はイギリスの小中学校を卒業してる帰国子女だ、英語ペラペラだぞー。オック○フォード大の跳び級を蹴って

ここに来たらしいー」


…はぁ!?何なんですかその設定!どちらかと言うと仮死空間からの帰国子女ですよ!


「スポーツも出来るらしくオリンピック候補生だったそうだ。100メートル10秒で走れるぞ」


もう嘘ばっかりじゃないですか!

何ですか100メートル10秒って!カール・ルイスですか!


「ま、そんな事言ってると広辞苑並のページ数になるから、またの機会にしよう。

んじゃ入れるぞー、入ってこーい」


やっとですか…もう疲れましたよ…


『失礼します』


そんな表情を見せると友達出来なくなってしまうから笑顔で入っていった。


『本日よりお世話になります。

柊雪華です。よろしくお願いします』


…知り合いにこう…深々と挨拶するのは照れるな…。相手は知らないけど。


クラスのみんなはガヤの様に『よろしくー』と言ってくれた。


「えぇい!騒ぐな!二日酔いに響く」


空気が読めない先生を放って置いて。


「まぁ…柊の席はー。どこでも良いや。

おい、学級委員。適当に決めとけ、5分で」


先生よく教員採用試験受かりましたね?

職務怠慢ですよ。税金泥棒です。


…言ってるそばから教室を出るな!私を完全放置じゃないですか!?


「はぁ…不安になってきた…」


先生にわざとらしくそう言ったのだが…



『柊ちゃん!我々男子一同は柊ちゃんを歓迎します!!』


…塊を作っていた男子達から返事がした。


あの…用は無いのですけど。


「ひぅ!?」


あ、あれ?何故怖がってるのだ、私は。


…あ、確か設定の時にルルが男性恐怖症を押してたからそれか…?


体が少し浮いたぞ。




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